サボリーマン vs 烏賊軍

佐世保発信の完全自己流エギンガーのド素人技術で烏賊は釣れるのか!?やってみらんばわからんばい!

このままで。

2005年12月25日 04時59分49秒 | 自伝~自分を伝える~
月日が流れました。
あなたと交わした最後の会話から。
とても不器用であなたの気持ちにも気づく事ができず
自分だけの意見を押し付けていた、僕。
今更後悔しても間に合わない。
あなたの苦しみさえも理解してあげる事もできないで。

あなたが「もう、忘れて下さい。」と告げてから
何度も何度も忘れようとした。
今になっても忘れきれない、僕。
声もかけてはいけないとわかっていながら、気になる僕。
あなたの誕生日のために買ったプレゼント、取って置きます。
あなたを忘れる事はできません。
せめてあなたと一緒にいれた時間を思い出に取っておいてもいいですか?
出逢った瞬間から最後までのあなたとの思い出を
ずっと僕の心の中に閉じ込めていてもいいですか?

きっとこのままでお互いがいいんだとわかってる。
こうなってしまう事だってお互いわかっていた。
でもこんな最後が来るとはお互い思わなかった。

誰かに相談する勇気もない僕にはこうやって伝える事しかできない。

このままずっと話せないのは辛いけど、
このままの方がきっといい。

このままずっと避けられ続けるのは苦しいけど
このままの方がきっといい。

このままずっと目を合わせられないのは切ないけど
このままの方がきっといい。

ずっとありがとう。
僕に愛情を注いでくれて。
ずっとありがとう。
僕と付き合ってくれて。
ずっとありがとう。
僕に微笑み続けてくれて。
ずっとありがとう。
僕を暖めてくれて。
ずっとありがとう。
僕から目をそむけず見つめてくれて。
ずっとありがとう。
僕に大切な思い出をくれて。

ずっとずっと、ありがとう。

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自伝 ⑨

2005年12月10日 21時03分38秒 | 自伝~ストーリ Ver.~
そして1月4日、なんとM美から年賀状が届いたのだ。

その頃僕がサンバを知っていたら、まさに手紙を手にした瞬間に『一人サンバカーニバル』が始まっていただろう。

早速、年賀状の裏を読んでみた。しかし、内容はいたって普通の正月の挨拶。

「M美は僕のメッセージを隅々まで読んでいないのか?」と疑った。

それは違った。隅々見ていなかったのは僕の方だった。

年賀状を表に返し、僕がメッセージを書いた場所とほぼ同じ所に小さくなにやら文字があった様な形跡があった。

消しゴムで一生懸命消したような形跡があってはっきりとは読めなかったが、元々M美は字を書く時に強く押さえて書く癖があり、いくら消しゴムで一生懸命に消したところで筆跡は残ってしまっていたのである。

ましてや、年賀状のような硬い紙質にはクボミができてしまっていてよく目を凝らして見ると大体何を書いたかはわかった。

僕には「私も好き」と書いてあるように読めた。

もちろん『一人サンバカーニバル』が僕の小さな脳みそ会場いっぱいを借り切って開催されたのは言うまでもないだろう。

自伝 ⑧

2005年12月09日 20時30分38秒 | 自伝~ストーリ Ver.~
そんな日々が続きその年の正月がきた。

僕は意外と見た目よりも小まめで、律儀な所があって小学校の頃は1年生から同じ町内、仲のよい学校の友達、先生には必ず年賀状を出していた。

もちろん大好きなM美にも書いていた。

その年、『不思議な感覚』を味わう事になった。僕は思い切った行動にでた。

M美用の年賀状の端っこの一番下に、『大好きです』と書き込んでポストへ投函した。

この時はさすがにドキドキ感がM美からの返事がくるまで止まらなかった。

なんせ、今回は名前も出ているし、しっかりと住所まで書かれている。まさに、逃げも隠れもできない、そんな状況だ。

年賀状を出し、年賀状の返事が来るのは大体1月2日から5日の間なわけで、その数日間というのは普段落ち着きがない僕は特に落ち着かなかった。

「このまま返事が来なかったらどうしよう。」、「新学期が来てどんな顔してM美と顔をあわせよう。」と様々な自問自答が繰り返されていた。

自伝 ⑦

2005年12月07日 23時43分01秒 | 自伝~ストーリ Ver.~
初めてとった行動は、小学4年生の夏場の暑い昼休みの後だった。

5時間目は体育で、普通は昼休みのうちに体操服に着替え昼休みが終ると同時に体育が始まるのだが、その時の僕は何か忘れ物をしたか何かで誰もいない教室に戻り用事を済ませ大好きだった体育に遅れてはいけないを教室を出ようとしていた。

