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映画感想文 Vol.49 「映画ドラえもん のび太の恐竜2006」

2006年09月03日 | 映画感想文
映画ドラえもん のび太の恐竜2006
★★★★☆☆☆☆☆☆



期待してただけに残念でした。

これは、たしかに映像も綺麗になったし、キャラがめちゃくちゃ動くんですよ。ディフォルメされた動きというか、少しオーバーで、そこで笑かせようというポイントがいくつかあって、確かに今までの映画ドラえもんとは違う。

ただ、リメイクなんですけど、ほぼ原作と変わらない。
最新の恐竜データを参考にしていると言ってたけど、とてもそうには思えなかった。まぁ子供に分かりやすい作りにするために仕方なくリアリティを削ったというのもあるかもしれないけど、やたらT-REXだから、萎えます。

それに、当初は、ドラえもんがツッコミで、のび太がボケでないといけないんですよ。ドラえもんは知識人で頭が良くて、のび太にわからない事を教えてのび太が頭抱え込むというのが二人の関係。

でも、藤子F不二夫が死んでからの作品は、ドラえもんがどんどんアホになっていって笑いを取るようになって、ボケになってしまったから、のび太が突っ込んでる始末。しかものび太もボケるので、成立しない。初期のドラえもん帰ってきてほしかった。


ラストは予想通りの感動シーンで、少し泣けましたけど、これはスキマスイッチの「ボクノート」にやられただけで、ストーリーは原作に負けてる気しましたね。

ちょっと新しいドラえもん映画に期待してたので、残念です。
クレヨンしんちゃんの映画の方がクオリティ高くなってきてるので、もっといい脚本を書いてほしい。

正直、今回は初期の方を見た方が泣けると思う。今回は泣かそうとしている演出だったので残念。


あと、リメイクのデメリットは、ストーリーがわかってるので、面白さが半減するのと、どうしても原作と比べてしまう所でしょうね。


ちなみに来年のドラえもん映画は、
「のび太の新魔界大冒険・7人の魔法使い」

もうリメイク路線で行くそうですね。
「魔界大冒険」は名作で僕は好きなので、これもどう転ぶやら……。



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