時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

旅先としての館山(千葉県)

2024年02月17日 | 

 

千葉県といえば、東京人にとっては隣の県であり、身近な県だ。

だが、千葉は案外広い。

千葉でも東京に隣接してる地域に行くのはけっこう気楽に行けると思う。それこそ、隣の区に行くような感覚で。

だが、千葉でも房総半島の先端部分や、太平洋側や、茨城県に隣接している地域に行くとなると、いくら千葉県が隣の県であるとはいっても、案外時間がかかる。

 

それは新幹線が千葉方面には伸びていないせいもあるし、飛行機で行くような距離でもないからだろう。

だが・・・例えば房総半島の先端の館山に電車で行くとなると、けっこう時間がかかる。

 

 

何度か私は房総半島の先端方面に電車で行ったことがあるが、思った以上に時間がかかった覚えがある。

房総半島というのは、東京湾沿いにぐるっとまわる感じで伸びているから、地図だけ見ると近そうにも見える。だが、もし東京から房総半島の先端までの距離を、東京から一直線に北か西かあるいは静岡あたりまで伸ばしてみたら、けっこう遠くまでそのルートは伸びることになるのではないか。

 

もっとも、車で行く場合はアクアラインを使えば、もっと早く行けるのだろうけど、ここでは電車で行く場合で考えてみたい。

というのは私が旅行に行く時は、基本は電車、もしくは飛行機プラス電車やバスの場合が多いからで、電車は移動手段のメイン的な存在だから。

私は基本、電車での旅行が好きなのだろう。

 

「特急さざなみ」だと館山に行くには便利な電車だが、これにしても今は直接東京から館山までは行かず、途中「君津駅」で乗り換えになる。

できれば東京から乗り換えなしで館山まで直行だと嬉しい。その点、新宿から出ている「新宿さざなみ」という電車だと、新宿から館山まで乗り換えなしで行ける。

これは東京人が館山に行くにはありがたい存在。

だが、この「新宿さざなみ」は土曜日曜と祝日のみの運行。運行期間にも一定の制限があるみたいなので、利用する場合は確認が必要。

その点が少し残念。まあ、採算を考えたから、そうなってるのだろう。

とりあえず、「あるにはある」というのでラッキーと思わないといけないのかもしれない。

 

ちなみに「新宿さざなみ」だと、新宿から館山までは2時間ちょっとだ。

 

新宿駅から2時間ちょっとで到着する駅というものを、同じ新宿発の「あずさ」で考えてみると、茅野駅から上諏訪駅あたりに到達することになる。

こう考えると、都心から館山まではけっこう距離があるんだなと実感する。茅野や上諏訪は長野県だものね。

まあ、その場合比較する電車が違うので、簡単には距離は比較できないが、それでも所要時間という意味では比較できると思う。

 
 

房総半島の場合、先端に近くなればなるほど、あたりの景色がどんどんのどかになってくる。

その移り変わりが私は好きだ。

電車に乗って館山方面に向かっている時、鋸山が見えてくると、房総半島のだいぶ先端のほうに近づいたことを実感する。房総半島の壁・・そんな感じだ。

鋸山は決して高い山ではない。だが、電車に乗って鋸山が見えてくると、ひときわ大きな存在感を私は感じてしまう。

鋸山はロープウェイもあるし、割と身近に山頂方面に行ける山。

さほど高くはない山ではあっても、上からの眺めは絶景だ。

まだ見たことがない人は、機会があればその機会を逃さずに、鋸山の上から見下ろす絶景を味わってみてほしい。

 

 

で、さらに進んで館山までたどり着いたら、半島の先端部分まで行ってみるといい。

太平洋に突き出た房総半島の先端に今自分が立っている・・・ということに、けっこう感慨深いものを感じる人もいるだろうと思う。

特に自宅に帰宅して、日本地図を開き、房総半島の先端部分を見て、「ここまで行ったんだなあ」と思うと、特に。

 

歴史好きな人や、伝奇小説が好きな人は、房総半島の先端方面まで行ったら、「里見八犬伝」ゆかりの場所をめぐってみるのもいい。

「里見八犬伝」は架空の物語だが、実際に存在した「里見家」と結び付けて史跡めぐりをすると、史実と物語が混ざり合って楽しい。

 

いつでも行けそうに思えたり、近そうに思えたりしても、実は行くとなるとけっこう時間がかる・・・それが房総半島の先端エリアだ。

 

 

「新宿さざなみ」みたいな直行電車が休日だけでなく、平日も走ってると、館山はもっと身近なんだろうね。

便は少なくてもいいから。

 

 

なお、写真は房総半島の突端あたり。

 

 


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