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周囲の人達と気が合わなくても馴れ合いで
無難に付き合う事(社会に染まる事)が要求される現代社会・・・。
だけど、シャンルン〔ジェイ・チョウ〕とシャオユー〔グイ・ルンメイ〕はそういう馴れ合いを善しとしない・・・。
ありのままの自分の感性が赴くがままに最適な人との結びつきを手繰りよせている。
生き方は不器用で常人的ではないが崇高な心はピュア。
シャンルンは父一人、シャオユーは母一人。
片親同士の二人は音楽というシンパシーを共有している感覚的な双子のようにも感じて、
クシシュトフ・キェシロフスキ監督作を思い起こした。
クシシュトフ・キェシロフスキ - Wikipedia
特にキェシロフスキの遺稿をトム・ティクヴァが監督した『ヘヴン(2001) - goo 映画』
に通じる神話のように私は感じた。
シャオユー役:グイ・ルンメイの儚げな佇まいが印象的でした。
ショートカットで透明感のある面差しは元オリンピック水泳選手の岩崎恭子さんに似ているような。
ジェイ・チョウは演技は朴訥としているけど、演出はきめ細やかですね。
音楽と映像だけに頼るクリエイトなミュージックビデオにならず、
ありふれた淡い青春映画という域にと留まることなく、
神聖な映画として成立させているのが凄いと思います。
ピアノ王子とのピアノバトルは迫真のエネルギーが伝わってきたし、
哀切な音楽も秀逸。
音楽映画として観ても質が高い作品。
たたみかけるような劇的なクライマックスは「じーん」とせつなくなったけど、
ラストシーンは不思議と温かい気持ちになりました。
P.S.
モダンなデザインのブレザー制服が良かったです。
日本のドラマ『野ブタ。をプロデュース』の制服に似ているような。
『野ブタ。をプロデュース』第1・2話の感想。(再放送)
あと、KinKi Kidsの堂本光一や堂本剛が10代の頃に出演していた
学園ドラマの制服などを思い出して懐かしい気持ちになりました。
あのラストも忘れられない衝撃でした。
>シンパシーを共有している感覚的な双子のようにも感じて
おお、そうですか
"運命的"とか"神秘的"という言葉がぴったりの
素敵なラブストーリーでしたね~
全体に流れる音楽もステキで、ジェイ・チョウのセンスを感じました♪
そうそう、「青の時代」「若葉のころ」も
ああいう堅苦しい感じの制服のイメージでしたよね!
コメントありがとうです。(*^-^*
キェシロフスキの世界観は観て考えるというよりも
観て感じとり想像を膨らませていく感性派の世界観だから
感想を言葉で表現するのは容易ではないですよね。
『ヘヴン』は2003年マイベスト外国映画1位です☆
神秘的な結びつきを描く物語が私は大好きなんですよ。(*^-^*
ジェイ・チョウは多彩な才能のある人ですね。
もしもこの作品を日本でリメイクするとしたら
脚本は野島伸司か小松江里子が合いそうですね。
初めて「イニシャルD」で彼をスクリーンみた時に何故彼なのか分からなかったの。
たぶん初映画、初主演のためか緊張していたし、周りがよかったでしょう?
で、彼のこと全然知らなくて何者?と思ったら台湾のスーパースターときいて驚いたのも記憶に新しいです。
演技は無難にこなしていますが感情表現が少ないので、地味に感じますが、やっぱり存在感はありますよね。
才能ある人って力の出し方模索しているんでしょうね。
こういうタイプって日本にはいないですよね。
トラックバック&コメントありがとうです。(*^-^*
私は『イニシャルD』は観ていなくて、
『王妃の紋章』が初ジェイ・チョウだったんですよ。
でも、その時はコン・リーやリウ・イエに目がいっていてジェイにはあまり注目していなくて
『カンフー・ダンク!』もシャーリン・チョイやチェン・ボーリン目当てでした。
香港映画やアジア映画に詳しい映画仲間はジェイに関して
「穏やかな甘い声のファンも多いみたい」
と言っていたからアイドル系エンターティナーなのかな?と思っていたので
『言えない秘密』を観て彼の才能に驚きました☆
歌手から映画監督までする多彩な20代の人って日本にはいないと思うし、
アジアや世界でもジェイだけでしょうね。
ジェイは演技に関しては自分の魅せ方をつかみきれていない感じはしますね。
でもそういう純朴さが彼の持ち味となり存在感を与えているのかもしれないですね。
20代後半なのに学生服姿に違和感ないし、
際立った顔立ちではないけど学生服が似合っていたと思います。
演出に関しては細部にこだわって丁寧に演出していて、
自分の母校で撮影したというエピソードも心温まりますよね。
ジェイは映画を大切にしているのでしょうね。(*^-^*
いや~、なんともいえない感慨を覚えました。
正直、ちゃんと理解できたんだろうか?ってところなんですけど、
ピアノ(!!)も、映像のすばらしさも再確認したく、すぐにもう一度観たい!と思いましたよ。
>ありのままの自分の感性が赴くがままに最適な人との結びつきを手繰りよせている。
>生き方は不器用で常人的ではないが崇高な心はピュア。
まさに同感です!
