つれづれ

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「ぼくの一人戦争」オールクリア感想

2015-03-06 21:29:03 | エロゲー


るーすぼーい新作の「ぼくの一人戦争」オールクリア終了しましたので感想。正直、車輪やG線レベルには遠く及ばないかなあという感想です。
おそらく今作に感情移入できるかどうかは、作品中のプロットや世界観に深くかかわる「会」の存在に納得できるかに大きく左右される気がします。
主人公が巻き込まれる問題や悲劇やそれを通しての成長etcが全てこの架空の「会」という存在に起因してるため、ライターに都合よく設定された「会」というシステムに納得して違和感を感じないかにかかっているような気がします。過去プレイをしたルートダブルという作品で製作者側に都合よく設定されたBCという架空の超能力で全て片付けられてしまった時に、設定でっち上げられてプロット組まれてもしらけるよね..という感覚に似ています。
ある意味車輪における高等弁護人によるディストピアな世界観なども言ってみればファンタジーですが、さすがに今回のはぶっ飛びすぎてるし、プロットの全てがこの架空の存在に起因していてプレイヤーを泣かせ、感動させるそのための舞台に「会」というものを無理やり持ってきた感がすごくて感情移入もしにくいし、しらける感じです。
唯一敵役のキャラのきちがい悪役ぶりは、相変わらずいい味を出していますが、過去作と比べるとやはり小物感が...。まあ今作では唯一の見所かもしれません。何かのメタファーなのかもしれませんが、この架空の世界観、システムに納得できるなら、いつものるーすぽっさはあるのである程度のラインは押さえられていますが、泣きや感動といった要素も過去作と似たような感じなのでワンパターン感を感じます。たぶん多くのユーザーがるーすぼーいに求められているレベルには、本作は到底達していない気がします。

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