ざりがにの うたにっき

小さいざりがにが日々の事をだらだらと、
時に頭にお花を満開にさせて綴っています。
温かい心でお読み下さいませ。

学校に行こうか18 -スクールカウンセラーさん②-

2018-11-29 11:31:36 | 学校に行こうか
ある日の月曜日。

「月曜日だ…しかも6時間だし…」


その日の空模様と同じドンヨリ空気
明るく明るく切り替えてもらおうと思って、


「明日はの好きな教科の特別授業があるね

って言ったら、


「それは明日であって、今日じゃない…」



おっしゃる通り。
明日であって今日じゃないよねぇ

お母さんが余計だった。

はちゃんと自分で切り替えて、遅刻せず登校して行った。




******************


私がスクールカウンセラーさんからアドバイスいただいたこと。

ケースバイケースではある。
今になってみれば、
当たり前に、気に止めるまでもなく、
そうしてる人の方が多いのかもな。



☆家がつまらない環境作り

嫌なことがある、苦手な人がいる、
面白くない授業があるetc.

だからと言って、学校を休んで家にいても、つまらない 。
だったら学校に行こうかな の図式。



我が家の場合は、
お休みした日はゲームは無し だった。

心療内科や、不登校に関する本を読むと、
ゲームは好きなだけさせて良い。
ストレスからの逃げ道になってるから、無理に禁止にするのは逆効果だとある。

でも結果的に息子の場合は、

「ゲーム出来ないのは嫌だから行く」

と言って、遅刻しながらでも登校して行く。
欠席日数は目に見えて減った。

もちろん、
それぞれに行きたくないタネについて対処は必要。




☆言い方を変えてみる

一緒に居る時間が長くなれば、

「ご飯食べなさい」
「お風呂入ってしまいなさい」
「ゲームやめなさい」

などなど、日常の中の命令形での話しかけが増えてしまう。
命令してるつもりはないのだけど、息子からすれば、楽しい時間を中断される命令に聞こえていた。

これを提案形、または、自分の気持ちを伝える言い方にしてみる。


「ご飯食べようか」
「お腹空いたから、そろそろご飯にしたいな」

「お風呂に入っちゃったら?」
「寒かったから、お風呂に入って温まった方が良いよ」

「ゲーム終わりの時間じゃない?」
「ゲームは終わりにして欲しいな」


なんか息子に気を使うのも変な感じもするのだけど、
言い方を意識してみると、
渋々でも動く。反発される回数は減っている。
そして言う前に動く時も増えた、気がする。






☆生活リズムを整える、時間を決める

行き渋りが増えた頃は、
生活リズムも狂いがちだった。

寝る時間、ゲーム終了の時間も決めていたけれど、崩れる。
朝は、学校に行きたくないから、
余計に起きられない、起きたくない。

悪循環が生まれていた。


やはり睡眠時間は大切で。


息子の場合、感受性が強いこともあって、
嫌なことだけじゃなく、楽しかった場合でも、
周りの子よりもアップダウンが大きいよう。
それをリセットするにも睡眠は大事。


そのために、学校から帰ってからのタイムスケジュールを再確認した。

再確認の話し合いをする時は、
息子が決めていったものの、
主導権は旦那が握って、塩梅良いところに誘導していった感じ。

私はそこに居たけれど、基本は黙っていた。
私が口出しすると、
息子にとっては、決めつけられた印象が強くなってしまう。


怒る人と、フォローする人がいるのは、
息子にとってはプラス。
怒る側は損な役割にはなるけれど、


決め事をする時には、フォローする側の人に前面に出てもらって話を進めると、
スムーズに聞き入れてもらえる。



「納得いかない気持ちも出ると思うんですけど、
そうする事で欲しい結果が得られるので、
その立場は利用しましょう」

なんてフォローされたな


決めたタイムスケジュールを紙に書き出して、
皆んなが見えるところに貼り出してある。


時間を決めたことで、

「時間だよ」

と促すだけで良くなる、わけだ、はずだ。






☆お腹が痛いとき

これはとても難しい、悩ましい状況。

息子の場合、
・下してトイレに頻繁に通うことは無かった。
・登校してしまえば、保健室に行くことも無かったし、早退することも無かった。


でも、朝食を食べ終わって、身支度も整えて、後は行くだけって時間になると、

「◯◯が嫌なことをしてくる。顔も見たくない」

他を言いながら、

「お腹痛い」

に繋がっていく。


これがね、話の流れと、痛がる素振りがドラマチック過ぎるんだなぁ、、、。

そこまで、痛くはないんだろうな、と。


担任の先生にも、スクールカウンセラーさんにも言われたのは、
「そう言った母親の見立ては当たってる」

そこでスクールカウンセラーさんからのアドバイスは、


*どのくらい痛いのかを数値化させる

痛いことは痛いのだから、
そこは「痛いんだね」と認めてあげることは大事。


その上で、どの程度痛いのかを10段階で判断させる。

例えば、

5 なら、
このまま家で少し休んでいて、動けるようなら登校する。

7 なら、
このまま家で少し休んでいて、動けるようになったら、保健室に行く。

とか。


朝に調子が悪いのは、子供でも大人でも、
誰でもあり得ること。

痛いながらも登校してみて、
友達と遊んだりするうちに忘れたりする。

お腹が痛い=学校を休む だと、
「お腹が痛い」と言えば休めることを覚える。

遅刻してでも、登校する方向にもっていくようにする。



ここで大事なのは。

・腹痛そのものは疑わない。認めてあげる。
・本当に登校出来る体調なのかを見る。
・辛くなったら保健室、早退しても良いことをきちんと伝える。



そして、朝よりも腹痛は治って、
下校時間まで居ることが出来たら、

「朝よりも痛くならなくて良かった。
お母さん、安心した」

「痛かったのに、1日学校頑張ったんだね」


大袈裟に褒めたりする必要は無い。
学校に行けたことを確認、体調悪化しなくて良かったの安堵を伝える。


一つ一つ、毎日確認を重ねていくことで、
本人の自信にも繋がる。


登校出来たこと以外でも、なんでも。
本などを読むと、
「毎日必ず◯回目標に褒めてあげましょう」
とか書かれてあったりする。

ある程度の歳だと白々しい場面も出てくる。
褒めなくちゃ!と構える必要はなくて、
出来たこと、頑張ってることを
「確認をする」で十分に伝わる。




この腹痛を数値化させる は、心理戦でもあるのだけど。

息子からすれば、結局は休みたいけど休めないしね。


心療内科を受診後、2週間くらい連続で欠席。
久しぶりに登校してみるってなった朝。
学校に向かう途中に、

「お腹痛い」

って言うので数値化させたら、


「9!」

と大きな声が返ってきた。


「9でも学校に行けるんだ?
凄い頑張ってるのかぁ。
久しぶりだから緊張してるのもあるのかもね」


そんな会話をしてからは、

「学校に行きたくない」は言うけど、
「お腹痛い」は言わなくなった。

やっぱりそんなに痛くなかったのか、
痛いと言えなくなってる訳ではないと思うんだけど。

難しいね…









まとめてるつもりがダラダラ長いな。
③に続く。





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