
ひと雨ごとに・・風が肌にひんやりと感じる日々。
雨上がりの空の下で、揺れている葛の葉。
ぶらりと風に身を任せ、共に揺れていた花々も、
だんだんに・・いつしか色あせてしまった。
赤紫ののぼり藤のような花だった。
こんな季節になると、「秋は寂しいね・・」と
貴女は、毎年毎年同じ台詞を言って・・
その陳腐さに私は笑っていたけれど・・
貴女を亡くして何年にもなるのに・・
私は同じ言葉を、誰に言うでもなく、誰から聞くでもなく・・
置いてけぼりの心を抱えて、ひとり思い出している。
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