皆さま、
長らくご無沙汰しております。
ご主人様たちは、「ねこよ、今までよーやってくれた。でもね、もう仕事ねーっす。」と考えに考えて、来週の一週間が最後になることを伝えてくださいました。
なんとかして、つなぎとめてくださろうとしていたんですが、やっぱり猫飼うのもお金いるからね。とくに新型ウイルスの突風吹き荒れる今、社員の生活をまもらにゃいかん。
わかってますって、ご主人さま。
こちとら、もともと野良猫なんで、風のふくまま、気の向くままですよ。
大丈夫。
ってなことで、また勉強始めようかな。今度はMCSE!
それから、就職活動もね。
アメリカでもこねこの学校が休校のせいで、毎食3回、つくるのたーいへんっ!
おっし、がんばるぞーっ!
【新手のリクルーター詐欺】
時は、2月の終わり。
やっと二回目のMCSAのテストを終えて、さぁて就職活動、と意気込んでたねこは、ジャンジャン求人サイトに登録してたんですね。
でも、人間不信気味のねこは、必ずソーシャルセキュリティー・ナンバーと住所の最後の番地は書き込みませんでした。
ある日、家から一時間ほどかかる日本食スーパーマーケットの帰りの高速を運転中、電話がかかってきました。
最初は無視してたんですが、2度目、3度目とかかり、電話に出ました。(アメリカでも違法だから運転中に電話にはだぁーめ!)
「はろー?!」
「ミセス・ねこ?」
「はい。」
「本日の3時までに面接の申し込みを行ってください。PHPでお宅から約30分の距離のクライアントから連絡がありました。」
「はぁ、でも運転中なんで帰ってからでもいいですか?」
「いえっ、急ぎます!今すぐ履歴書を送ってください!!!」
「はぁ。。。(えらい、わかりにくいインド訛りの英語やな。なにいってんのんか、全然わからん。)」
そして家に着くなり、かけなおしました。すると。。。
「早く、送ってください!クライアントが待っておられます。まず、あなたの履歴書の『デベロッパー』の部分をすべて『PHPデベロッパー』になおして、州政府時代のものをすべてPHP関連にまとめてください。」
「えっ、でもPHPだけやってたわけじゃないんで。。。」
「PHPのポジションだから当然でしょっ!」(えらいけんまくでまくしたてられた)
「はぁ、今送りました。。。」
。。。10秒後
「直した?」「はい。今送りましたけど。」
。。。5秒後
「住所が書かれてないですよ!」「はぁ、でも書きたくないです。」
。。。3秒後
「今すぐ、グリーン・カードか、ソーシャルセキュリティー・ナンバーを送ってください!急ぎます。クライアントが労働許可書の提示をのぞんでらっしゃいますっ!!!すぐですよ!!!」
。。。「んっ?!」
。。。電話切ってすぐ後
「ちゃんと送ってください!」
「おいっ!!!なんでそんなもんが必要なんやっ!!!おっさんっ!!!(おっさんっ!!!とは言ってないけど。)」
「あなたが外国人で労働許可書がなかったら、だれも雇わないでしょうっ!!!早くしてくださいっ!!!」
「嫌です!だいたいなんですか、履歴書改ざんさせたり、個人情報を提示させようなんて、けしからんですよっ!!!(超怒)」
(少し、やさしめに)「。。。ミセス・ねこ、あなたのお手伝いがしたいんです。もう少しです、頑張りましょう。。。」
「。。。うっ!」
「とにかく、本日はグリーンカードの半分のIDナンバーだけ送ってください。明日残りを送ってくださればよいですから。。。」
「嫌ですっ!電話、もうかけてこないでくださいっ!(ぉぉぉおおおおぅっ!本性表しやがったなっ!)」
その後、こいつが4種類もの電話番号を駆使して、私に電話していることが発覚!
そく、だんなに相談。
「よく、個人情報守ったな、ねこ。」
そうこう話しているうちに、本日二十何回目かの電話が鳴る。。。
「だんなさん、これはやつに違いないっ、でてっ、でてっ!!!」
だんなが出ると、やつは携帯の外に漏れるほどの声で、訳の分からん訛りでまくしたてて、個人情報を聞き出していた。
だんなは、だんまりと「。。。ねこは嫌だといってます。。。」を約20回ほどリピートすると、やっとゲーム終了となりました。
で、恐ろしいったら、そのリクルーターもどきの執念です。
みなさん、気をつけてくださいね。
こういうの、就活ウェブサイト、とくに「経験不必要!」などと書かれているのが、一番怪しいですよっ!
猫でした。