スウェーデンの星

一時期はバルサの圧勝かと思われたスペインリーグも
いつの間にかレアルマドリーが４pt差まで迫っている。

なんだかんだ言われてもレアルは強い。

しかし、私はバルサファンなので（てかレアルが嫌い）、
なんとしてもこのまま踏み止まってもらいたい。

バルサとレアルの差がここまで縮まってしまったのは、
やはりヘンリク・ラーションの離脱が要因としてあると思う。

彼がいてくれれば．．．。

しかし、彼の今季の復帰はないだろう．．．。

いやいや、かつて彼は両足骨折という
選手生命に関わる大怪我を負ったにもかかわらず、
７ヵ月後には完全復活して、
その直後に出場したユーロ２０００予選では
本大会出場を決める貴重なゴールをチームにもたらしたのだ。

それだけではない。

０２－０３シーズンのＵＥＦＡ杯の準々決勝、
リバプール戦でもそれまであごの骨折で
１ヶ月あまり戦列を離れていたにもかかわらず、
復帰後初試の一戦、わずか２分でゴールを決めたのだ。

望みは捨ててはいけない。

そこで今回はラーションの魅力を少し紹介したいと思う。

ラーションの魅力はまずなんといってもそのユーティリティー性。
ポジションこそＦＷではあるが、アシストもできる。
ＦＫも蹴れて、必要とあらば前線でのディフェンスにも参加する。
チームプレイに徹し、無理に“俺が俺が”というプレイをしない。
そして、ペナルティーエリア内での独特な得点嗅覚。

これぞまさにＦＷの鏡。

ウイイレ７ではかなりお世話になりました。

そんな訳で、今のバルサには彼がどうしても必要なのだ。
私は彼の少しでも早い復帰を待ち望んでやまない。



　　　　ヘンリク・ラーション

生年月日　　　　　１９７１年９月２日

出身地（国）　　　　スウェーデン

身長　　　　　　　　１７８ cm

体重　　　　　　　　７２ kg

ポジション　　 　　　ＦＷ

利き足　　　　　　　右

クラブキャリア　　　ホガボリス（８９～９２）
　　　　　　　　　　　ヘルシンボリ（９２～９３）
　　　　　　　　　　　フェイエノールト（９３～９７）
　　　　　　　　　　　セルティックス（９７～０４）
　　　　　　　　　　　バルセロナ（０４～）