2度目のお晩です。
ムシムシは相変わらずです。
キンチョーではないけど、日本の夏 ですね。
10月6日開催予定の 岩城・湯沢海と山の旨いもの自慢 出店予定の「軍艦焼」の型です。

今風に言えばたい焼きみたいなものですが、小麦粉を塩で味付けし練ったものに餡子を入れて焼くのですが、昔の子供たちにとっては、大変なご馳走のおやつだったようです。
塩の味付けは、想像ですが「砂糖が貴重な時代」を反映しているのではないでしょうか。
明治の末期から大正初め頃に鋳造されたと言われるもので、100年近くの年月を経ている骨董品に近い代物です。
10年位前までは、天鷺村でイベントの時に軍艦焼を焼いていたのですが・・・。
かなりの年月を経ているので噛み合わせが悪くなり、小麦粉が流れ出してしまいます。
旨い、旨くないは別として、食文化の歴史の中に埋もれさせたくなくて、この焼型を修理し再び使えるようにしたいと、東奔西走しているところです。
この焼型を見ていると、今のようにコンビニに行けばすぐにお菓子を買える時代とは違い、おじいちゃんおばあちゃんが孫の喜ぶ顔を見たくて囲炉裏端で軍艦焼を焼いている、そんな情景が浮かんできます。