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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

初期のファイナルファンタジー(FF)に愛をこめて (追憶のゲームソフトシリーズ4)

2015年01月17日 | 懐かしい系、あれこれ

ファミコン全盛時、私はバンド活動のかたわら、ファミコンにもハマりまくり、本職の仕事が終わって家に帰ると時間を忘れて夜遅くまでファミコンゲームに熱中していた。

バンド活動にも熱は入っていたつもりだったので、本当は帰宅したらもっとギターの練習でもすればいいものを、ファミコンに時間を費やしていた。

その頃は、絶えず何かゲームを遊んでいた。1本クリアすれば、また新たな1本を買ってきて遊んでいた。

当時はファミコン雑誌も毎号購入して、新作情報を読み、新作ゲームや旧作名作の紹介記事を読んでは、次に遊ぶゲームを物色していたのだ。

 

RPGにハマり、ドラクエなどをクリアした後、ゲーム情報誌などを見ていて、ドラクエの次に目を付けたのが「ファイナルファンタジー(以下「FF」と記す)だった。

まだ当時はFFは初回作しか出てなくて、そのレビューは・・私の読んだレビューでは評価は「中の上」と書かれていた。

 

FFはその後、ドラクエと並ぶビッグタイトルになっていくが、まだその頃はそれほどではなかった。

モノは試し・・とFF1を私は購入し、遊んでみたのだが、これが面白かった。「中の上」どころか、私にとっては間違いなく「上」であった。

なにより、戦闘シーンで、敵に遭遇する場所によって背景が変わり、また武器を持ちかえるとちゃんと攻撃グラフィックも変わる点が好きだった。例えば武器を弓に持ち替えれば、武器グラフィックもちゃんと弓に変わった。

 

今では当たり前のことかもしれないが、当時としてはそれだけでも魅力的だったのだ。

 

で、1をクリアして、少し時間がたったあと、FF2が発売されることをファミコン雑誌で私は知った。

雑誌のレビュー評価も上々。私はその新作に飛びついた。発売日に購入したと思う。

 

で、はやる心をおさえ、プレイ開始。

と!

いきなり、衝撃の展開だった。

当時、それなりの数のRPGを遊んでた私であったが、オープニングの衝撃や印象度では、私が遊んだRPGの中でも、FF2が一番だ。それほど心に残っている。

 

その後、色々趣向を凝らしたゲームが現れ、オープニングに色々な仕掛けを仕掛けたゲームは登場した。

中にはFF2の冒頭以上の仕掛けを冒頭に盛り込んだゲームもあった。いくつもあった。

だが、最初にオープニングで衝撃を感じたのがFF2だったから、いまだに「オープニングの印象度№1」として私の記憶の中に居座っているのだろう。

 

ゲームをたちあげた瞬間、いきなり「えっ??」という展開で、あれよあれよとどんどん話が進んでいき、ぐいぐい引き込まれていったのを覚えている。

 

プレイを続けていると、全体的に、他のRPGとは違ったシステムに挑戦しようとしているシステムに感じた。

ダメージを受ければ受けるほど強くなるマイキャラ、使えば使うほど成長していく魔法、4人パーティのうち、1人分のメンバー枠が物語の進行に合わせて次々と入れ替わっていったり、個性的な戦いかたをするゲストなど。

 

野心を感じたシステムだったが、荒さや問題点や矛盾点もあった。

たとえば、ダメージを受ければ受けるほど強くなるマイキャラの特徴を逆手にとり、ザコ敵とのバトル時に味方同士で攻撃しあって、互いにダメージを与えあって成長させることができたり。

また、いくら使っても使っても、完全回復に(意味合いでいうと、ドラクエでいうところのベホマ)までは成長しきれない回復魔法。

イベントで登場した時は強力だった魔法アルテマも、味方が使えるようになるとイマイチだったり・・。

 

・・などなどの問題点はあった。

 

そんな色んな問題点はありながらも、新たなシステムに挑戦した開発側の熱意は感じたものだった。挑戦的、野心的な作品に思えた。

 

