
先だって、嫁さんが「おかあちゃん、なにか欲しい物ない?」って聞いてくれた時、即座に「何も欲しい物はないよ」と答えた。これは私の口癖のようなもの。事実欲しくてたまらない物など無い。
「そう言わないで。何が良いか・・この間から探しているんだから。おかあちゃん言ってよ。」と言ってくれたので・・、
もちふわセーターって温かそうやなぁ・・と、テレビで見て思ったことを伝えた。
「色は?形は?サイズは?」と言う質問には、「大きいめがいい」という以外、すべて嫁さんにお任せ。
送られて来たきれいな箱をそそくさと開くと、なんと二枚出て来てびっくり!どちらも奇麗な色で、今まで着たことのないデザイン、ふんわりと温かい!
試着のつもりが二枚目は脱ぎたくなくてそのまま一日着ていた。だって・・二枚もあるから、着ないままで死んでしまったらつまらない。
お礼が言いたくて、「もう帰っているだろう」と夜電話をかけたけれど、まだ帰っていなかった。
寒風の街を、疲れて帰路を急く姿が浮かんで・・ちょっと切なくなった。私ひとりが良い思いをさせてもらっていると・・。
今日も着ている。温かくふわふわで首回りが楽。だから、今日は肩こりしなかった。
「温そうやぁ」と、ふと思っただけだったのに与えられた!2倍も・・。
あまい色のもちふわを着て、たいして用事も無かったけれどちょっと出掛けた。