~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

●『ぼくらの七日間戦争』○ ※ネタバレ少々

2011-08-16 22:25:05 | 映画【日本】


  ぼくらの七日間戦争 - goo 映画

エレーナ
花火

校則に反発して廃工場に立て篭った中学生達と教師・親など大人達との戦いを描く。
宗田理原作の同名小説を映画化。

「皆にひと泡ふかせてやろうよ!」
公開当時、私は中学生だったので懐かしかったな~。
“オン・ザ・眉毛(前髪は眉毛の上の長さ)” “エスケープ(学校をズル休み)”流行語も生まれたね。
80年代前半は校内暴力が吹き荒れていた。
そして、この作品の80年代後半は団塊ジュニア世代で無気力な子が多いと言われていた中で
校則厳守の学校に対峙しようとする中学生の物語が衝撃的で大ヒットしたんですよね。
中学生達のキャスティングは子役出身の安孫子里香以外は
演技経験の少ない人や無名の人を揃えていたので
演技はぎこちなくても先入観なく観られたのは功を奏していたような気もします。

学級委員長役は宮沢りえ。
同級生達に「学級委員なんだからなんとかしなさいよ!」と文句言われてキレル場面では
「今まで怒ったことないから上手く出来ない。」と当時メイキングで語っていた記憶があるな。
それが今では演技派女優に大成したよね。
宮沢りえの女友達役二人。
先生に前髪切られる役の五十嵐美穂。
この映画の後は学業専念の為に芸能活動休止したみたいでそのまま引退したのかしら?
眼鏡をかけている役の安孫子里香。
その後も女優活動はしていたものの結婚を機に引退したそうです。

男子生徒のリーダー格役は菊池健一郎。
ホント、カッコ良くて、当時は雑誌の切り抜きを集めていたし、CDも買いましたよ。^^
優等生役は大沢健。
当時は声変わり前?な感じで小柄であどけない感じでしたね。
大沢健や菊池健一郎は今でもドラマで見かけるけど、工藤正貴は見かけなくなってしまったな・・・。

堅物な教師役に佐野史郎、良心的な教師役に賀来千香子。
後の冬彦ドラマを思い出してしまったよ。(^-^;

今から23年前の作品なので、当時の中学生が20代前半で結婚して子供がいれば
今では中学生ぐらいになっていたりするんですよね。
今の子供はもっと内向的な気もするからこういう風に思いきった行動に出る子供はいないんだろうな・・・。
と言うか、今の子がこの作品を観たらどういう感想をもつんだろう?
そういう事を思ったりしましたよ。


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