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ちょっと待って!

見たこと聞いたこと、すんなり納得できません。あ、それ、ちょっと待って。ヘンじゃありません?  ヘンです。

黒田のクスリ

2014-01-17 00:14:16 | Weblog

 

 大河ドラマ・軍師官兵衛が始まった日、NHKのホームペ-ジへ行ってみた。

 ドラマについての期待は殆どなく、ナレーターへの不満がどっさり来ているという書き込みがあった。みんなツイッターで気軽に書いていた。ヒトの真似みたいなのも多かった。

 藤村志保さんは、若い時から話し方がなめらかではなかった。声に力がなくなったから、余計聞き取りにくいのだろう。撮り溜め分が無くなれば、交代だ。(と思う)

 それより私は、黒田家を興した資本になった「薬」が、1種類の生薬で、大勢の手伝いさんが葉っぱを干したり薬研で擂り潰たりしていたのにはビックリした。

 貧乏だった黒田高政が、神戸の神官に教わって作ったのは万能の油薬だった。焼き物の小瓶に入れた液状と貝殻に詰めた練薬だった。その時代、怪我や流行り病で目を患う人が多かったので、高政は「目薬」として市井で売り歩いた。

 が、没するまで生活は豊かではなかった。高政の子重隆も、薬で細々と暮らしていたが、豪族に追われて姫路へ逃げ、一度禄を得たが藩主に失望してまた牢人になり、土地の大百姓竹森新右衛門の世話になった。神官の思いつきで、神社のお札と抱き合わせで宣伝して貰ったのが当たり、薬はあまねく広まって大金を手にした。その金を元手に金貸しをして更に富裕になった。

 そして豪士の株を買い、金を返せない人達の子息を家来にしたりして勢力をつけ、豪族と戦って小さな城を取った。

 薬は一子相伝だから一人で作らなければならず、他人に手伝わせたとしたら、練り薬を貝殻に詰めることと販売することだけだ。

 如水が後に山中……「城内の牢」という説もあるが、食事もろくに与えられなかったから石牢の方が本当だろう……に囚われて救い出された時、全身瘡で覆われ、目も耳も潰れていたという。これを完璧にもとの健康体に戻したのがこの薬だった。除水の子長政は蜂須賀の娘で11歳の糸を娶ったが、後年家康の養女と政略結婚するため糸を実家へ帰した。糸は、菊という幼い娘を連れていた。この菊に、「若し世過に困ることがあれば、この薬を作って売るが良い」と言って教えた。

 私の家の家紋は、蜂須賀と同じ「卍」である。

……続く…

 


いやだぁ

2013-12-09 22:03:02 | Weblog

gooでほかの人のブログを探していたけど、見つからなくて、初めて来てくれた人達を訪問した。コメントを書いたら、goo のbaioillじゃなくて、Fase bookの私が現れた。顔も名前も丸出しなんて、イヤだぁ。

「連携」消してやろ!

 

これだけの文章、たまたまプレビューでしてみた。「あ」と「A」の文字がめちゃめちゃに出ていた。「別表示」の筈のプレビューが別ではなくて、戻るのにうろうろ。


突然、消えた

2013-10-13 20:44:07 | Weblog

9,28

 次の日の朝ば、6時に見に行きました。昨夜と同じように歩いていました。蟻は個別が出来ませんので、何万匹もが歩いているのか、せいぜい1000匹ぐらいが言ったり来たりしているのかは判りません。なんの看板も旗も無いし、誰かが号令しているようでもなし、目的も終わりもわかりません。

 見ていると、ひょこんとコケルのがあります。へええ。蟻も転けるのかぁ。腹から地面まで1ミリもないようですが、足は割と長いのです。クモのように手足を斜め前や後ろに広げているので地面すれすれに歩いているように見えるだけなのです。

 『虫の歳時記』によれば、ひとりで持てない大きなエサを運ぶ時は、アンテナから信号を発して仲間を呼ぶのだろうと書いてありました。「アリさんとアリさんがごっつんこ…♪」というのは、「そ(それ、何処にあった?)」「あ(あっちだよ)」なんて言っているのでしょう。

アリの行進は4昼夜間続きました。

行進を見てから5日目の朝、行進蟻は消えていました。


なにごと?

