その日ぐらし、今を生きる。

時折、趣味の写真撮影時の状況、感想など記録したい。

室戸岬、蒲生田岬の日の出

2020-03-27 15:09:56 | 日の出日の入り撮影

3月16日から18日、高知県室戸岬及び徳島県県阿南市蒲生田岬に黎明、日の出の光景を求めて出かける。

3/16日 先ず室戸岬へ、雨は途中淡路島及び日和佐付近では時折降っていたが、高知県を走る頃には天気は期待とおり回復し、風は残るが青空が見えるまでになる。

海上には白波が立つ(3月16日14時52分07)

3/17日 5時頃に浜に出る。晴れた空ながら一部に衰退しつつ高層の雲が残っているが水平線上に目を凝らせば雲はなく、貨物船の航行が見えるのみで安堵する。
しばし時々刻々に移ろうあさぼらけの雰囲気に浸る。

朝日は6時10分16秒頃に水平線上に頭部を現す。いつもながら感動の一瞬である。刻々に上昇するうちに朝日の下方部が徐々にくびれて、いわゆるだるま朝日の形状を呈する。

だるま朝日(3月17日6時13分49)

岬に燦々と照る(3月17日6時17分11)

3/18日 蒲生田岬の夜明けは満天の星空を見て、撮影地へ向かう。
海上の様子は 靄の雰囲気であるが久々に絶好の撮影日和である。

撮影準備を終え、徐々に移ろう黎明の雰囲気に只一人佇む。しかし、この至福のひとときも5時頃から漁船が近くに次々に現れ、停泊し「わかめ刈り」の準備を始めたことで慌ただしいものとなる。

朝日は6時10分16秒頃に紀州山地に昇ってくる。靄の中に輪郭をくっきり、赤味を帯びて徐々に色相を黄に変えて高まってゆく。
紀州山地に昇る(3月18日6時12分15)

灯台からわかめ刈り取りする船団を俯瞰する(3月18日8時46分24)

なお、昨日にも漁船の集まりを見て、宿でわかめ刈りの作業であることを教えてもらったものである。


山に海に夜明けの光景を求めて

2018-10-24 13:11:41 | 日の出日の入り撮影

10月18日から20日かけて徳島県・剣山及び蒲生田岬に夜明け、日の出の光景を求めて撮影に出かける。

19日 剣山

18日夜には天候は回復し、満天の星空、上弦を過ぎたばかりの月及び徳島市街等の夜景を見ることが出来る。

翌朝5時には山上に出て暫し感動の星空を満喫する。いつもながら山で見る星空は格別のものがある。

そうこうするうちに東の空は黎明のグラデーションを呈し、束の間の輝きを見せる。
5時44分54

その頃、既に東の空周辺部には長大な雲が北から南へ棚引き流れている。さらに時間の経過するうちに新たに雲が発生し下から湧き上がってくる始末である。

待望の朝日は日の出時刻を遅れて雲間の窮屈な間隙にお目見えする。この一瞬の光景にそれまで日の出を待っていたヒュッテに宿泊の中学生達から歓声が上がる。
6時16分42

 

20日蒲生田岬

岬の天候は晴れながらも強風に海上は荒れ模様に見える。東の空にはこの季節に見られる巨大な雲、名付けて大蛇雲が棚引いて、強風に乱れながら南へ勢いよく流れて行く。左に浮かぶ島は伊島、棚子島及び前島である。
5時30分44

この時期の日の出は水平線上に昇るのではなく紀州山地の上に昇って来る。今朝は陸地がよく見え、朝日は稜線上に6時11分9秒頃に姿を見せて昇ってくる。

6時32分35


蒲生田岬、室戸岬へ日の出、日没の景色を求めて

2018-02-22 10:48:31 | 日の出日の入り撮影

例年出かけている四国路へ今年も行くことができる。

17日 蒲生田岬
6時前に撮影ポイントに出る。昨夜のまとまった雨も上がり、期待どおり満天の星空となっている。一方、東方の海上に目を凝らせば靄で薄暗くなっている。この日は夜明けの海上には珍しく漁火が全く見えないようだ。

 しばし至福の大海原の曙の雰囲気に浸っているうちに、靄の中に薄ら朱をおびた朝日が昇り始める。その頃になって靄の後方、紀州山地には雲が出ていることが判ってくる。

朝日は靄と遮る雲を脱してようやく輪郭を見せる。
6時50分28

 

17日室戸岬の夕景
朝から好天の内に夕刻を迎える。徐々に日が落ち、夕日が着水、だるま夕日の光景が見られそうになる頃、西から貨物船が航行してくる。まさにこの日の日没のクライマックス、だるま夕日を遮って通り過ぎる始末となる。

海の日の出、日没の風景の作品でもしばしば見られ珍しい光景ではないが、自分の体験として忘れがたい室戸岬の日没の景色となる。

17時47分23


剣山の夕刻及び夜明けの雰囲気に浸る

2017-05-31 11:22:03 | 日の出日の入り撮影

5月28日から好天を期待し、徳島・剣山に登る。いつもながら山上の夕刻及び夜明けの雰囲気に浸る気分は格別のものがある。

その日は午後3時頃から巻雲が現れ、期待どおり日没後にはその巻雲が小焼けを呈して愉しましてくれる。

19時15分57 日没後の空の焼け

翌29日、午前4時に山上に出る。空には大きく明けの明星は輝く。生憎、日の出の頃になっても靄と東の空周辺部に衰退しつつも極く薄い雲が残る。
朝日は遮る層を透して薄く朱に染まる輪郭を見せて徐々に色相を変え高まる。

その後も周囲の山の情景は靄で霞み、朝日に映える山々の景色は期待外れに終わる。

 05時02分24 遮る層を脱する朝日、右は宝蔵石