
金山総合駅のアスナル金山に ライブイベントを観に行ってきました。
最近 息子が利用を始めた児童デイサービスのスタッフの方々がライブをするということで案内をいただき、家族で観てきました。
このイベントは誰もが感じる社会ストレス、人間関係の中から生まれるストレス、自分の中にあるバリアをクラッシュするライブです。
「体験」や「発見」をキーワードに、様々なディスアビリティー(障がい・壁)を越えて無限の可能性を求め、人と人がつながり生きて行くパワーとなるエネルギーを伝えて行く願いがこめられています。
ライブアーティストに mieさん、SALKI=、昨年メジャーデビューされた神山みさ さんなどたくさんの音楽も聴くことができました。



息子は見覚えのあるスタッフが舞台に立っていたり、テントで声をかけてくれるので かなりとまどっていました。
この児童デイサービスを運営する団体は 特定非営利活動法人(NPO)で、企業とも行政とも異なる価値観と役割を持つ社会の担い手です。
地域と共に人と人とを大切に、豊かで質の高い人間関係創りを寄与することを目的としています。
息子がデイサービスを利用するにあたって、このような事業所をいくつか見学してから利用するかどうかを考えようと思っていました。
軽度の発達障害の人には必要ないのではという一部意見もありましたし、実際デイサービスは満杯で利用者は重度の自閉症や肢体不自由な人も多い。
迷いが渦巻く中で この団体と出会うことが出来ましたが、今はとてもラッキーなことなのではないかと思っています。
代表の方は身体が不自由で車椅子の方ですが、たくさんのお話を聞いて改めて障がいって何だろうと考えたのです。
息子に重い障がいはありませんが、あたたかい家庭的な雰囲気のデイサービスを見て、息子に合いそうだと直感してすぐに決めました。
息子は施設で飼っている爬虫類をさわらせてもらったのがよかっただけかもしれませんが…^^;
話は逸れましたが、そんなアットホームな施設のスタッフが企画したライブイベント。
音楽も、障がいや壁を乗り越えるための小さな勇気をもらえる唄ばかりでした。
会場には関係者と思われる車椅子やバギーの方もちらほらみえましたが、道ゆく通行人も立ち止まり、音楽に耳を傾けていました。
障がい者ばかりで集うのもいいかもしれませんが、敢えて健常者が障がい者と交流する。
そもそも障がいとは何なのか?
これは関わって繋がっていくことで浮かび上がる疑問。
まだまだこういうことに無知な私ですが、人としてこれからも少しずつ考えていきたいなぁと思いました。
ライブは最後まではすべて観ることができませんでしたが、たくさんのメッセージをもらった気がします。
大阪の北西部に住んだころは、近くに特別養護老人ホームや、目の見えない方、知的障害のあるお年寄りなどの施設がありました。
そこの施設は緩く地域とつながるように努力されていたの。
だから、100円握りしめて駄菓子屋に来るちょっと天然おっちゃんは子供たちと顔見知り、夏のバザーに買い物に来る目の見えないお年寄りも地域の方が、これはこんな色、これはちょっと大きい、なんて対応していたわ。
大事よね、ゆるきゃら、ゆるつながり、そして気持ちがつながるもの。
そんな地域もあるのですね。
人と地域の繋がりってゆるくても深いと思います。(^o^)
今は通信の繋がりが盛んで、それはとても便利ですが、直接繋がることは暖かさが違いますね。
スケッチブック展もきっとそうですね。
絵を通して繋がる。
体温を感じますね。
音楽や絵、食べ物、色々ありますが 人らしく繋がっていけたらいいですね。