引っ越してきて3週間。音楽がうるさいのは思った以上だし臭いは気になるし、こんなとこに長居はしないぞとどっかで思いながらも
近くに商店街はあるし、坂道はないし、家賃の割に設備は整ってるし、いいところも多々あり、今回の引っ越しのためにまとまったお金も使っち
ゃってそうそう動けないし。こうなったのもそういう巡り合わせ。多分どこに行って、いくらお金を積もうとも完璧な住環境ってきっとないんだ
ろうと自分に言い聞かせてる今日このごろ。
今までは線路近くの袋小路に住んでたのでアパートの前の道を通るのは主に住人だけなのだが、ここは比較的繁華街でまわりじゅうアパート・マ
ンションが林立しているので物売りのターゲットになりやすいのか、夜でも平気で人が来る。ある日のこと19時30分頃にピンポンがなった。
ドアホンの画面を見ると作業服のような恰好で荷物らしきものを持っている。どなたですか?と聞くと「電気料金についてのご提案です」
たしか「忙しい」と断ったら「また改めます」と去っていった。そして数日後、同じ人物らしき訪問者がまた夜に来た。応答しないでいたら
「お荷物ですー」と叫んでいる。いやこないだ来ただろ!正体わかってるぞ!引っ越したばかりとはいえ、すでにもう届く荷物は何もないんです
よー私は。
結構しつこくお荷物ですーの大声は続いた。電気がついているのに反応がないので「あれええええええ?」とか大声で言ってみたり。
こういう詐欺まがいの訪販ってあるんだなぁ。私も訪販をする身だが、これじゃ訪販は嫌われるなぁ。
しかし訪販する側になればなったでまぁ色々あります。最近印象的だったのは、1回だけ支払いをしてそれっきりな人を訪ねた時の事。
当人(女性)はすでに亡くなっていて、ご主人が「私の葬式準備のために入会したのかもしれない。なのに自分が先に死んでしまって」
としんみり。玄関先から家の中が見えたがやけに大きなサイズの遺影が部屋の中心で家の主のように強い存在感を放っていた。
「ご遺志を継いでご主人が支払いを続けませんか」と言うと「私は今日これから出かけます、また後日来てくれれば」との事
少なからず興味を持ってそうな感触で後日のアポをとったがその当日、朝起きると急に遺影の女性の顔が浮かび、
「主人はお金がありません。契約はしません」という声が聞こえたような気がした。
出社すると、今日アポの人から急に出かけることになったからまたにしてくれと連絡が入ってましたと事務の女性から内線が入り、
もしかして仏様に断られた?と思ったがそれを同僚や上司に言う気になれない。言ったところで ねえ(';')
仕方なく、その翌日昼間にまた出向いたが留守。
たまたま、その日の夜、近くまで行く用事があり、寄ってみると電気がついている。インターホン壊れているのでひたすらノック。
全然出てこない。しつこくノックしてたらようやく出てきた。「昨日は(本当に)出かける用事だった。でも今日は朝から突然
立ち眩みがしてずっと休んでいた。いつ治るかわからないので次の約束もできないし、もう立ってるのも辛いのでこれで」と言われた。
最初いい感じで結局豹変するってのはよくある話。
その時に遺影が何か言ってるように見えたかっていえば、それはわかんないけど。
これも訪販する面白さだろうか❔さじ加減は難しいけどゴリ押しには注意である。( 一一)
後日談:結局この商談、ご主人が生活保護を受けており、契約は出来ないことが発覚。仏様が知らせに
来てくれた事は本当だった。霊感あったためしないのにこんな事もあるんだな。不思議な出来事だった。
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