祇園小唄の替え歌で48手の1部を入れました京都小唄です細かい説明は下に記載しました
1
鞍馬
ウグイスの谷渡り くらまうぐいすのたにわらり
立て花菱の 羽織人 たてはなびしの はおりびと
吊り橋越えて
深山で つりばしこえて しんざんで
後ろ櫓で 谷見れば うしろやぐらで たにみれば
雪解け水で 溺れる天狗 ゆきどけみずで おぼれるてんぐ?
2
乱れボタンの着物着て みだれぼたんのきものきて
祭り見物
御所車 まつりけんぶつ ごしょぐるま
笛の音色は
千鳥曲 ふえのねいろは ちどりきょく
四条河原に
獅子が舞う しじょかわらに ししがまう
撥の捌きで しなりの三味よ ばちのさばきで しなりのしゃみよ
3
鴨川踊り手
岩清水 かもがわおどりて いわしみず
馬(男)に飲ませて
流鏑馬りゃ うまにのませて やぶさめりゃ
菊も揺れるよ
一文字 きくもゆれるよいちもんじ
時雨茶臼の茶飲み客 しぐれちゃうすのちゃのみきゃく
茶筅回され 色づく谷間 ちゃせんまわされ いろづくたにま?
4
雪の
浮き橋 渡り終え ゆきのうきはし わたりおえ
こたつに隠れ 差向かい こたつにかくれ さしむかい
紐で
首引き恋慕すりゃ ひもでくびひきれんぼすりゃ
美徳淫蕩
理非知らず びとくいんとう りひしらず
猪口に酒継ぎ 酒引く鬼念よ ちょこにさけつぎ キスひくきねよ?
浮き橋=舟で作った橋
美徳=良い行い
淫蕩=淫らな行いか
猪口=覗き:酒継ぐ容器
ウグイスの谷渡り=ウグイスの鳴き方の1つ
ウグイス張り=軽く踏んでもキシミ音が出す
花菱=家紋:羽織=江戸深川の芸者?鞍馬をウグイスの鳴き方を聞きながら
ウグイス張りの江戸深川の芸者が行く
吊り橋を越えて天狗の住む深山へ行くと
櫓が有り其処から京の街並を見てたら
溢れる愛液で一物が溺れた………
ボタン柄の着物着て
御所車で祭り見物と洒落込み
囃子の千鳥の曲を聞き
自分の河原のドテで獅子が舞い
ばちで遊ばれ しなる体
鴨川踊り=芸者踊りで年2回有る:時雨=秋雨
踊る芸者の湧水を
男に飲ませて流鏑馬たら勢い強く
道端の菊が一文字に揺れた
生憎の秋雨が降る茶席で芸者が客に
茶筅で廻され赤く紅葉した
川の舟橋に降る雪に気を付けながら渡り
こたつに隠れていちゃつけば離れた相手を
帯で首引き寄せたら変な気持ちになり
良いか淫らか分からないが縛られた体が燃えた
オマンコ覗かれ酒継がれ すする無慈悲な男