ふと教室を見返すと、大好きだったM美の机が目に飛び込んできた。

ここで大抵の男性諸君は不純な想像をして男だったら経験した事のある様な行動を連想するのだろうが、間違いである。いや、大間違いである。

まだその頃の僕は純粋で、ただただM美が大好きだった僕に目に付いたのはM美のフタの開かれたままのピンク色の筆箱だった。

何をその時僕は思ったのかははっきり覚えていないが、近くにあった小さな紙切れを取り、敢えてM美のピンクの筆箱に入っていた鉛筆を拝借し、『大好きです』と名前も残さず筆箱の置くに入れてそっとフタを閉めた。

そして耳を赤らめつつ、学校の階段を駆け下り運動場へと向かった。当然ながらM美もその体育には参加していた。

きっとそんな事も考える余地もなくとった行動だったのだろう。

今考えるとものすごく度胸のある行動で、同じグラウンドで同じ陣地で逃げ回ってやっていたドッヂボールの授業中、たった今M美の筆箱に自分の気持ちを伝えた紙切れを入れ、元気いっぱいにドッヂボール。

まともにドッヂボールなんてできないだろう。しかし当時の僕は気持ちを伝えた事によって、とても『ハイ』だった。『不思議な満足感』だったのを覚えている。

きっと名前を書かなかった事によって「僕とわかるはずがない。これでM美は誰かが私に好意をよせている。」と直結ではないが、二人だけの『不思議な感覚』を味わえるという事が嬉しかったのだろう。

その他にも何度か似たような手段で『不思議な満足感』を分かち合ったのを覚えている。

自伝 ⑥

2005年12月03日 18時40分39秒 | 自伝~ストーリ Ver.~
そういえば、丁度その頃に異性に対する『自分の気持ちを伝えるという胸熱くなる気持ち』も経験した覚えがある。

これは以前書いた『初恋』と一緒じゃないの?と思われそうだが、同じと言われれば同じというしかないがもっと小さく分析しもらいたい。

『初恋』とは特別な異性を意識し、ドキドキとした空間を味わえる状態であって、『自分の気持ちを伝えるという胸熱くなる気持ち』と言うのは、『初恋』の一歩先の段階なのだ。

ドキドキとした空間を味わい、更に気持ちが高まり、自分の気持ちを特別な異性に伝える事によって満足感を味わえる特殊な行動なのである。

時に、満足感ではなく絶望感を味わってしまうギャンブル的な行動になってしまう事もあるが、そう考えるとスリル感も体験出来てしてしまう。

とにかく話しを進めるが、僕はこの頃初めてM美に告白をした。

告白したと言っても、M美を放課後に校舎裏に呼んで「僕はあなたが好きです。」と面と向かって告白したわけではなかった。

書いていて恥ずかしくなるが(赤面はしていません。)、徐々に「僕はM美の事が好きなんですよ」と穂のかに漂わせていった。

自伝 ⑤

2005年12月01日 18時16分40秒 | 自伝~ストーリ Ver.~
その影響もあってか3年生になってからというもの、先天性の性格が発揮してきたのかは知らないが、僕はクラスでも学年でも今では少し死語になりつつある言葉を借りれば『人気者』になっていた。

何かとクラスの皆を楽しませていたあの頃。

授業中にはろくに答えもわからないくせに、手を挙げ発表し、周りの沸かせては恐れるものはなかった。

もし、過去に戻れるタイムマッシーンがこの世に存在し、その頃に戻りこっそり開化幼き僕を教室の後ろの扉のからす窓から覗く事が出来たら、そんな頃の自分をみて感心する反面、憎たらしい程に嫉妬するだろう。

周りからいつも頼られる存在、先生や大人からも『1484君は~』とか、『やっぱり、1484だよな。』などと話題にされる存在、素晴らしい。

嘗て学生時代にある程度目立つ存在であった方々にはこの『快感』は伝わるだろう。

小学校3年、4年と楽しかった事を今でもシミジミと覚えている。