勤続（？）２０年以上のエアコン

先日の夜。

蒸し暑くて寝付けなかったので、一時間だけでも寝室の冷房を入れて寝ようとしたら、いくらリモコンを触っても、エアコンが動かなかった。

リモコンの電池切れかな？と思って、リモコンを見たら、画面表示はくっきりしてるので、どうやらリモコンの電池切れではなさそう。

 

ということは・・エアコン本体が壊れてしまったようだった。

まったく無反応。

 

 

考えてみれば、寝室のエアコンは、今私が住んでる場所に引っ越してきた時から使い続けていたエアコン。

なので、ゆうに２０年以上は使い続けていたことになる。

 

もっとも、寝室のエアコンは、私は基本的に夏の夜しか使わない。

 

冬は、たとえ寝室が寒くても、布団に入ってしまえば、なんとかなる。なので、冬に寝室に暖房を入れることはなかった。

夏しか使わないから、使う頻度は他のエアコンよりもかなり低い。

だから長持ちしたのだろう。

 

２０年以上使っていたということは、もう今となっては古いエアコン。

今のエアコンは昔のエアコンより電気消費量がエコになっていると思うので、寝室のエアコンはけっこう電気消費量はあったのではないか。

 

２０年以上も持ったなんて、十分に元はとったと思っている。

というか、寝室のエアコンを見るたびに、電気消費のことを考えたら、そろそろ新しいのに買い替えてもいいなあ・・・とは思っていた。常々。

ただ、故障もしていないのに、新しいのに替えるというのは、もったいない気もしていた。

だから、その古いエアコンを使い続けていたわけだ。

故障したら、すぐに新しいのに替えようという気持ちはあったので、今回の故障は、むしろ良いきっかけになったと思っている。

まあなんにせよ、仕事は夏だけだったが、勤続２０年以上、ご苦労さん。

いくら使用頻度がさほどではなかったにしろ、２０年以上も働き続けてくれたわけで、よく頑張ってくれたと思う。

 

 

最近の日本の夏は、猛暑・酷暑になる。

帰宅して、エアコンが入ってない部屋に入ると、ほとんど温室状態で、熱中症の危険すら感じる状態。

そんな中で、エアコンのない寝室では、ちょっと寝れない。なので、エアコンがある部屋に一時的に布団を移して、寝室に新しいエアコンが来るまで、寝室とは別の部屋で寝てたのだが、どうも落ち着かなかった。すぐに目が覚めてしまい、熟睡ができない感じだった。

おかげで、よく寝れず、絶えず睡眠不足状態。

  

 

故障がわかった翌日、私は早速家電屋に行き、その日のうちに新しいエアコンを決め、あとは設置の日取り。

夏は、エアコンの設置は混んでるんじゃないか・・・と思ったが、エアコン設置業者は翌日には設置可能とのこと。

これには少し驚いた。

てっきりけっこう待たされるのではないかと思っていたから。

 

翌日だと私の仕事との兼ね合いもあるので、数日後の私の休日に、設置を頼むことにした。

 

で、設置当日。

業者が来て、エアコンを設置する部屋の状況を見てもらったところ、思わぬ返事が返ってきた。

「これは・・ちょっと設置できません・・」。

え？

・・・・・。

 

どうやら、隣の建物との距離が近すぎて、梯子が立てられないらしい。

あと、配管の設置方法の関係上、我が家を建てた工務店じゃないと難しいみたい。へたしたら家のリフォームになってしまうそうな。

リフォーム？？

クーラーの設置で？

そんなことしたら、余計に費用がかかってしまうではないか・・。

 

結局、故障したエアコンの取り外しもままならないことになってしまった。

 

仕方がないので、窓に取り付ける冷房専用の窓型エアコンを、その日中に買いに行った・・・という、まさかの展開。

 

設置業者に来てもらったのに、その場で断られてしまうとは・・トホホ。

 

 

 

ともあれ、今は各家のエアコンの所有率は相当高いはず。

都心の夏は、昼間の猛暑・酷暑の名残が夜も続き、夜になっても気温があまり下がらなかったりする。

熱中症の心配もある。

なので、エアコンの設置率が高いのだろう。

正直、私は夜はエアコンを入れなきゃ、寝付けない。少なくても眠りに落ちるまでは。

 

だが・・・学生の頃に実家住まいをしてた頃、エアコンがあるのは親の寝室だけだった。

私の部屋にはエアコンはなかった。

でも・・・その中で寝れていたのだ・・。

今考えると、よく寝れていたものだと思う。

 

ただ・・当時と今とでは、都心の夏の温度も違うのだろう。

今では都心でも夏は３５度を超えることはよくある。

だが、私が学生の頃は、それほどじゃなかった気もする。

だから、当時の夏と、今の夏を単純に比較することはできないとは思う。

 

ここでふと思うのは、大きな地震がきて、どこかの避難所に不特定多数の人が避難することになった場合。

そこには、エアコンなどのわがままなど言えないだろう。

しかも、プライベートの確保も難しいはず。

 

大きな地震がきて、住民たちがどこかの避難所に集団で避難している状況をテレビなどで見ると、ほんと人ごとじゃない。

大変だろうな・・・と心から思う。

明日は我が身・・になってもおかしくないのだから。

 

 

昔、カナダに行った時。現地の人が「カナダには地震はありません」と言っていたのが、どうにも忘れられない。

しかも「カナダは国土の割には人口が少ないのです。なので、移民は大歓迎なんですよ」とも言っていた。

その時、一瞬本気で移住を考えたこともあった。

もし、カナダには地震がない・・・というのが本当なら。

それだけでも、今の日本人には垂涎ものではないだろうか。

 

少し調べてみたところ、厳密には過去にカナダにも地震はあったし、全くないということはないようだ。

でも、カナダに地震が来るのは珍しいらしい。

 

とりあえず言えるのは、日本に比べたらはるかに少ない・・ということなのだろう。

それだけでも、相当うらやましい。

ここんとこ、日本各地で地震が頻発してるからなあ。

 

 

 なお、写真は我が家の壊れたエアコンとは関係ありません。