冒頭のサプライズ演出や、上記のような野心的なシステムなどがあったおかげで、他の普通のRPGとは一味違った、斬新な作品に思えたものだった。

 

これ以後、FFはドラクエと並んでRPGの両横綱的な存在になっていった。

ドラクエが、良い意味で保守的で、安心して遊べるシリーズだったのに比べ、FFは、より革新的な内容になっていくシリーズになったが、その方向性はすでにこのFF2に置いて現れていたと言えるだろう。

 

後から考えると、FF1にしても、ドラクエとは違ったシステムで勝負していた。

サイドビューのバトルシーン、バトル場所で変わる背景、持ち替えた武器がグラフィックでちゃんと表示される・・など。

ドラクエによってRPGはすっかり市民権を得るようになったが、FFはすでに1の時点でも、ドラクエに対抗して、追いつけ追い越せ的な野心や熱意を持って開発されていたようにも思える。

そしてそれがFF2のオープニングのインパクトにつながり、更にその姿勢がFFシリーズを毎回進化させてゆくことになり、やがてはRPG界の文字通りの両横綱になっていったようにも思える。

 

そういう意味では、FF2のオープニングは、FFの大きな飛翔へのジャンプ点になったようにも私には思えている。鼻息荒い・・・開発者のそんな熱意を感じさせてくれる演出だった。

 

 

私にとっても、FFはドラクエシリーズと並ぶお気に入りシリーズであった。だが、FFの進化に、やがては私の方がついていけなくなってしまうようになった。

 

私は、2Dキャラで、バトルがサイドビューの初期FFが大好きだった。その頃は毎回毎回新作が出るたびに熱中した。

だが、やがてキャラがポリゴンになり、サイドビューのバトルシーンじゃなくなくなったあたりから、少しづつ距離を感じていくようになった。

でもそれでもしばらくはついていった。

だが・・・やがて、フィールドの概念がなくなってしまうバージョンが出てきた時に・・・もう、ついていけなくなった。

そして、オンライン版が出ることで、ダメ押しになったかの如く、私は完全にFFとは離れてしまった・・・。

 

 

今となっては、すっかり私の心から遠くなってしまったFFシリーズではあるが、ファミコンやスーファミ時代のFFシリーズ・・・2Dキャラで、サイドビューのバトルシーンで、フィールドを歩きまわった、初期のFFシリーズを思い出すと、愛着がよみがえってくる。

そしてその愛着は、ポリゴン時代になって数作のFFにも当てはまる。

 

召喚魔法を初めて見た時のわくわく感、ラスボスにも威力絶大だったバハムートの心強さ、敵の特技をラーニングして覚える青魔法、様々なジョブをマスターしていく地道な楽しみ、バトルシーンから一時的に消えて2ターン目に空から降りてきて大ダメージを与える竜騎士の個性、分厚い本のふちで敵を殴って攻撃し、なおかつ敵の弱点を見破る学者、どんな最強攻撃もマネできてしまう「ものまね師」の天才(?)ぶり、風魔手裏剣のメテオ並みの攻撃力、反則的な威力を誇った「ナイツオブラウンド(円卓の騎士)」、結局生き返らせることができなかった美少女、2パーティに別れて攻撃した巨大ボス・セフィ○ス・・・。

 

などなど、思い出せば出すほど、中期以前のFFシリーズの楽しさは忘れられないし、それらに夜が更けるのも忘れて熱中していた頃を思い、胸が熱くなる。

 

やはり、私が熱中していた頃のFFは、今思い出しても素晴らしいシリーズだったと思う。

 

フィールドがなくなり、その後オンラインになって私から遠く離れていったFFだが、初期のFFに対する私の愛着は・・今もある。

もっとも、その後FFの新作は私は遊んでいないので、今でもフィールドが無いのかどうかは、今の私は知らないでいるが・・。

 

ともあれ、できれば、初期のようなスタイルで、新作を作ってくれないかな・・とも思ってしまう。

 

初期のFFは、3DのFFとは別のゲームシリーズだと思う。

 

 

 

 


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