写真をご覧ください。
お休み中のくるたんです。
くるたんは、館に来たばかりの頃、
いつもみぃみぃにこう言うてました。
『わたしの人間になってくれるの？』
しばらくして、ぶぅぶぅが、くるたんを選んでしまいました。
ぶぅぶぅの好みやったんですね。
くるたんは、少しとまどいました。
くるたんは、女の子希望 でしたからね。
ぶぅぶぅは、男の子です。
べびぃ族には、とてもめずらしいことです。
くるたんは、毎日、ぶぅぶぅのお布団で眠ります。
それでも、ぶぅぶぅは、形は、べびぃ族と同じです。
頭が丸くて大きくて、
手足の形や長さ、『わり合い』が、まぁ、だいたい同じです。
それに、このさい、ぜいたくが言えません。
ここ、館では、『人間』が少ないのです。
みぃみぃ一人に、たくさんのべびぃ族、このごろはシバ族も、です。
べびたんでも、みぃみぃの半分くらい、このごろは３分の１くらいしか占キョできません。
その点、ぶぅぶぅなら、くるたんが独占できます。
そう、『くるたんの人間』です。
ぶぅぶぅは、他にもとまどうところがあります。
毎日のように、おつとめに行きます。
『かいしゃ』に行くんです。
一家のかせぎ頭です。
ふつう、べびぃ族は、ずっとおうちにいる子どもを育てます。
せやけど、ぶぅぶぅは、会社に行きまして、
このぶぅぶぅを育てるには？
そこで、くるたんは、自分の役割を理解しました。
ぶぅぶぅのお給料は、いったんくるたんの手ぇにわたります。
『大事に使ってくださいね。』
みぃみぃは、くるたんにそのようなお約束をします。
みぃみぃは、一人でちゃんと妻のお仕事ができないようです。
お料理は、ちぃちに手伝ってもらいますしね。
べびたんの育て方が悪かったんですね。
そう、くるたんは、妻として、ぶぅぶぅを育てることにしました。
妻はたいへんです。
くるたんは、毎日、ぶぅぶぅのお布団で眠ります。
くるたんは、毎日、お布団から放り出され、
朝にはうつぶせになっていたりします。
ですから、くるたんは、今日もお疲れです。
写真のくるたん。妻のお仕事、お昼寝中です。
☆べびぃ☆
