goo blog サービス終了のお知らせ 

 時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

歴史ドラマで描かれない庶民たち

2025年05月14日 | レビュー(テレビ、ゲーム、本、映画、その他)

歴史ドラマや映画などでは、主人公は名のある大名だったり、武将だったりすることが多い。
歴史ドラマが、登場人物と共にその時代の流れを描くものである以上、時代を動かした人物が、主人公や、そのまわりの登場人物として描かれるのは、当然だとは思う。

だが、いつの時代もそうだが、世の中はそういう人物だけではない。
歴史を動かしてはなくても、それによって影響をうけたり、まきこまれたり、迷惑をこうむった一般人は無数にいたはず。
いゃ、むしろそういう人の数が大半たと思う。
歴史を動かした人物というのは、世の中ではほんの1握りだと思う。
ドラマや小説や映画などでは物語性は大事になるし、その作品で何を描きたいかによって、主人公や登場人物選びは変わってくる。
歴史上での大きな出来事や事件を描く場合は、歴史を動かした人物やそのまわりの人たちがメインになるのは仕方ないとは思う。

でも、歴史上の大きな流れを描くのではない場合は、著名な人物がメインでなくてもいい。
歴史を大きく動かした人物じゃなくても、ひとりの人間ドラマとして描くなら、一般庶民がメインでも作品はつくれる。

以前、「タイムスクープハンター」という番組があり、そのドラマは歴史に残ってない一緒庶民をメインにしたドラマだった。
その視点が面白く、新鮮に思えた。
こういうドラマも、もっと増えたら面白いのに・・などと思ったものだが、なかなかそういうドラマは少ないよね。

例えば明治維新の時に、それまての藩体制から廃藩置県で社会の仕組みが大きく変わった。
それによって大きな損害と迷惑をこうむった人は多かったはず。
その中には大名から庶民まで様々な立場の人がいたはず。
そういうドラマの場合、廃藩置県を行った政治家側の視点で描かれることが多い。
でも、たからこそ、それで迷惑をこうむった庶民側の視点のドラマもおもしろいと思う。
そちらの立場の人たちの方が多かったはずだから。


他にも、例えば関ケ原の戦いが題材の作品だと、メインは大名たちや、その側近の武将たちでストーリーが描かれる。
だが、その戦場や近辺に住んでいた一般人にとつては、自分らの住む土地が戦場にされてしまうわけで、それによって受けることになった被害や、それによって狂わされた一般人の人生などは作品内てはスルーされている。
たまからこそ、そのへんをメインに描く映像作品を見てみたい。
絶対に一般人なりのドラマもあったはずだと思うから。


歴史を動かす立場の歴史上有名人がドラマの主人公として描かれるドラマなどを見るにつけ、それによって損害をこうむったり、人生が狂ってしまった一般人は当時大変だったろうな・・と思ってしまうことは、よくある。

タイムスクープハンターのような、歴史上の「名もなき人たち」のドラマがもっと見たい。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 帰ってきたエレガットギター | トップ |   
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

レビュー(テレビ、ゲーム、本、映画、その他)」カテゴリの最新記事