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ドラマ白い巨塔の最終回・第5話感想「財前五郎を愛した3人の女」

2019-05-27 00:45:04 | ドラマ

▪ドラマ白い巨塔の最終回ネタバレ感想

岡田准一主演・テレビ朝日開局60周年記念
5夜連続の超大型ドラマ

本日が最終回
原作:山崎豊子
 

画像:https://www.tv-asahi.co.jp/shiroikyotou/ 

■『白い巨塔』最終回・第5話 サラリとあらすじ

医療裁判で勝訴した財前五郎(岡田准一) だが、柳原雅博(満島真之介)の真実の証言により裁判は混迷を極めていく。
その最中、倒れる財前。

里見(松山ケンイチ)は財前に頼まれ、検査をする。
財前は、すい臓がんに侵されていた。ステージ4。
ほぼ治療法はなく、財前は死に向かって生きる。
母に会うことはなく、妻にみとられ死に行く財前。
最後に里見に託した手紙には
「また、いつか、きっと」とあった。

■『白い巨塔』最終回・第5話の感想

財前五郎が死んでいくことも、臓器を死後提供することも、前作・唐沢敏明の『白い巨塔』で知ってはいても、胸詰まるストーリー。

▲財前を愛した女は3人。

母:黒川キヌ(市毛良江)
女手ひとつで五郎を育て医学部を卒業させた。現在はふるさとで暮らしている。

妻:財前杏子(夏帆)
お見合いで財前五郎と結婚。

愛人:花森ケイ子(沢尻エリカ)
バー『ラディゲ』のホステス。財前が唯一心を許し、なんでも話せるのがケイ子。医師を志し、関西女子医大に入学するものの、医学界の封建制と矛盾だらけの人間関係に見切りをつけ中退。
財前を愛している。広い心とホステスという仕事で得たネットワークを駆使し、財前を陰ながら支え続けている。

▲涙の別れの場面

母との別れ

財前は、母(キヌ)には病気のことを内緒にしている。
だが、妻・杏子はこっそりとキヌに電話をして財前五郎が余命わずかであると伝えた。
それでもキヌは「会いにはいかない」と決意。
財前五郎は、病院の屋上で母に電話をする。最後まで病気のことは隠し「帰りたいな」とつぶやくのだ。
電話を切ったキヌ。くずれおちて泣く。
いくつになっても、どんなに立派になっても、母の前で五郎は子ども。

甘えたかっただろうな、最後くらい。
会いたかっただろうな、最後に。

妻・杏子がケイ子に会いに行く

ケイ子のバーに杏子がでむく。
財前五郎が残り少ないことを伝える。
会いに行って欲しいとは言わず、遠まわしに会いにいくように促す。
「いつか本当に夫婦になれる」(つまり、五郎から愛される)と思っていたと話す杏子の愛の深さ。
妻という立場の強さもかいまみえる。

愛人・ケイ子が会いに行く

杏子に教えられ、病院へ五郎に会いにいくケイ子。
バラの花束をかかえて。
財前五郎「待っていてくれ」とケイ子に言う。
もう会うことはないとわかっていてのセリフ。
それに答えるケイ子。
結婚という枠にこだわらない愛のカタチに涙。

▲里見(松山ケンイチ)のあたたかい手

屋上に行きたいという財前五郎をつれていく里見。
財前の手をにぎると
「お前の手はあったかいな」財前がいう。
里見のセリフはなくてもそこかしこに財前を思う里美の心が伝わってくる。

■『白い巨塔』最終回・第5話のまとめ

5夜連続のスペシャルドラマ『白い巨塔』。
素晴らしいドラマでした。
原作が良作であることもありますが、やはり、演技派揃い。
脚本や演出などの力は大きいと思います。
拍手!


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