二人の距離が近すぎて素直になれなくて、友達以上恋人未満・・・。
オーソドックスなラブコメで可もなく不可もなくベタな物語。
時代を反映したものではないし、哲学的な深さもない。
少女漫画風なのでリアルに共感できる内容でもないけど、
だからこそ、少し懐かしい気もしたのよね。
私感ですが、最近の映画って
“観客の共感を意識した作風”か
“理解出来る観客だけに向けて作っている監督の自己満足映画”か
大きく分けて2つに1つなんだもん。
でも、この作品はそのどちらでもなくて、
“観ながら気軽に楽しんでほしい”
というエンターティメントの原点に回帰した作風のような気がするの。
ほろ苦く爽やかで昔のハリウッドの恋愛映画みたいな感じ。
ラストは『卒業(1967) - goo 映画』のパロディ？だけど、
清らかな作風は80年代の青春映画
『恋しくて(1987) - goo 映画』『セイ・エニシング(1989) - goo 映画』を思い起こしましたよ。
山の景色はそれなりに綺麗だったけど、映像にこだわりを感じなかったので、
映画館で観る程ではなかったな。
（レンタルDVDで充分だったかも？）
だけど、出演者達がほのぼのと演じていたのは良かったです。(^-^)
P.S.
私は先日【モディリアーニ展】へ行って来たので、
ハンナ〔ミシェル・モナハン〕の台詞の中に“モディリアーニ”という言葉があってビックリ☆
【モディリアーニ展】へ行ってきました。