2013-10-07 00:09:44 | Weblog

 

9月25日

 朝、パンくずを少し持って、いつものようにアリの巣の前へ行きました。あれ? 今朝は様子が違います。

 門柱の下に、いつもは3匹か5匹、漫然と食べ物を探して歩き回っているのに、大勢が列になって忙しそうに歩いていました。パンくずを少し撒いてやっても、3、4匹がキャッチしただけで、ほかのはパンくずを避け、行くあてがあるように速足で歩いています。

 樋のそばへ行ってみると、2センチぐらいの幅に西へ向かうのと東へ向かうのとが大行列です。こちらの方が門柱の下の連中より忙しそうです。行列の上へパンくずを落としても列は崩れませんでした。海底の伊勢海老の移動のような横一列ではなく、縦に並んでいます。

 樋のそばの植木鉢から3個東側へ並べてある万年青の鉢の下を通り、その横の『花の土』の袋の下近くを過ぎ、建物の基礎コンクリートと駐車場のコンクリートの間に出来た隙間の前をずーっと南の端へと、こちら側の先は樋から40センチのところにある庭との境目に作った20センチのブロックを越えて庭の紫陽花の根本へと続いていました。南へ行くのと北へ行くのがすれ違っても、みんな目的が判っているのか、テレパシー交信もしません。

 なに事が起こったのでしょうか? 火事の前に逃げ出す鼠と同じ棄権察知の移動なのでしょうか? うちが火事になる? マサカ。水害? イヤですよ。でも、気を付けよう。でもでも、上り下りがあるのだから、移動ではないのでしょう。 住居の交換?

 朝病院へ行って、戻って来ても同じでした。お昼も午後も、大行列は続いていました。

 夕方は水撒きを中止しました。

 夕食後、どうなったかな? と見に行くと、やっぱり同じように歩いていました。

 9時過ぎ、もう一度行って見ました。同じでした。朝見つけてからもう15時間です。この分だと、明日の朝も同じ状況だろうと思いました。

 


満月に……

2013-09-19 19:55:13 | Weblog

 

 今夜は十五夜です。十九日なのに、十五夜です。

 きれいな中秋の名月です。清少納言のつもりになって、空を見ています。

 でも、お月さんのそばにアンテナが立っています。

 「緑のすだれ」にした西洋朝顔が、庭から這い登ってベランダの手すりにまだ元気よく茂っています。

 毎年、六月から十二月までよく咲きましたのに、今年は暑過ぎてほとんど咲きませんでした。「でした」と言いましたが、この葉の状態では、まだこれからどんどん咲くようにも思えます。葉っぱは縦10センチから18センチ、花は盛りのときで直径20センチぐらいあります。雪が降るころには、直径5センチぐらいの杯型になってしまいます。大きい時は青で、小さくなると濃い紅色です。

 昨年は、朝顔自身の重みで紐が切れて、バサリッと下へ落ちましたが、今年は丈夫な麻紐にしましたので、3日前の嵐のも耐えました。

 お月さんはいま、東の空にいます。

 葉っぱだけの朝顔は、南側です。

 アリも見えて、お月さんも見えて、ありがとう。


見る効用

2013-09-19 00:49:27 | Weblog

 乾燥蕎麦の箱を開けたら、虫が棲んでいました。

 虫をアリにやったらどうするかな? と庭へ持って行きました。虫が沢山穴を開けている3本をアリの歩いているところへ置くと、麺から這い出した虫が急いで逃げ出しました。早いこと早いこと。家の壁へささささと行って、難なく登るではありませんか。紙箱の中で生まれてソバと自分たちの仲間しか見たこともないし、歩き方も知らないような3ミリ弱の虫

なのに。でも丸っこいからアリの倍の大きさです。

(こらまて)と軽く指で押さえて下へ落としました。アリが寄って来て、頭でちょんちょんとつ突いていましたが、ゲットしませんでした。クモの抜け殻や死んだバッタよりは美味しいだろうと思ったんですけどね。

