~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

□『7番房の奇跡』□ ※ネタバレ有

2014-02-18 01:16:11 | 映画【韓国】


  『7番房の奇跡』:公式サイト

ランドセル

刑務所に送られた知的障害の父と娘の絆を描く。
2013年の大鐘賞(韓国の映画賞)で4部門を受賞。
韓国映画で観客動員歴代3位の記録を樹立した作品。

韓国版ポスター(トップ画像:左)と日本版ポスター(トップ画像:右)では
全く印象が異なるけど、韓国版ポスターのほうが作風に近い感じ。
シビアな題材を扱ってはいるけど、ユーモアのあるタッチで描かれているから。

韓国版『神さまがくれた娘』みたいな感じかしら?

 『神さまがくれた娘』 ※ネタバレ有

知的障害の父親としっかり者の幼い娘の設定がね。

ハーモニー 心をつなぐ歌』を観た時も思ったけど、

 『ハーモニー 心をつなぐ歌』・・・ ※ネタバレ有

韓国の刑務所は部屋に小物も置いてあるのね。

警察庁長官(でしたっけ?)を娘思いの主人公を脅して供述させる悪者として描いている。
冤罪容疑をかけられた主人公も気の毒だけど、
幼い娘を失った警察庁長官のほうが被害者なんですよね・・・。
突然、娘を奪われた哀しみを掘り下げても良かったのでは?

なので、内容的にノリきれなかったけど、
気球に乗る場面の主人公のナレーションの話し方がしっかりと温かくて
普通のお父さんぽくなっていたのが印象に残った。

知的障害者と言っても千差万別なので一概には言えないけど、
軽度の人でもキチンと状況説明が出来なかったり、
おうむ返しの返答しか出来なかったりする人もいる。
それに対して、社会は必ずしも理解を示せるわけでもないし、
対応の仕方もわからないだろうし・・・。
なので、事件とまではいかなくても、トラブルに巻き込まれる事はあるわけで、
そういう意味では考えさせられましたね。

韓国映画は容赦ない現実が定番で、この作品もそれを想起させるクライマックスだったけど、
成長した娘が弁護士になって父の冤罪を晴らす
後年の現実は微かながらも救いのある展開でしたね。


2 コメント

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大泣き~ (cyaz)
2014-02-18 21:35:48
BCさん、こんばんは^^

この映画、大泣きしました。
久しぶりの「泣き映画」としてはホームランでした!
『光にふれる』も良かったですが、連日泣きましたよ(笑)
『アイ・アム・サム』を思い出しましたね^^
返信する
家族の絆。 (BC)
2014-02-21 22:34:39
cyazさん、こんばんは。
コメントの返事が遅くなってしまって、すいません。m(_ _)m

私は『7番房の奇跡』は泣けたとまではいかなくてウルッときたぐらいだったけど、
家族の絆を描いた映画は心寄り添える場面がありますよね。

『光にふれる』は映像が美しかったですね。
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