Hack and Play

プログラミングやCG、ゲーム、コンピュータのネタを投稿していくブログ。不定期更新。

同期型/非同期型コミュニティの進化(ニコニコ動画について)

2008年01月24日 | プログラミング
1さて、今日のネタはコミュニティについて考えてみることにします。



コミュニティの種類は2種類に分かれていて、同期型コミュニティ(IRCやWebのチャットルームなど)と非同期型コミュニティ(BBS、Forum系サイトなど)に分類することができます。

・同期型コミュニティ:
他の参加者とリアルタイムに意見を交わすことができますが、参加していない場合、意見を取り交わすことができ ません。メッセージログを読むことはできると思いますが、相手のメッセージに対して返信のメッセージを通知する方法が無いからです。

・非同期型コミュニティ:
コミュニティに参加した(メッセージを送信した)時のメッセージログとそのログに対しての返信機能がついています。これによって参加した時刻が相手と異なっていても通知することが可能になっています。



さて、上記はいわゆる一般的なコミュニティの形式が取っている方法ですが、同期/非同期の最大の違いはリアルタイムに意見のやり取りができるかどうかとい う点にあります。

ニコニコ動画の場合、感覚的には映画館や友達と一緒にテレビを見て笑ったり、独り言をこぼしているのをメッセージとして投稿すると いった形式でコミュニティの形式としています。 つまり限定された時間空間を共有できる点が他のコミュニティと大きく異なります。 ただしこれは投稿者の動画を対象としてコメントしているため、通常のコミュニティと違って不特定多数の人と意見を交わすことを前提として作られていないの で、応用が利かない点があります。

 しかしながら新しいコミュニティの形態を提供したのは間違いなく、今後新しいコミュニティの形態としてこのシステムが応用される可能性は十分に含まれてい ます。
もしも同じ時間に参加しなくてもチャットと同じ感覚でメッセージのやり取りができるようになったらインターネットの可能性がさらに広がりそうですね。

(いまさらだけど)携帯のT9入力

2008年01月23日 | 雑記
最近インターフェースに関する研究を読み、キーボードやマウスなどのレガシーなデバイスはどのように換わるかなどを考察していく過程で、最も文字の入力効率の悪いカナ方式を備える携帯電話をいじってると、あるモード方式に気づきました。
2タッチ入力はポケベルを使ったことのある人には馴染みが深い上、感覚的にキーボードに近い入力方法なので使ってる人も多いと思いますが、このT9入力はかなり変わった入力法になっています。本来T9入力は海外の携帯で使われてたみたいですが、どうやらNECの携帯は日本語向けのT9モードがあるみたいです。

さて、この入力方法ですが、こちらのリンクを見てもらったほうが早いです。
最新のT9ダイレクト搭載~「N901iC」の文字入力を試す (1/3) - ITmedia

早速試してみたら結構楽に入力できるので、それなりに便利ですが、問題になるのは文字数の少ない単語を変換すると候補が多いため変換時の候補探しがめんどくさいのと、同じ発音のかな文字列が候補郡で固まっているため、再度変換する必要があるという点です。

まぁそれでもカナ方式よりも入力スピードは上がったのでしばらく使ってみようとお思います。

コンタクトレンズ型ディスプレイ

2008年01月18日 | 雑記
眼に入れても痛くない(らしい)コンタクトレンズ型ディスプレイ - Engadget Japanese

まずは上記のリンクから。Engadgetネタで申し訳ないんですが、ホットなネタがいまいち無いので、変ガジェットから。赤色LEDのマトリクスを表示できるというものらしく、バッテリーの問題抜きにしてもLEDの輝度の問題などから常用は多分無理そうです。

ただのゲテモノガジェットかと思っていましたが、ディスプレイが最終的に進歩した形がコンタクトレンズ型であっても不思議じゃないのが怖いところ。というのもギリギリのラインですが、このガジェット、非侵襲型にあたるんですよ。(体の内部に埋め込んだりしないもの、ペースメーカーなどは侵襲型)

