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べんきちの運行日誌

ただ何の目的も無く、自分の近況を書きたいと思う
ずらずらと日記のようなものを書き連ねている要するに自己満足の為のブログ

北海道へキャンプツーリングに行くときの服装について

2017年07月31日 16時21分45秒 | バイクのおはなし
わたくし、今年は夏に北海道行けなさそうです。
なので、代わりにちょっと北海道ツーリングの為の参考記事を書きます\(^o^)/



よく某巨大掲示板で
1.メッシュジャケットで走れるの?
2.夏用シュラフで大丈夫ですか?
3.9月は寒いですか??
 ・・・etc

よくこういう話題で賑わっています。

そこで、ここ10年ほぼ毎年、7月に8月に9月に、車でバイクで・・・
北海道に通っているワタクシが独断と偏見で答えを出したいと思います。(6月は行ったことないですごめんなさいm(__)m)



ではまずバーン\(^o^)/と結論から・・・


基本的に私の住んでる関西地方より約2カ月分涼しくなります!!

どういう事かといいますと・・・
北海道の7月 = 関西の5月
北海道の8月 = 関西の10月
北海道の9月 = 関西の11月
北海道の10月= 関西の12月(なので山に行けば凍結してたり雪降ります)

ただしこれ、冬場は成り立たないようで11月は大阪の最寒月(1月)よりかなり寒いです

静岡・名古屋あたりの東海や関西より西の九州までの西日本は、あまり温度自体は変わらないので同じ感覚で行けますね!!
関東は少しだけ涼しいので北海道との差は1.5ヵ月分くらいかな?
いずれにせよ、こちらの初夏や秋の気候並であって真夏の気温ではない。という事ですね!!


これを踏まえると・・・
掲示板でよく出る問いに結論出ます!!
1.メッシュジャケットだけではちょっと無理があります(雨の日・寒い時は上にカッパ羽織ればいけるかな?)
5月や10月のロングツーリングにメッシュで出掛ける人はあまりいませんよね?
晴れの日の日中に町中や平地だけを走るのならちょうど快適なのでしょうけど、雨天や朝晩・峠越えなど20℃下回ると厳しいですね。

2.夏用シュラフでは厳しいです(鍛えてる山家さんは別です)
例えば、GWや文化の日連休でキャンプ行くのに、夏用シュラフで行くのはまだ道具が揃っていない初心者さんか、それとは真逆の屈強な山家さんだけですよね?
シュラフは寒い側に外してもデカい!!くらいしかデメリットありませんので、暖かめのアイテムがベターです。
それに、あとで書きますが例外の件もあるので、ここはモンベル#3以上をお勧めします!!

ちなみに私はナンガ・オーロラ450DX(モンベルなら#2相当)を使っています。
さすがにちょっとオーバースペック気味ですが、Tシャツ短パンで寝たいけど寒いのはイヤ!! という暑がりで寒がりさんなのです(;´∀`)
薄着で寝るには、シュラフは1ランク寒地向けのをチョイスです!!

3.無条件で走れるのは9月いっぱいまでです
10月となると関西の12月に似た気候になってきます。
平地では積雪の心配はあまりいらないでしょうが、クリスマスの頃に高野龍神スカイラインにツーリングしに行く人はいないですよね?
11月になるまでバイクで北海道にいると天気予報とニラメッコすることになると思います。・


いちおう、念のために書きますが、8月の北海道は東京・大阪の10月と同じくらいと書きましたけど、あくま同じロケーションでの比較の目安ですので、キャンプ場など山中に行けばもっと寒くて朝は10度ちょっとくらいの日もあったりします。
10月の京阪神と8月の石狩地方が同じくらいかな~?というイメージです。
10月の大阪市内8月の北海道の郊外や山中とを比較しないでくださいね(´゚д゚`)
たとえぱ、8月にオロロン街道北上するなら、10月に山陰海岸や能登半島を走るようなのをイメージしてください。








結論先に書いちゃいましたが、ここで例外ってのを説明しときます。

まずは地図から・・・

北海道全体の地図ですが、3か所水色で印しつけてある地域があります。
具体的には・・・
1.宗谷地方北部
2.釧路・根室地方
3.えりも岬周辺
 の3か所なのですが・・・

これらの地域は、基本的に真夏がありません!!
なので、7月は寒いです!!


