『四方山ばなし』

タイに住んでいて気づいた事等を、適当に書いていきます。
期待しないでね!

タイの母のお葬式②

2020年10月04日 18時06分51秒 | 四方山ばなし

 お寺の裏の方に焼き場がある。

 そこでまたお経をあげ、地区や学校などに寄付するものの贈呈式みたいなものが行われる。
 その後、参列者が紙で作った花をささげ、僧侶と近親者のみ水をお母さんにかける。
 そしてガソリンをかけ点火。
 私と同じくお母さんをとても愛してた姪っ子は、焼きたくないと私の胸で大泣き。死に対してけっこうサバサバしているタイ人ですが、本当に近い人はみな泣いていた。

 田舎の焼き場は炭焼きなので、このまま明日まで燃え続ける。

 話は前後するけど、棺がまだ家にある間は、毎朝お母さんにも食事をささげる。
 この葬儀の日の朝は私が主に作った。お母さんは私の作る日本料理が大好きで、8月に一度退院した時も、珍しくわがまま言ってサーモンが食べたいと言った程。
 今回は葬儀に向かうにあたって、バンコクの日系スーパーで食材を買い込んで来ていた。

 まずは、塩鮭を炭で焼く。
 そして一番大好きだった炊き込みご飯を炊く。前の晩からひじきを水で戻し、ごぼう・鶏肉・人参・しめじ・油揚げと一緒に和風の出汁と醤油で煮て下味を付け、朝になって冷めてから日本米と炊いた。(いつも具を多くするので、煮ないで一緒に炊くと、具にも米にも火が通らないのです)

 さらに、亡くなる数日前にご飯が食べられないということで、それならバンコクから食べやすいもの持っていくよ、乾燥豆腐(高野豆腐)食べさせてあげる、と言っていたので、高野豆腐の含め煮も作った。残念ながら食べさせてあげられなかったけど、生きてたら好きだっただろうなぁと思いながら。

 残りの2品は参列者にふるまわれるタイ料理。おなか一杯になってくれたかなぁ・・・。


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