
時々、とんでもないことを想像してしまうことがある。
たとえば・・・家の中をG(=ゴキブリを指す)が這っていたとする。
そしてそれを発見したとする。
当然、すぐに撃退態勢に入る。
殺虫剤を持つ。そして追いかける。
当然、Gは逃げる。
時には殺虫剤のスプレーを浴びながらも、奴は逃げる。逃げて逃げて逃げまくる。しかも素早い。
中々死なない。奴も命がかかっている。必死だ。時にはこちらに向かって逃げてくることもある。
だが、こっちも必死だ。
奴が死んだことを確認するまでは、安心できない。
夜寝てて布団の中にでも入ってこられたら、たまったものではない(実は、その体験あり!!!)。
殺虫剤を持って追いかけると、奴は暗くて狭い所に逃げ込もうとする。
もしも・・・このまま奴を追いかけて、中々死ななくて、、、奴は逃げ込み先を探してあちこち這いまわるうちに、ギターのボディに上り・・・
もしも
もしも
ギターのサウンドホールの中に逃げ込んだら・・・・どうしたらいいだろう??
普通の丸い大きなサウンドホールのアコギはもちろんだが、更に恐ろしいのは、人間が手を入れられないFホールのアーチトップギターのボディの中にでも逃げ込まれた日には・・・・完全にお手上げである。
Fホールの穴からでも、奴はボディ内部に入れるだろうから。
また、それが内部にピックアップシステムを搭載したエレアコだったら、内部に搭載してあるそのシステムにも悪さをするかもしれない。かじったりとか。
想像すると、それはもう・・・まさに恐怖であり、悪夢でもある。
どうする? ♪ あなたな~ら どうする~?←古すぎる。
サウンドホールの中に殺虫剤のノズルを突っ込んで、ボディ内に噴射する?
ま・さ・か! はっきりいって、とんでもないことだ。
ならば、ボディの表板に殺虫剤を噴きつける??
じょ、冗談じゃない。
そんなことしたら、そのギターをもう使いたくなくなる。
というか、そもそもギターに殺虫剤など噴きつけたくはない!
ギターの木材にも、決して良くはないはずだ。
そんな危険性がある時は、Gを追いかける時に、あらかじめ奴の先にあるギターをどかしておくしかない。
ギターの内部などに逃げ込まれたら、たまったものではない。
また・・・
Gがギターボディの中に逃げ込んだ状態で、奴が出て来れないように、サウンドホールにフタをして、Gが外で出られないようにしたら、どうなる??
Gはギターボディの中に閉じ込められることになる。
すると奴は・・一体どうするだろう。
木をかじって穴を開ける・・なんてことが奴にできるだろうか。
じゃなければ、やつはギターのボディの中で、暴れまわることだろう。
ギターのボディの中で、奴がうごめく音かカサカサ聞こえるかもしれない。
そうなると・・まるで、ギターの中でGを飼っているような状態になってしまう!
ギターがGの「虫カゴ」みたいな状態になったら、もうそのギターは使いたくなくなるかもしれない。
少なくても、奴がギターの中で死んで、ひからびてから、フタをあけて、サウンドホールを下に向けて、ボディを傾けたり叩いたりして、奴の死体をボディから出すまでは・・・そのギターは使いたくない・・。
でも・・・
これって、まったくあり得ないことじゃない気がするのだ。
想像すると
恐ろしい・・・!!!
本当は
想像することすら
嫌だ。
これだから、Gは嫌われる・・・・。
まだこんな体験はないが、できればこんな体験は、一度もしたくはない・・・。
こんなことを考え始めたら、私は夜も眠れない。