ウェアラブルコンピュータでは携帯性と機能性の両立が必要になっていて、なるべく使用者の行動を制限するようなガジェットは好ましくありません。とはいえ体の中に埋め込むのは倫理的な問題もあってそう簡単に出来ません。
となるとできるだけ小型化するか、服や装飾品に設置するほかありません。HMDの場合はメガネのようにできますが、いまだに画期的な進歩がありません。そういう意味では先端の技術になりえると思います。


MacBook Air

2008年01月17日 | 雑記
Apple初(?)のモバイル向けノートパソコンが登場したようです。
私自身はモバイルノートは興味が無いのですが、Appleが珍しいものを出してるので取り上げてみました。

特徴をさらさらっと
・マルチタッチ機能
・64GのSSD版あり
・BlueTooth2.1とEDR搭載
・重量1.36kg
・光学ドライブは外付け

かなりモバイルとして特化してる感じがします。モバイルとはいえ、CPUクロックを除けば普通のMacBookに引けをとらないスペックなので、価格は倍近くになってしまいますがそれなりに需要はあるんじゃないでしょうか。

私の場合、ノートパソコンを買うときはスペックとオーディオを気をつけたいところで、多目的を考えるなら画面はでかいほど良いと思っています。サイズの小さいノートパソコンはWXGA液晶とか使ってて、すごく作業し辛いです。ヘッドフォンを使うので、ノイズの混じらないパソコンを選びたいところですね。

JOGLを使ってJAVA+OpenGLによる3Dアプリ製作

2008年01月16日 | プログラミング
切羽詰った状況だったので更新が止まってました。申し訳ありません

JOGLプロジェクトページ(英語)

最近リアルタイムで3DCGを計算処理させるとなるとDirectXやOpenGLなどのライブラリを扱うほか無いんですが、CUDAやClose to Metalが登場してさらに環境依存が酷くなりそうです。OpenGLはGLUTなどがあるため、他と比べるとそこまで酷くは無いんですが、やはりCやC++での開発は結構つらいものがあると思います。

対してマルチプラットフォームをターゲットとしているJavaで3DCGの計算処理はあまりよくないと思ってたのですが、どうもOpenGL2.0のAPIをJavaにラップしたJOGLというライブラリがあるみたいです。
OpenGL2.0といえばGLSLのサポート。と言うことはシェーダー言語が使えますが、GLEWがないとドライバの関係でGLSLが使えないみたいです。が、どうやらJOGL自体にGLEWが含まれているらしく、他の人のBlogなどでJOGLでGLSLが使えたという記事も見られます。

GLSLが使えるとなると、かなり処理に余裕がでるんじゃないでしょうか。少なくともシェーダー言語内の記述はGPUが処理するので、ビデオカードがサポートしていれば頂点の座標変換やピクセルシェーディングなどの処理はハードウェアで処理されます。
何か急にJavaを使うメリットが出てきたような気がします。私はDirectXの上C++を使ってプログラミングをしているので、実行速度はさすがに速いですが、コードの管理に関してはものすごく頭が痛くなりました。
環境依存によってプログラムがまったく動かない状況もあって、何回も泣きを見ました。

C#もManaged DirectXはフェードアウトしてXNAになるみたいですし、(XNAの仕様はまさにマゾヒスト)今後GPUを使ったプログラミングは面倒になるんだなぁと思ってたので、良い傾向かもしれません。
でもJOGLを使うかはまだ決めていません。まずJavaプログラミングの方法自体忘れてます。

GPUプログラミングの時代?

