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都内散歩 散歩と写真 

散歩で訪れた公園の花、社寺、史跡の写真と記録。
時には庭の花の写真、時にはテーマパークの写真。

『父と暮らせば』 DVD

2014-01-26 08:41:29 | DVD
父と暮らせば
こまつ座第34回公演として1994年9月に初演(鵜山仁演出)。

あらすじ 
 昭和23年の広島。福吉美津江の自宅。
美津江は、父・竹造と二人で暮らしている。ただし、その竹造は原爆の直撃を受けて死亡したはずなのだが、ある時に再び美津江の前に現れたのである。が、美津江には特に動じたりおびえるようなそぶりはない。美津江は明るく快活だが、心の奥では原爆投下を生き残ってしまったことへの罪悪感をもっており、勤め先である図書館で原爆の資料を集める木下という青年から好意を寄せられているものの、死者への申し訳なさから親密になれないでいる。竹造は、美津江の日々の話し相手として、彼女を楽しませ、ときに諭し、助言を与える。
美津江は、木下から故郷の岩手に一緒に行こうと誘われたと竹造に告げる。竹造は、それは結婚の申込みで、ぜひ行くべきだと言うが、美津江はまたも逃げようとする。そして父と娘の最後の会話が始まる…。(Wikipediaから写す

1948年夏、広島。原爆によって目の前で父・竹造を亡くした美津江は、自分だけが生き残ったことに負い目を感じ、幸せになることを拒絶しながら生きている。そんな彼女の前に、竹造が幽霊となって現れた。実は、美津江が青年・木下に秘かな想いを寄せていることを知る竹造は、ふたりの恋を成就させるべく、あの手この手を使って娘の心を開かせようとするのだが、彼女は頑なにそれを拒み続けるのだった。しかし、やがて美津江は知るのである。瓦礫の下から助け出そうとする自分を、なんとしても逃がそうとした父の想いを。自分の分まで生きて、広島であったことを後世に伝えて欲しいという父の切なる願いを。こうして、美津江は生きる希望を取り戻し、それを見届けた竹造は再びあの世へと帰って行くのだった。(Movie Waker から写す

公開日:2004年7月31日
監督:黒木和雄
脚本:黒木和雄、池田眞也
原作:井上ひさし 
キャスト: 宮沢りえ(福吉美津江) , 原田芳雄(美津江の父・竹造) ,  浅野忠信(木下正)
 
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「今朝の秋」 DVD

2014-01-21 08:55:25 | DVD
今朝の秋』:NHKドラマスペシャル
なお、「今朝の秋」は俳句で秋の季語。秋の気配を発見した感慨をいう語。立秋の日の朝。

あらすじ 
隠居生活を蓼科の山荘で過ごしていた老人は、息子の妻が突然に訪れ、東京に住む一人息子が末期がんで余命少ないことを知らされる。
老人は上京し、病院へ向かい息子を見舞う。また、老人は病院で二十年前に男ができて別れた妻と再会する。その後、円満と思っていた息子夫婦は離婚寸前であることも知る。

末期がんであることの確認を求める息子への対応に苦慮している老人。それに対して旧友は、息子に好きなことをさせたら?と話す。そして、老人は病院に断ることもなく息子を蓼科の家につれて帰る。
それを追い息子の嫁とその娘、元妻とその使用人が蓼科に集まる。息子を病院へ連れ戻す目的で蓼科に来た元妻、離婚寸前の妻と孫も蓼科の家で過ごす。息子も残り少ない命であることを覚悟する。かつては一緒に暮らしたが、いまはばらばらに生き、それぞれの思いを持った「家族」が、蓼科の自然の中で一緒に過ごす。「家族」が一緒であればこのように自然のなかで過ごしたであろう今の時間と思い出(母が歌う恋の季節)などとともに最期の時を過ごす。