 麺の虫には興味を示さなかったアリは、穴開きソバの粉を担いで運んで行きました。で、穴ソバを小さく折ったり砕いたりしてやりました。蕎麦3本という量は、2ミリの蟻には大量でした。なかなか片付きそうにありません。

 夕方、雨が降りました。

 翌日、雨は上がって、ソバは泥状になっていました。昼過ぎに乾いたら、またアリが集まっていました。(こんなにでっかい塊り、どうやって運ぶ?)と相談していました。棒で突き崩してやったら、喜んでエッサカホイホイ運搬再開です。

 穴ソバは2束あるので、撒く場所を増やしました。

 樋のそば。散水栓のそば。納屋の前。門柱の下。

 それぞれのグループに、頭脳や生活習慣の違いがあることが判りました。

 門柱の下のアリたちは決断と行動が早いです。樋のそばのは(あ。見慣れないものがある。運びますかどうしましょうか)と長老にお伺いを立ててから運搬を始めます。散水栓のそばのは、まず一匹が極小さいのを持って帰って、そのあと数匹ずつ出て来て同じ道筋を通って小さいのから順番に運びます。納屋の前のは、ウワウワーと出て来て、真っ先に行き当たったのから持って行きます。門柱の下のグループが、一番賢いようです。

 小さなアリを見るのは、視力回復訓練になります。宮本武蔵は、暗闇の中にじっと座って、見る訓練をしたそうです。


紙とパン

2013-09-04 00:29:21 | Weblog

  ベーコンを焼いたフライパンを拭いたペーパーを、小さく千切って捻り、ブロック塀の隙間の前に撒きました。1匹現われて嬉しそうに運び始めると、隙間から続いて10匹ほど出て来てそれぞれ大きいのや小さいのを担ぎ、大行進です。

 翌日見たら、隙間に捻ってない小さな紙がずらり。午後から雨が降ったので、色もニオイもないただの紙くずでした。草の茎で全部取り除き、代わりに、思いっきり崩した食パンのへた一辺分を並べてやりました。

 また大行進です。雨が降るまでに、隙間から巣の中へ運び込めるといいけど…

 濡れたら、紙屑よりタイヘンです。身体の8倍もあるパンくずだったら、濡れてふやけると生き埋めになってしまうかも知れません。


自発的労働

2013-09-01 00:45:15 | Weblog

 朝6時40分。門扉の下を、アリが歩いていました。こんなに早く、食料が落ちている筈はないと知っていて、忙しそうでもなくその辺を巡回しているようです。よく見ると、3匹……6匹……10匹……かなりいます。早出か? いやいや。時間も歩く範囲も、きまりはないようです。みんな同じ顔かたちだからよくは判らないですけど、同じところを行ったり来たりしているのや、西へ行ったり東へ行ったり、なんということもなく歩いているのがいます。

 朝食後、パンくずを少し撒いてやりました。と、近くを歩いていたのが右へ40度左へ40度、アンテナを向け、スススとひとかけら(1ミリぐらい)に行きつき、一歩引いてからひょいと持ち上げて来た道を後戻り。

 別のヤツも右へ40度、左へ40度を3回やって、5ミリぐらいのかけらに行きつきました。かけらを一回りしてちょっと考え、一歩引いて構えてヨイショ。これは違う方へよろよろよろめきながら運んで行きます。自分の4倍ぐらいのパンくずとなれば、かなり重いのでしょうか?

 40秒たたないうちに、20匹余り集まって来て、めいめいに好みの大きさのを拾って運んで行きました。誰が知らせたのか、仲間がどんどん増えました。何時の間に、何処からこんな食料が降ったか涌いたか、考えているヤツはいません。無給でみんながエッサカホイサカ食料運びしているのは壮観です。

 1センチ角ぐらいのとなると、10匹あまりたかってタイヘンです。四方にたかっているから、全然動きません。ワンツースリーで全員が引っ張っているのかも知れません。

 「巣の方にいる者は後ろ足を引っかけて、4本足で歩く。反対側にいる者は、手で持ち上げて残りの足で前へ行く。横にいる者は、手で持って、巣の方へ横歩きだ。それ! ワン、ツー、スリー…」

