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成長記録

芥川賞(2008年8月17日)

2008-08-19 | Weblog
今回の芥川賞は、日本語を母語としない作家に初めて贈られたというので
話題になっている。
受賞したのは、楊逸(ヤンイー)。在日中国人です。
ハルビンの大学を中退して、来日。
御茶ノ水女子大学の文教育学部地理学科を卒業。
44歳で、息子と娘を持つが、現在独身。
日本語で小説を書いて、生活費を稼ぐ生活だとか。

作品は、『時が滲む朝』。
天安門事件の時代に青春を過ごした中国人男性の、
その後の二十年を描いた個人史。
文芸春秋9月号に載っていたものを読んだ。
文学的価値はよくわからないが、楽しく読めた。
政治体制に悩むのは、どこでもいつの時代でも同じだと感じた。
この作家は逃げないタイプ。

2 コメント

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すれ違い? (中村太)
2008-08-20 07:08:32
家内がお茶の水女子大文教育学部地理学科卒の43才なので、
知っているかと思ったら、知らないそうです。
卒業年度が違うとわからないのでしょう。
ちなみに、《捨てる技術》で一斉を風靡した辰巳渚さんも同学部同学科卒。
家内とは同期生で、知ってるそうです。
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返信 (イサオ)
2008-08-20 21:08:39
楊逸は、ハルビンの大学を中退して、22歳で来日。
アルバイトしながら日本語学校に通い、その後、御茶ノ水女子大学に入ったから、在学時期が違うのでしょう。
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