こんばんは。
東京ステイ、今年もいよいよ数日という夜です。
冷えておりますが、こういう空気は案外キライじゃありません。
凛と澄んだような、シンと静まったような雰囲気で、
太平洋側の冬も悪くないものだと思います。
先日、我が家の娘たちの、初めてのクリスマスについて書きましたが。
ちょっとだけ、本当にちょっとだけ、そこにはオマケがあります。
大した話ではないのですが、備忘録的に。
24日の朝、目覚めたら娘たちの枕元にはプレゼントが置いてありました。
実はその横、僕からはちょっと見えないようなところに、もう一つ。
僕はそれには、最初は気付かなかったのです。
すると、嫁が娘に
『ほら。お父さんにもサンタさんはプレゼントをくれたねぇ』
と。
見てみると、なるほど確かに包みが一つあるなぁ。
決して大きいものではありませんでしたが、何やら幅広だぞ…?
それにしても、まさか自分が34歳になってなお、
サンタクロースからプレゼントを貰うとは思わなかったなぁ(笑)
中身は、CDでした。
superflyという歌手の『Force』というCDです。
以前、僕が嫁に、ちょっと欲しいんだよなぁと呟いたのを
どこかでサンタクロースが聞いていてくれたんですね。
僕がそのCDが欲しいなぁと思ったのには、ちょっとしたわけがあります。
勿論、そもそもsuperflyという歌手が好きだから、そして新譜だから、
というのはありますし、普段から僕はよく彼女の歌を聴いているので、
新しいCDが出れば聞いてみたいなぁと思うのは普通かと思いますが。
それに加えて。
きっかけは、次女が誕生するその夜に遡ります。
夜中に嫁が産気づき、長女が寝ているので僕は最初は付き添えず、
義母に頼んで、嫁を病院へと連れて行ってもらいました。
その後、病院から戻ってきた義母と交代で、長女のことを任せて
僕は車で病院へと向かいました。
時刻は夜、真夜中近かったと思います。
普段、我が家の車中ではハードディスクに録音した曲を聴いているのですが、
その夜はどういうわけか、オーディオからラジオが流れていました。
そして、その時にたまたま流れてきたのが、superflyの新曲(…だったんだと思います、当時)
『輝く月のように』
という曲だったのです。
病院へ行く道すがら、漠然と色々なことを考えました。
母子共に、無事に生まれてくるだろうか。
ようやく会える娘は、どんな顔をしているのかな。
お産は、なるべく軽く済みますように。
これで四人家族になるのか、頑張らなきゃなぁ。
嫁は大丈夫かな、一人の病室で不安になっていないかな。
そういうアレコレがボンヤリと浮かんでは消える思考の中で、
フルコーラスがスピーカーから流れてきた曲。
折りしも夜中、車も全然通っておらず、天気も良く、所謂、気持ちのいい夏の夜。
夜空に月は見ませんでしたが、星もそんなに見えなかったという記憶はあるので、
きっと月が出ていた夜だったのではないか、と思い返します。
我が家から病院までは、スムーズに行けば車で10分くらいの距離です。
その道々を、色んなことを考えながら、一人でドライブしたなぁ。
嬉しい気持ち。
不安な気持ち。
待ち遠しい気持ち。
焦る気持ち。
心配する気持ち。
張り詰める気持ち。
楽しみな気持ち。
『輝く月のように』
この曲を聴くと、あの夜が戻ってくるのです。
戻ってくる感じがします。
そして、このCD、『Force』にはその曲が収録されているのです。
だからこそ、それを手元に置いておきたかった、というか、
自分のライブラリに加えておきたかったんです。
その事もあって、きっとボロリと嫁に言ったのかなぁ。
我が家の次女は、毎日順調に大きくなっています。
基本的に、昼も夜もよく寝てくれていますが、
起きている間もずっと機嫌がよく、たいそう笑います。
長女が2歳5ヶ月、なかなか手もかかる時期である今日この頃、
次女のそういう気性は本当に我が家の育児環境を救ってくれています。
次女自身にそういう自覚はないのでしょうが、僕も嫁も、
そして長女も彼女のことが大好きですし、助けられていると思っています。
ありがとう。
本当に感謝しています。
クリスマスの(ちょっとした)プラスのストーリーでございました。