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おしまい!

2005-06-23 | 本を読んでみた。
「最長片道切符の旅」読了です。遠くへ行きたい・・・・どこか遠くへ・・・・

作中で「大根と干し柿に始まり、終わった旅だった」みたいな事いってましたけど、どうでしょうか、個人的には登下校の中高生の登場回数の多さが印象深かった。彼らの描写が宮脇氏のその時置かれている立場を炙り出していたような気がします。「最長片道切符」というどう考えても阿呆の極みとしか考えられないことでもひたすら読まされていると、だんだんと馬鹿馬鹿しさに慣れてきてしまうのですがそこから引き戻してくれるのが中高生であり、通勤中のサラリーマンであったような。そんな感じ。まるで銀河鉄道のように客の少ないローカル線が多く登場する中、数少ない登場人物としても彼らは輝いていました。また、純粋に「若さ」というものと折り返しに差し掛かった宮脇氏という対比という点からも興味深く感じました。


とにかく何処かへ・・・・あ、久留里行ってみるか!!


【今日の一曲】Perfect Day/Lou Reed