ボランティアサークル「ビーンズ会」

ビーンズ会の活動内容などを紹介。
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あべ十全書き下ろし痛快エッセイ

2008-07-18 10:05:04 | 耳より
「まず病院さ運ばねば」
 救急車が定着していなかった時代である。
「トラックの荷台さのせれ!」
 幸い一キロメートルと離れていないところに病院があった。数人の従業員に抱えられてトラックの荷台に乗せられたが、真っ赤な血がたれ落ちる。すぐに学校と家に知らせが入った。
「十全が交通事故で死んだど。輸血が必要でA型らしど」
 死んだものに輸血は必要ないのだから生きているに決まっているのだが、どうせ他人事で、少し面白がって見せるのが秋田人の洒落っ気なんだな。


”あきれるほど不器用。だけど、そのへんのヤサ男よりずっとかっこよく熟成された回遊人、あべ十全の書き下ろし痛快エッセイ。”
 -筋玉入りの、おっと失礼筋金入りの男らしさが行間から零れ落ちる---。
  そのまま不器用に、無邪気に、そのまま、そのまま・・・。田吾作デビューから35年、まだ「いぐどぉ」!

と、言うことで、
ビーンズ会の会長で、秋田のエンターテナー・シンガーソングライター(田吾作)・作家・タレント・DJのあべ十全さんが書き下ろしのエッセイを出版しました。
あるときは、抱腹絶倒。あるときは、ぼろぼろと涙がこぼれ落ちるほど泣き笑いできる、そんなことがぎゅっと詰まった1冊です。
彼が少年時代をすごした昭和30年代頃。事故から社会復帰?ぼろぼろの体でも若さで突っ走ったフォーク全盛の40年代挫折を繰り返しながらも、人一倍負けず嫌いの彼が現在までを面白おかしく、そして感謝を忘れず生きてきた。一家に一冊は欲しい。そんな一冊です。
 
 もし、母へ、父へ。ひつ粒でも感謝の雫を持ち続けていられたなら、社会で毎日のように起きている悲惨な事件は起きないだろうにと、この本を読んで感じました。
タイトル:十全のぐにゃぐにゃ回遊記
著者  :あべ十全
出版社 :萌芽舎
値段  :1,500円(税込み1,575円)
 書店に無い場合は、
 ●電話・FAX:0184-23-1976
 ●第1スタジオあべ十全事務所
 ●住所:〒015-0831 秋田県由利本荘市北裏地101-1

ちなみに、この本の中に私が「あやますみ」として登場しますので、是非読んでください。

 
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3 コメント

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買いました (広面の碁打)
2008-07-29 10:37:03
 十全さんの本、買いました。あやますみさんのことも、かっこよく書いてありましたので、読ませていただきました。
 ちなみに、私の妻も、元看護婦で、現在は、ケアマネージャーです。
 看護婦の人格に共通する(?)ものが十全さんの描いた、奥様の人物像にも読み取れて、大変興味深く感じさせていただきました。
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ありがとうございます〓 (吉田 祐太)
2015-07-06 19:12:01
十全さんの本を有りました特に十全さんと綾子さんのサインを貰いました
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Unknown (高橋修)
2015-07-08 08:21:26
吉田祐太さんコメントありがとうございます。
十全さん綾子さんご夫妻は先日27回目の結婚記念日を迎えられ、変わらぬアツアツぶりのようです。
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