神秘的な結びつきって信じたい・・と思いました。
ジェイ・チョウにとって音楽は、私たちが接する感覚とは別次元の、
もっと神聖な世界のように感じるのですが、
それを形にした作品だと思いました。
静かな前半~“秘密”が明かされる後半のクライマックス~ラストまで、
まるでひとつの曲のようでした。
私的には、大林宣彦監督の世界を思い出しました(パンフにもそう触れられていました)。
70年代の日本の高校生って、あんな感じだったなあ(遠い目・笑)。
シャンルンとシャオユーのピュアな魅力が昭和の香りを感じさせてくれたように、
ときに台湾映画から、その懐かしさに触れることが少なくないのです。
脚本が「ベルベット・レイン」(時間軸の使い方が凝っていた)のトー・チー・ロンと聞き、
なるほど~!と思ったのでした。
コメントおおきにです。(*^-^*
>ジェイ・チョウにとって音楽は、私たちが接する感覚とは別次元の、
もっと神聖な世界のように感じるのですが、
それを形にした作品だと思いました。
スクリーンに楽譜(音符)を綴るように
シナリオを想い描き創り上げていったのでしょうね。
>静かな前半~“秘密”が明かされる後半のクライマックス~ラストまで、
まるでひとつの曲のようでした。
時に穏やかに時に駆け抜けるように
ピアノでメロディを奏でるような繊細なタッチの演出でしたね。(*^-^*
>大林宣彦監督の世界
70年代・80年代前半頃のノスタルジックな薫りがしますね。
『ベルベット・レイン』未見なんですよ。m(_ _)m
ジェイ・チョウと共に脚本を手掛けたトー・チーロンは
ジェイと同じ1979年生まれの才能ある若手脚本家のようですね☆
>時に穏やかに時に駆け抜けるように
ピアノでメロディを奏でるような繊細なタッチの演出でしたね。(*^-^*
そうなんです。思い返すと浮かんでくる場面がたくさんあります。
リンゴのエピソード、シャンルン親子の食事場面、ダンスシーン。。。
シャオユーが「背中が好き」と言う場面がありましたが、ジェイの背中、私も好き(笑)。
ムキムキしてないけどがっちり系ですね。
学生服に違和感がない年齢で、気恥ずかしいほどのピュアなやりとりが自然にできるジェイはすごいな、思います。
「頭文字D」の鈴木杏ちゃんとのデートシーンはもっと気恥ずかしかったんだけど、
結末にむけて、彼の、それを伏線にする演技は見事だと、この「言えない秘密」を観て改めて気付きました。
コメントおおきにです。(*^-^*
yuanさんはジェイの背中がお好きなのですね♪
ジェイは若作りしている訳でもないのに、
実年齢より一回りぐらい年下の高校生役を自然に演じられるのが凄いですね☆
『頭文字D』では鈴木杏との共演だったのですね。
鈴木杏はグイ・ルンメイよりも年下ですよね。
かなり年齢差ありますよね。
P.S.
逆に年上の女性とのラブストーリーを演じるジェイも観たいなぁ~。
年上の女性とのラブストーリー、観たい観たい。
きっと当たるよ~(笑)。
>ジェイの背中
ブレザーもグレーのセーターもよかったけど、
夏服のシャツもさわやかでした。
グイ・ルンメイも、グレーのセーター姿が清楚でよかったです。
マフラーやタイブラウスとのコーディネイトが素敵でした。
(スマートじゃないと似合わないなあ(苦笑))
コメントおおきにです。(*^-^*
私的にはアメリカ映画『ぼくの美しい人だから』のようなスーツを着こなす大人のジェイも観たいな♪
グイ・ルンメイはさりげない着こなしが良かったですね。
グイ・ルンメイは華奢だけど清潔感があるから地味なファッションでも似合いますよね☆