「目覚めし怒りのイカヅチ」
夏を越え秋競馬に入るとサンダーレイジは10月まで調整を続行し
アルゼンチン共和国杯に照準を搾っていた
そして、迎えた当日
遂にイカヅチが放たれた
終始外目を回し続けたレイジは
直線を向くと不利を避け大外へ
そこから爆発的な末脚を発動させた
最後は1馬身差を着けたままゴール、重賞初勝利を飾った
そして気を良くした陣営はJCへと向かうが
ここは最大の武器の末脚が使いきれず惨敗する
しかし、明らかな能力負けではないと判断した陣営は
暮れのグランプリ有馬記念へと駒を進めた
有馬記念…
後方で競馬を続けたレイジは、最終コーナー手前で進出
回ったところでは前が見事に空き
この大一番にイカヅチが駆け抜けた
持ったままで前に追いつくと後は追い出して伸びるだけ
最後は1馬身差で有馬記念制覇
遂にサンダーレイジがG1の舞台の頂点に立った瞬間だった
その後は阪神大賞典を勝ったのみだったが
名馬Fの歴史に大きく名を残す馬になった
~完~