ただ単に寒いといっても語弊が生じますので具体的に述べます。

まず、北海道は基本的に海洋性気候で、全体的に本州より季節が1~3週間分ほど遅く来るのですが、
これらの3つの寒い地域はさらに海洋性気候の影響が強くて、感覚的には1カ月分くらいは季節が遅く巡ってくる感じです。
そして、日差しが強い時期に気温が上がりきらずにそのまま秋に突入するといったイメージとなります。


先ほどの、基本的に関西地方より約2カ月分涼しい。という定石は、これらの地域ではこうなります。

宗谷や道東の7月 = 関西の4月
宗谷や道東の8月 = 関西の10月(よりも少し寒い)
宗谷や道東の9月 = 関西の11月
宗谷や道東の10月= 関西の12月


具体的には、7月のえりも岬周辺や釧路・根室地方は、海からの湿気や季節風の影響を受けて霧雨になりやすく、終日20度以上には上がらない日が多く出現します。
また、キャンプ場があるような場所では最低気温は10℃強で、日によっては一桁まで冷えこむ日もあります。

また、晴れでも気温は夏日(最高気温25℃)に届かない事もあり、晴れているのに肌寒く感じる日もあるなど油断できません。
もっとも、晴れて気温が上がる日もありますが安定して暖かい日は続かないことが多いです。


この気候の最も特徴的な根室市などに至っては7月の平均気温より9月の平均気温の方が明確に高いくらいです。(最暖月自体は8月です)
ですので、7月にこれらの地域に行く場合は、1段階寒い場所に対応した装備が必要かと思います。


ただ、季節が遅いという事は逆もいえるので、9月にはこれらの地域と他の地域の気候の差が小さくなることが多いです。
よく言われる"お盆を過ぎるとめっきり冷えてくる"という表現は、私は少し違うかな?思います。

確かに、道央や道南の真夏を基準にするとそうなのでしょうけど・・・
本州からわざわざ海を渡って行くのに道東やえりもや宗谷・・・全部見ずに飛ばします?w

これらの地域で走れる装備を基準にすれば、道央・道南の真夏の気候が北海道にしては暑すぎますよね?
で、あるならば、私は"お盆を過ぎると暑すぎないので快適!!"が正解かなと思います

ただし、その時期は秋雨前線の動向には注意が必要ですが(´・ω・`)








ずらずら~と書きましたけど、他にも本州の気候と違う点があって・・・

1.日較差は大きく感じます
朝(最低気温)と昼の気温(最高温度)の差は本州より少し大きいくらいなのですが、実際には全体的に気温が低いこともあって日較差はかなり大きく感じます。
たとえば8月の大阪の25~38℃(日較差13℃)だとどちらも暑い!!と感じますよね?
これが、北海道だと15~30℃(日較差15℃)になったりします。15℃と30℃では全然感覚が変わってきますよね?
実際の昼と夜の温度差以上に北海道の夜は寒く感じるはずです。

2.雨の日は寒いです
これも日較差の件と同じ理由です。
雨が降ると日中の気温が上がらなくなるので20℃に届かない日が出てきたりします。
西日本では雨が降っても28℃とかあったりしますので死んでしまうほど蒸し暑いですが、20℃だと「むしむしするけど涼しいね」となりますし、霧雨で15℃とかになって来ますと寒い以外の感想は無いです。ここは大きな違いです。

3.でも暑い日もあります
最近はフェーン現象で北海道でも猛暑日とかも出てきてますね(>_<)
また、上川や十勝のような内陸の大平原も晴れの日は気温が上がりやすいです。

4.要するに、日によって気温の差が大きいです。
大阪あたりの夏が安定して暑いのに比べ、気温の変化が大きいのは特徴だと思います。

また記事の冒頭で7月=関東・東海・西日本の5月と言いましたが、これ、平均気温の話です。
西日本の5月は晴天率高くてカラッとしてていい季節ですが、7月の(特に中頃から後半)北海道は蝦夷梅雨と呼ばれる雨が多くてジメジメした感じの日が多いです。
なので、気温だけ見て西日本の5月みたいなベストシーズンをイメージすると、年によってはちょっと裏切られる感じかもしれないです。



参考に、私が今までに遭った極端な例です
1.7月末の中標津で未明の最低気温7℃、その後も霧雨で日中も15℃くらい
2.お盆の知床ウトロで熱帯夜(&真夏日)

ちなみに、札幌なんかはいつでもけっこう暑いです(@_@;









北海道は大きいので、場所によって全然違います。
特に夏場は日高山脈の東西や知床山脈の南北で全然気候が違うことが多いです。
参考までにコレ、置いておきますね!!


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