ソライロ

飼い猫の事や日常など

数日前に

2022-03-26 13:06:10 | 猫たち
 数日前、先週見送った仔の初七日でした。

 大がかりなことは出来ませんが、ただ、小さな花束を手向け
ました。

 まだ、あの仔といた頃の意識的な癖が抜けず、時に寂しく
感じられます。

 そういうことを、少しずつ無くしましょう、それぞれの道を
進みましょう、と、逝った存在・見送った者が哀しみを癒しつつ
別れの哀しみよりも前を見て歩み進むよう、気持ちを前向きに
持つための初七日。

 ですが、実際には、楽しかった思い出やしょうちゃんの成長が
伺えたいろんな時の事を思い出しては泣いたり笑ったりと・・、
まだまだ、精神的に不安定なロス期にいます。
 初七日を終えたのに・・。

 まぁ、仕方ないかな。
 しょうちゃんは、家族の節目に迎えた仔です。

 食事の遅さから、病気の可能性を念頭に寄り添いました。
 幸い病気は無く、元気に育ちました。

 作業部屋をテリトリーにしたため、他のどの仔よりも一緒に
いる事が多かった仔でもあります。

 声をかけることも、たぶん一番多かった。

 食事中、ほんの少しながら散歩してみたり、私の正座の足の
上に乗ってきて甘えて見せたりする仔だったので、私もつい
「どうした?」とか、「そこが良いの?」とか。


       食事中、ちょっと散歩して休憩中
       
       「ふぅ・・・」って感じネ

 そんな時つい撮った写真でした(笑)
 
 ・・こうして少しずつ、涙せず、笑って話せるようになります。
 
 初七日、終えましたからね・・☆

先週

2022-03-22 20:47:47 | 猫たち
 しょうちゃんに関して、2月の初旬から食事の介護をして
いました。

 自力で食べることが、難しくなったのです。

 しょうちゃんは、攻撃的になることも無く、むしろ積極的に
介護をさせてくれました。

 それは、ただ甘えたいからそんな振りをしているだけでは
ないのかと、時に思えたほど。

 もちろん嫌がる時もありましたが、それも滅多にありません
でした。
 威嚇も、攻撃行動も無し。
 尻尾をバタバタさせて介護の手を潜り抜け、他所に行くだけ。
 無理強いしたくないので放っておくと、自らやってきて
いつもの定位置にきちんとお座りして見せるのです。

 食事の介護が必要という事以外は、普通の元気な仔でした。
 
 でも先週、しょうちゃんは逝ってしまいました。
 突然、倒れました。

 直接原因は、老衰でした。

 ・・10歳。
 その年齢で老衰は無いでしょう?
 飼い猫(家猫)寿命の高まるこの現代において・・。
 納得できない気持ちが湧いては消えます。

 猫飼い人生17年。

 個体差と言われると、これまでに看取った仔たちの中に、
その差の大きさが思い出されるのです。

 「介護、よく頑張りましたね」そんな言葉をいくつも耳にし、
いいえ、頑張ったのはしょうちゃんですと、言葉の代わりに
涙が溢れました。

 介護は、多くの時間を奪っていくと言いますが、私には、
一緒にいられた、学ぶことの多かった、貴重な時でした。

 今、多くの時間が空きましたが、かといって、何が出来る
訳でもありません。

 しょうちゃんのお迎えからの事が次々に思い出されるばかり。
 そんな日々の中にいます。

 少しずつ、しょうちゃんのいない日常に慣れていきます。


 

        最後の「お手」