~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

『大奥』。

2007-01-03 20:51:48 | 映画【日本】
大奥の女性達を特別な人物ではなく、ごく普通の一人の女性として捉えているのが
TVドラマシリーズから人気を得ている理由なのでしょうね。
映画版『大奥』でも女の嫉妬・憎しみが描かれていて、
女優達の表情も時に恐ろしかったりするけど、
根底には女心の寂しい性が伝わってくる。
   陰謀に陥れる側
   陰謀に陥れられる側
どちらにも気持ち的にわかる部分があった。

大奥総取締・絵島役:仲間由紀恵はまだ若いのに風格がありました。
昔は恋愛ドラマの恋敵役が多かったけど、
近年は自分の個性を活かせる作品に恵まれ、人気&実力共にトップ女優に大成しましたね。
仲間さんはコメディもシリアスもこなせる巧みな表現力がありますね。(*^-^*

歌舞伎役者・生島役:西島秀俊は気品があってハマリ役。(*^-^*
【笑っていいとも】のテレホンショッキングのコーナーに出演した時、
「チャンバラをやってみたい。」
と仰っていた西島さん。
私も西島さんのチャンバラ(剣術)を一度観てみたいです。
西島さんは相手の演技を受けて演じる
感情を抑えた“受け身の演技(静の演技)”
を要求される役回りが多い?ように観受けるけど、
昨秋に公開された『LOFT』では感情を激しくぶつける演技をされていた場面があって、
彼の隠れていた男っぽい魅力(潜在資質)を発見したような気がしました。
まるで、若い頃の松田優作さんのようなワイルドさがあってカッコ良かったです。(*^-^*
私的には、相手や運命を思いっきり翻弄し惑わせ狂わせるような
“攻めの演技(動の演技)”をする西島秀俊をもっと観てみたい。

絵島生島事件に着想を得た脚本ではあるけど、
この作品の物語自体は史実とは異なる部分もあるフィクションのようですね。
何が悪い、誰が悪いと言う事ではなく、
そういう事もありえるような時代だったのでしょうね。

ドロドロした愛憎劇を期待する人には物足りなく思える作品かもしれないけど、
ドロドロ系の物語が大苦手で、純愛物語が大好きな私には満足できた作品でした。(*^-^*

6 コメント

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トラバ・コメントありがとうございます (ひらりん)
2007-01-19 03:17:34
フジテレビは嫌いじゃないんですが・・・
映画にするなら、映画でしか出来ないモノを作って欲しいですね。
ストーリーは大奥ものとしては、
純愛ものだし・・・
面白いとおもいました。
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そうですよね。 (BC)
2007-01-21 13:59:02
ひらりんさん、ようこそ♪

>映画にするなら、映画でしか出来ないモノを作って欲しいですね。

そうですよね。
スクリーンならではの作品になるようにもう一工夫してほしかったですよね。
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TB返し&コメントありがとうございました (mine)
2007-01-27 12:19:43
「大奥」シリーズはTVでも全く見ていなかったもので
こんなもんなんだ、って感じで
それなりに楽しんで見ました。
でも確かにもっとドロドロでもよかったかも
映画版なんだから。

もう1本TBさせてもらいました!
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華☆ (BC)
2007-01-28 19:49:12
mineさん、ようこそ♪

私もTVシリーズは時々しか見てなかったので、
それほど詳しくはないのですが、
TVシリーズのヒロインは地味な印象の若手女優さんが多かった気がします。
仲間由紀恵が一番”華”があったような気がしますね。(^-^)
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こんばんは! (猫姫少佐現品限り)
2007-02-03 01:38:15
echo&コメ、ありがとうございました!
この映画、この絵島の心情を理解出来ない方が多いと思っています。
どうしてこんなすてきな純愛が、わからないのかなぁ、、、
一生に一度だけのちぎり、あとは余生とまで言える程の、、、
すてきなお話でした。
またよろしくお願いしますね。
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永遠の純愛。 (BC)
2007-02-04 20:30:10
猫姫さん、こんばんは☆

>一生に一度だけのちぎり、あとは余生とまで言える程の、、、
すてきなお話でした。

永遠に愛する人を想い続けるすてきな純愛ですね。(*^-^*

これからもヨロシクです。(*^-^*
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