2008年01月11日 | プログラミング
最近DirectXの仕様がコロコロ変わるせいで、DirectX10をビデオカードを新たに買ってまでやろうという気力がありませんでしたが、1年前になりますがよさそうなニュースがあったのでネタにしてみます。

CUDA Zone
※英語サイトなので注意。

雑に読むと、DirectXなどのライブラリを介さずにGPUネイティブコードのプログラミングができるそうです。C言語がベースみたいなので、知識のある方は困らないと思います。面白いのがMATLABのプラグインを備えてるみたいです。MATLABの計算処理にGPUを使う形になってるのかな?
実際3DCGはベクトル幾何や線形代数の塊なので、物理計算などはお手の物でしょう。
CUDAはnVidia Geforceのみで、さらに8xxxのビデオカードでないと対応しないみたいです。PC買い換えなきゃ…

ただ関数セットなどをチェックしてないので、付属のライブラリでどこまでできるかはまだ把握していません。
これだったらDirectXを一から勉強するよりずいぶんとましだと思いますが…

キーボードへのこだわり

2008年01月10日 | 雑記
前回に続いたような内容ですが、結構良いネタかと思います。
次の更新にはキーボードの種類でもかこうかな・・・

デスクトップPCにはHHKLite2を使っています。
私が英語キーボードを使うきっかけになったのはHHKへの憧れだったと思います。実際慣れるまでは結構苦労したと思います。しかし今ではこのキーボードなしでタイピングは考えられなくなっています。

理由は二つあります。一つはキー配列が無理のない設計になっていること。ほぼ通常は使わないCapsキーがCtrlキーの位置と入れ替わっていることは結構重要です。日本語キーボードではCtrlキーは左下に配置されてるため、小指で押そうとするとホームポジションから大きくずれてしまうため、ショートカットなどのCtrlキーを組み合わせて押すときは指がつりそうになります。
もう一つはキーボード自体の大きさです。かなり小さいですが、ミニキーボードみたいにキーの幅を変えているわけではないので、通常のキーボードと同じように打てます。キーボードが小さいと言うことはデスクのスペースを広く取れると言うメリットもあります。これは人それぞれですが、マウスだけでなく、ペンタブレットなどを使う人にとってはデスクのスペースは結構重要だったりします。

ただし、私はHHKはお勧めしません。HHKのキー配列は通常のUS配列と比べると異なったものになっています。私はHHKのキーをカスタマイズしています。
たとえばTabキーの上にあるEscを`に、(バックスラッシュ)をBackSpaceに、Deleteをに、右ShiftをEscに変えたりしています。
そろそろHHKProに変えてもいいころかと思ってますが、さすがにキーボードに2万円をかけるかどうかは悩みどころです。

キーボードへのこだわりは人それぞれですが、普段PCを使うことが義務的になっている方にとっては結構重要かと思います。しかし職場での制限がある場合にはこだわりはもてないかも・・・

キーボードのみでブラウザ操作(Firefoxプラグイン)

2008年01月09日 | 雑記
あけましておめでとうございます。
長いことブログを放置していたので、そろそろ更新を再開します。
ネタも温まってきたのでしばらくは困らないと思います。

最近注目してるのがiPhoneの日本上陸に関しての情報なんですが、日本でのキャリアはドコモになりそうという噂を聞きます。違う場合はソフトバンクになりそうです。ただ不確定な要素が多いため、情報の開示待ちです。

今回の更新は、WEBブラウザをキーボードによって操作する方法です。ただしFirefox限定なので、IEユーザーやSafariユーザーの方はご容赦ください。

MouseLess Browsingというプラグインがあるみたいです。(リンク先はグーグル検索。)
これを入れるとリンクされているオブジェクトやテキストボックスやボタンなどに数字が振られ、その数字をタイプしてエンターキーを押すとリンクならリンク先にジャンプしたり、テキストボックスならそのテキストボックスにフォーカスを移したりしてくれます。
さて、なんでこのプラグインを紹介するのかというと、最近大量のテキストを打つことが多く、キーボードからなるべく手を離さないような操作法をいろんなソフトで試してたのですが、どうもWEBブラウザだけは標準機能だけでは補完できませんでした。そこでグーグル先生に頼ってみたら、このプラグインを見つけてくれました。
アドオンの中では処理が重い部類に入ると思いますが、マウスに持ち替える手間が大幅に省けたので、かなり快適になるかと思います。ただしプラグイン独特の癖が嫌いな方には難しいかもしれません。

マウス操作で殆どネットサーフされる方には不要かもしれませんが、こんなプラグインもあるということで。