息子もなくなり、元妻が東京に帰る日。老人は元妻に蓼科に居るように伝えるが、元妻は東京へと戻る。しかし、お互いに訪問再会を願いつつそれぞれの場所へと向かう

公開日:1987.11.28 NHKドラマスペシャル
監督:深町幸男
原作・脚本:山田太一 
キャスト: 笠智衆(主人公の老人:父親)、杉村春子(離婚した妻)、杉浦直樹(息子)、倍賞美津子(息子の妻)、樹木希林(離婚した妻の使用人)、名古屋章(蓼科の医者)、五大路子(息子夫婦の娘:老人の孫)、加藤 嘉(老人の旧友)、 
 

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『折り梅』 DVD

2013-03-25 09:46:20 | DVD
『折り梅』:梅の木は樹皮からも水分を吸収できるので生命力が強く、折っても花をつけることがでる。
あらすじ 
話は老人ホームへ向かう友人に弁当を持たせる政子の姿から始まる。
その後、一人暮らしの政子(吉行和子)は、三男の裕三(トミーズ雅)一家(4人家族)が住む名古屋郊外の一戸建て住宅にひきとられ、一緒に暮らすようになった。しかし、その後まもなく、政子はアルツハイマーになり、巴の悪態をつき、家の中を荒らすなど家族を困らせる。
裕三は巴に母の介護をする為にもパートを止めるように勧めるが、巴は働き続ける。
政子の将来の対応を考え、友人から聞いたグループホームを夫と訪れる。この時は入所をしないが、政子の徘徊症状があらわれ、政子をグループホームに預ける決心をし、その晩、巴は政子と一緒の布団で寝る。
翌日、政子をグループホームに連れていく途中、モンキーパークに立ち寄る。母猿に抱かれている小猿を見ながら、政子は母親のことを思い出す。働いている母と時々しか会えなかったこと、里子に出され厳しい仕打ちを受けたこと、お針子として銀座で働いたこと、夫が亡くなって後、必死で働いて子供4人を育てたことを話す。
この思い出を聴いた巴はグループホームに行かずに自宅に戻る。
それを機会に夫や子供たちも、政子の世話や家事に協力してくれるようになり、政子は、お寺のデイケアに通い始める。デイケアに慣れ、家族を招いて集いが行われ、そこで、巴は政子の巴に対する感謝の言葉を聞く。それを聞き、巴の心には政子への愛が満ちていく。
その後、デイケアで絵画を習いはじめ才能を開花させ、賞を取る。

公開日:2001年3月16日
監督:松井久子  脚本:松井久子
原作:小菅もと子 『忘れても、しあわせ』(日本評論社) 
キャスト: 原田美恵子(主人公の主婦:巴)、吉行和子(姑:政子)、トニーズ雅(夫:裕三)、日野あさ美、三宅零治、金井克子、乾貴美子、岡本麗、中島ひろ子、加藤登紀子 

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『隠し剣 鬼の爪』

2013-02-21 15:15:42 | DVD
映画 『隠し剣 鬼の爪』 DVDを図書館から借りて見た。

あらすじ ウィキペディア<隠し剣_鬼の爪> からコピー
幕末。東北の小藩である海坂藩の平侍であった片桐宗蔵(俳優:永瀬正敏)は、母と妹の志乃(俳優:田畑智子)、女中のきえ(俳優:松たか子)と、貧しくも笑顔の絶えない日々を送っていた。やがて母が亡くなり、志乃ときえは嫁入りしていった。心中は寂しいが武士としての筋目を守り、日々をすごす。
雪の日、宗蔵ときえは3年ぶりに町で再会する。大きな油問屋の伊勢屋に嫁して幸せに暮らしているとばかり思っていたきえの、青白くやつれた表情に宗蔵は胸を痛める。きえが嫁ぎ先で酷い扱いを受け寝込んでいることを知った瞬間、彼は武士の面目や世間体を忘れ去って走り出していた。

