勉学励

長らく更新していなく、ブログのIDを忘れたので作り直し。
趣味は建築環境工学、日本・西洋建築史、歴史、日本仏教、鉄道。

日本の高度経済成長期時代を今に伝える老兵

2016-11-19 21:32:39 | 日記
こんばんは、3クォーター(いわゆる三学期)ももう終盤に入り気が付けば4クォータ間近に。
時間がたつのは本当に早いものです、本当にね…

それはさておき、今日も私のある思い出の電車について書いていきたい。

国鉄103系電車である。私が生まれるずっと前の日本の高度経済成長期真っ只中に産声をあげた電車で、現在のJR東日本でデビュー後、JR西日本など各地でもデビューしていった。ファンからは「イチマルサン系」などと呼ばれて今もなお親しみ続けている車だ。103系の特徴は、駅間が長い区間で円滑な走行ができるという点だ。それに見た目の特徴は何といってもこの「顔」。

このシンプルかつ単純な顔が私は大好きなのである。特におでこに可愛らしくチョコンとあるヘッドライト。今見ても可愛らしいヘッドライトだ。
写真の103系は私が撮り鉄全盛期の頃に撮った、JR西日本阪和線の103系である。なんでわざわざ関西まで103系を撮りに行ったかというと、…私が住んでる東京都からは2004年に全車撤退したからだ。私はよく、京葉線103系・武蔵野線103系・南武線103系によく乗ったのを鮮明に覚えている。なのでこの103系を撮った途端、「京葉線の103系!!!」と私は真っ先に思った。(JR東日本の103系は管理人がまだ小さい小さいガキの頃なのでカメラも持ってるわけなく、未撮影です。)
※参考までに

武蔵野線103系E15編成 東京駅発車


蘇我にて(改訂版)

(動画に出てくるスカイブルーの車両が京葉線103系)

JR南武線武蔵中原駅2001年3月24日午前の光景+α

(まっ黄色の電車が南武線103系)

今思えば京葉線と武蔵野線と南武線の103系がほんとに懐かしい。私が乗ったほんの数年後にはJR東日本から103系が全車引退、天国へと帰らぬ旅に出ていったのだ…
編成数や戸袋窓(電車のドアの横にある細長い窓のこと、JR西日本所属車には戸袋窓がない。これは体質改善工事によるものである。)がないなど細かな違いはあるものの、目をつむればほぼ同じである。

こちらは大阪環状線所属の103系。(大阪環状線は名前の通り、環状運転をしている路線のこと。東京の山手線と同じ。)方向幕には「大阪環状線」と掲げて基本は走る。
この103系は関東民である私からしたら色といい姿といい、武蔵野線103系そのものである。

こちらは大阪環状線に乗り入れる関西本線の103系。運転台窓下にある白いラインがなんとも特徴的。残念ながら関西本線所属の103系はダイヤ改正により、大阪環状線には乗り入れなくなってしまった。なのでカナリア色の103系が「大阪環状線」と表示して走行する姿はもう過去のものなってしまった。

大阪の工業地帯を走る関西本線所属の103系。与えられた任務をこなすべく、大阪環状線を走行中。

指さし連呼をし、お客さんの安全を守っている車掌さんの1枚。103系もこうした乗務員達に支えられて、激動の時代を生き抜いてきた。
最近急速に数を減らしてきている103系だが、まだまだ西日本エリアでは活躍する姿が見られそうだ。
といっても、もう先は長いわけではない。(大阪環状線に新車がはいることが確定したから。)

最期まで私はそっと、彼らを遠くからそっと見守りたい。

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1 コメント

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名脇役 (浜野巌治)
2016-11-19 22:39:52
ブログといえどもたいへんなご労作。
しっかり拝読しました。
あなたの心意気を感じました。

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