 なんて指揮しているのはいないんでしょうねえ。それにしても、アリって静かですね。声も立てない、足音も立てない、喧嘩もしない。人間がこれだけ集まったら、ヤイヤイガヤガヤ大騒ぎです。

 

 


ありきた

2013-08-28 00:07:14 | Weblog

 ありは、アリなんです。有り、ではない蟻。まっすぐ立っていて地面のアリが見える人が少ないそうです。目の悪い人が多いんですねえ。お医者さんに薦められる目薬のせいで。

 ここ1週間、毎日アリを眺めています。忙しい忙しいから。アリを見ていると、忙しいことを忘れます。

 1週間前、キッチンのカウンターの上に置いていたティッシュ・ペーパーの箱の中に入っているアリを見つけました。なにかを拭いたペーパーじゃないですよ。甘いものの付いた指で箱に触ったわけでもありません。2年前にもありましたけどね。ティッシュ・ペーパーに、何故アリが来るのか、判りません。ペーパーが好きなのでしょうか? ペーパーに、アリの好きな匂いが付いているのかも知れません。日本は、余計な所に要らないニオイを付けるのが好きですから、困るんですよねえ。

 アリの入り込んだ箱を、縁から外へポンと放り出しました。暑い日で、お日さんがカンカン照ると暖かいペーパーがもっと温もって、アリだって暑いだろうと思います。

 1時間ほどして箱を見ると、アリは逃げて行ったのか、みんないなくなっているようでした。箱を逆さままにして、ポンポンとセメントを叩いてみました。

 それで、使ったバター・ナイフを拭ったペーパーを小さく小さく千切って、庭のポーチの端っこにピラピラっと撒いてみました。どこからともなくアリが現れました。気に入ったニオイがすると、鼻をひくひくさせて……鼻って、見えませんけど……廻るんですね。そばへ行って、食べられると判断すると、「えい」と持って巣へ帰るんです。担いでいるのか、口で噛んでいるのかはわかりません。後ろ脚に引っかけて、引っ張って行くアリもいます。細長く捻ったのはまっすぐに立てて、ひょろろんひょろろんとジグザグ歩きです。2分ほどの間に20匹ほど出て来て、丸めてのや捻ったのをめいめいに持ってゾロゾロです。1センチぐらいで先だけ捻ったのを、細い方を持って立てて運ぶから、風が吹いたらヒョーンと飛ばされるんです。

 長いものを巣へ運び込むのはちょっと難しいんですよ。

また続き、書きます。

 


ゴメンネ蜂

2013-08-10 19:29:21 | Weblog

 夕食後。ショーが二階へあがるとすぐクーラーをoffにして扇風機をonにする。

 冷えていた空気が温まり始めるとガラス戸を開ける。今日は風が無くて、まだ外気が暖かい。

 ガラス戸の方だけ雨戸を閉め、こちら側は網戸。閉めた網戸になにか虫が……

 蜂だ。大きな奴! わー。こわいこわい。

 殺虫剤を持って来て思いっきりシュー!!

 落ちた。敷居の間でもがいている。「これでもかッ」とたっぷりかけてレースのカーテンを垂らす。

 昨年はヴェランダの壁に大きな巣を作っていたのを2か月も気付かなかった。

 夕方干し物を取り入れながら、(なんか、ハチが多いな)と見ていて、その巣を発見した。

 その時も殺虫剤で蜂を追っ払い、巣にべったりスプレーした。

 穴から死んだ子供がポトリポトリと下へ落ちた。

 あくる日、一匹の蜂が様子を見に来たけど、ほかの逃げて行った蜂は、二度と戻って来なかった。

 お化け屋敷みたいに黒くボロボロになった巣が、今も壁についている。蜂避けになっていると思う。

 それにしてもキンチョ-の殺虫剤は何故あんなに高価なのだろう? キンチョーだからって、蜂が沢山死ぬわけでもなし、キンチョ-でないからといって蚊が落ちないわけでもなし。

 

 姪の飼っている犬は、「はち」という名前だ。私だけが、「ハッチ」と呼んでいる。