~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

『明智小五郎の事件簿-黒蜥蜴/TUXEDO JAZZ』〔宝塚大劇場 花組公演〕

2007-03-18 13:46:55 | 舞台・宝塚歌劇
ミステリーというよりもラブストーリーなのね。。。

BC的には”明智小五郎”と言えば
子供の頃に見ていた土曜ワイド劇場の【明智小五郎】シリーズのニヒルな天地茂さま。
変装していたフェイスマスクをサッと外すお約束?の場面が素敵☆
今回の宝塚版でもそういう魅せ場を作ってほしかったよなぁ~。
まぁ、某スポンサー主催の観劇会(貸切公演)ならではのアドリブが効いていて笑えた場面もあったんだけど。。。

トップ娘役の桜乃彩音は風格あるし、演技にメリハリあるし、悪女的な目の使い方が実に上手いです。(*^-^*

トップ男役の春野寿美礼は可もなく不可もなくという感じ。
トップスターになってからの春野はなぜかパッとしない。
愛華みれがトップの頃から注目していたけど、
その頃の春野は貴族的な気品が際立っていて、
立っているだけでも絵になる存在感があったんだけどなぁ~。
春野は男役としてはそれほど背が高くないし、顔も濃くない。
主役としては地味なのかしら?
それとも演出家が既存の春野寿美礼のイメージに頼りすぎ?
湖月わたるの得意分野?ラテン系の弾けた役に挑戦するとか?
春野のイメージとは対照的な意外性のある役に挑戦してみても良いのでは?

一番良かったのは2幕『TUXEDO JAZZ』の矢代鴻の歌声。
力んで低音で響かせる宝塚流の歌い方ではなくて、
キチンとリズムに合わせて情感をこめて歌い上げる芳醇なジャズの歌い方が見事で聴き惚れました。(*^-^*

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