~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

『エンドレス・ラブ』・・・ ※ネタバレ少々

2008-01-04 01:25:23 | 映画【アメリカ】

エンドレス・ラブ(1981) - goo 映画

ハイティーンの悲恋モノではあるけど、ベッドシーンは多く、
“淡い恋”と言うよりかは“成熟した愛”
と言う印象すら受けますね。
心は幼く未成熟だけど、肉体関係は大人の男と女の域に達している・・・。
それゆえにいずれ親たちも主人公2人:ジェイド〔ブルック・シールズ〕と
デヴィッド〔マーティン・ヒューイット〕
の愛から、新たな愛(人生)へと目覚めていく者もいる。
理屈で考えれば主人公2人は上手くいくはずがないし、
別れた方が良いのは一目瞭然。
だが、それでも歯止めが利かないのは“ひと時の恋”ではなく“永遠の愛”だから・・・。

この作品の主題歌は名曲だけど、作品的には評価が高くないそうですね。
でも、私的にはそんなに悪い作品だとは思わない。
描き方は重いし、ラストも唐突だけど、
観た人に想像を委ねるという意味合いではこういうラストもアリだと思う。

私がこの作品を初めて観たのは高校生の時にビデオで観たので、
その頃は多感な主人公2人には共感出来ても、
親の心情までは理解出来ずにいたと言うか、
理解しようとはしていなかったと思う。
だけど、10年以上経った今、この作品をDVDで観て
少しは親の心情もわかるような気がした。
親たちも初恋を経てきた男と女・・・。
そして、この主人公2人の恋愛(人生)の先輩であるように思えた。
親たちは主人公2人に自分自身の原点を見ているような気がしました。


P.S.
ジェームズ・スペイダーがジェイド〔ブルック・シールズ〕の兄役で出演。
トム・クルーズがデヴィッドの人生を狂わせる一言を
助言してしまう友人役で1シーンだけ出演しています。
ジェームズ・スペイダーとトム・クルーズはこの作品が映画デビュー作。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。