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猫だから

2004年9月。
変な模様のあんまり可愛くない子猫が迷い込んできた。
予想通り溺愛する自分にあきれつつ。

ぞーっとした

2006-06-01 21:32:17 | 
夏にはちょっと早いが、怪談よりも怖い話。

たらは昼といわず夜といわず外に出かけるのだが、1時間もすると帰ってくる。

長いときでも3時間くらいか。

このところ暖かくなったので、冬に比べれば出かける頻度も増えたし

外出の時間も長くなったような気はする。

しかし一昨日は、19時前に出かけたきり0時を過ぎても帰らず

心配で2時過ぎまで待ったが帰ってこなかった。

仕方がないので早く起きて探そうと思い寝たのだが

何度もたらが見つかった夢を見ては目を覚まし、うつらうつらとしか眠れなかった。

6時半頃、物音がしたので飛び起きたが姿はなく表に探しに行くと

隣の奥さんが声をかけてきた。

「たらちゃん帰ってきた?」

なんで知ってるんだろうと思いつつ

いえ、まだです。

「たらちゃんね、うちの物置にいたのよ」

え!?

「夕べ、中にいるの知らないで戸を閉めちゃったらしいの」

ええ!?

「4時頃、開けてみたらニャーって」

!!!

「呼んでもフーって言って出てこないのよ」

うー。

「それで、戸を開け放しておけば出るかと思って開けておいたんだけど。

帰ってないんじゃ、もしかしてまだ中にいるのかしら」

うーん。

二人で物置を見に行くと、中からかすかに猫の声。

まだいる!

たら・・・

呼びかけると「あおーん、あおーん」と切なそうに鳴き返す。

しかし全く姿が見えない。

どうやら怯えて奥深くに入り込んでいるらしい。

出ておいで。

「あおーん」

鳴いてないで出て来いって。

「わたしがいるから怖がって出てこないのかな」

隣の奥さんが気を遣って少し離れたところに移動。

ほどなく出てきたと思ったらわたしの横をぴゅーっと通り抜けて逃走。

お前は~。

隣の奥さんはとてもいい人で,、やはり猫を飼っているので

「ごめんね、わたしが良く見なかったから」と言ってくれた。

100%たらが悪いのに。

それにしても。

この奥さんが早起きの働き者で朝早くから物置を開けてくれたからよかったようなものの

もしもそのまま仕事に出かけてしまったら?

もしもしばらく物置を開けなかったら?

あまりの怖さにぞーっとして具合が悪くなってしまった。

そういえば、猫はどこにでも潜り込んでしかも気配がないから

そのまま閉じ込められて死んでしまったという話を聞いたことがある。

車のエンジンルームに入っちゃったとか。

怖すぎる想像にますます具合が悪くなる。

そういえば昔、ゴミ捨て場の冷蔵庫に男の子がふざけて入って出られなくなったという怖い漫画を思い出した。

ずっと忘れてたのに。

たらのせいで思い出しちゃったよ。

外に出している以上、いつどんな目に遭うかわからないという覚悟はしているつもりなんだけど。

覚悟なんてあってないようなものなんだな、実は。

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