伊勢屋を訪れた宗蔵は、陽のあたらない板の間に寝かされ、やつれ果てたきえを見ると、自分で背負い家に連れ帰る。回復したきえだが、世間の目は二人が同じ家に暮らすことを許さなかった。宗蔵はきえを愛している自分と、彼女の人生を捻じ曲げている自身の狡さに悩む。
そんな時、藩に大事件が起きた。宗蔵と同じく藩の剣術指南役・戸田寛斎の門下生だった狭間弥市郎が謀反を起こしたのだ。宗蔵は、山奥の牢から逃亡した弥市郎を斬るように命じられる。かつて狭間は門下生の中でも随一の腕前であった。しかしある時を境に宗蔵に抜かれ、それを宗蔵が戸田より授かった「隠し剣鬼の爪」によるものだという不満を抱いていた。狭間の妻からの命乞いを拒んだ宗蔵は、不条理さを感じつつも藩命に従い、狭間との真剣勝負に挑む。

鬼の爪とは、狭間の思うような技ではない。そして宗蔵は、隠し剣を振るうことなく狭間を討つ。しかし戦いのあと、家老が狭間の妻に行なった所業を知るにおよび、ついに隠し剣鬼の爪が振るわれる。城内の廊下で宗蔵とすれ違った瞬間、倒れる家老。その心臓には、まるで「鬼」に突き刺されたかのような得体の知れない傷があった。鬼の爪とは一切の証拠を残さず一瞬にして相手を屠る、短刀術なのだ。

自分に誠実に生きる意味が深くわかった男の足は、女のもとへ向かっていた。武士を棄てて蝦夷に向かう宗蔵は、一緒に来て欲しいと素直な言葉で語る。陽光の下で笑いあう二人。

公開日:2004年10月30日
監督:山田洋次  脚本:山田洋次、朝間義隆
原作:藤沢周平  『隠し剣鬼ノ爪』(『隠し剣孤影抄』に収録)、『雪明り』  
キャスト: 永瀬正敏,松たか子,吉岡秀隆,小澤征悦,田畑智子,高島礼子,倍賞千恵子,田中邦衛,光本幸子,田中泯,小林稔侍,緒形拳  
■受賞暦
・日本アカデミー賞美術賞 ジンバブエ映画祭最優秀賞
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『武士の一分』

2013-02-18 11:19:40 | DVD
映画 『 武士の一分(いちぶん) 』 のDVDを図書館から借りて見た。

あらすじ
幕末時代の海坂藩。藩主の毒見役を務める侍、三村新之丞(俳優:木村拓哉)は、妻の加世(俳優:檀れい)とともに幸せに暮らしていた。。だがある日、毒見の際に食べた貝の毒に中り失明してしまう。この一件から一時は絶望するも加世の支えもあり、光の無い世界に慣れてきたある日、加世と番頭・島田藤弥(俳優:坂東三津五郎)との不貞を知ってしまう。島田に体を預けることを引き換えに家禄を保ってきたことを知った新之丞は、加世を離縁。その後、新之丞は家禄の保持は実は藩主の温情からもたらされたものであり、島田の恩を着る必要は無く、島田は事情の分からない加世を弄ぶために家禄を口実に加世を騙したことを知り、島田に対し、自らの「武士の一分」を賭けて果たし合いに挑み、島田の片腕を切り落とす。ウィキペディアのストーリーの項からコピー 
その後の展開
片腕を切り落とされた島田はその晩自害した。そののち島田の相手探しは沙汰やみとなり、新之丞は以前の暮らしに戻った。そのようななかで徳平が飯炊き女を雇う。その飯炊き女は加世であり、ご飯と煮物を食べた新之丞は、加世が料理したものだと気づく。そして、ラストシーンで新之丞は加世と抱き合う。
なお、題名の”武士の一分(いちぶん)”の意味は「侍が命をかけて守らなければならない名誉や面目」、「譲ることの出来ない一身の面目、名誉」。簡単に言えば「メンツ(面子)」や「体面」ということのようだ。

公開日:2006年12月1日
監督:山田洋次  脚本:山田洋次,平松恵美子,山本一郎
原作:藤沢周平  『隠し剣秋風抄』の収録の短編 『盲目剣谺返し(もうもくけん こだまかえし)』  
キャスト: 木村拓哉、檀れい、桃井かおり、坂東三津五郎、笹野高史、小林稔侍、緒形拳

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