ワールドカップ・ブラジル大会の開幕まであとわずか。
サポーターの中には、現地に乗り込んで応援するつもりの人もいるだろうが
そんな人に必ずチェックして欲しいサイトがある。
外務省が公開しているブラジルの「海外安全ホームページ」だ。
ここでは、各都市の治安、最近の犯罪傾向などが記載されているのだが……
その内容はとにかく “恐ろしい” の一言である。
例えば、現地時間の2014年6月14日に
日本対コートジボワール戦が行われるレシフェ。
ここには日本の出張駐在官事務所が置かれており
その駐在公館がまとめた「安全の手引き」をサイト上で確認できる。
そのページの「はじめに」は、こんな文章から始まる。
当地の治安状況は、改善の兆しが見られず
都市別の人口10万人あたりの殺人事件の発生率も
ブラジル全土で常に上位となっています。
また当地では、特に銃火器を使用した一般犯罪が多発しており
近年犯罪の手口も凶悪化していますので
「自分の身は自分で守る」との心構えを持って十分注意し
渡航・滞在の目的に合わせた情報収集や安全対策に努めて下さい。
……いきなりの強烈ジャブである。
「殺人事件の発生率がブラジル全土で上位」
「銃火器を使用した一般犯罪が多発」などの言葉が
イヤでも目を引いてしまう。さらに読み進めるとこうだ。
貧困層が居住し、麻薬売買の温床となっている
ファベーラ(貧民街)が市内に多数点在しているため
いつどこで犯罪が発生するか分からないのが実情です。
人通りの多い商業地区でも警察と強盗団の銃撃戦が
昼夜問わず発生しており、流れ弾で多くの市民が死傷しています。
観光地でも、観光客を狙ったけん銃、ナイフ等を使用した
強盗事件が発生しています。
「流れ弾で多くの市民が死傷している」って、どうすりゃいいんだyo……
では、他の都市は? と気になるところ。
外務省では
「2014年FIFAサッカーワールドカップ・ブラジル大会開催に伴う注意喚起」
というページが作られている。
そこを見れば、出張駐在官事務所があるレシフェだけでなく
日本が1次リーグで試合を行う都市、ナタル、クイアバの
状況についても紹介されている。
対ギリシャ戦が行われるナタルはこうである。
ナタルの所在するリオグランデドノルテ州は
ブラジルの他の地域と比較すると犯罪発生率は低い状況にありますが
日本と比較した場合、殺人が31倍、強盗が157倍であり
年々増加傾向にあるため注意が必要です。
犯罪発生率が低い場所で、殺人が日本の31倍、強盗が157倍って……。
ではでは、日本の1次リーグの第3戦目
対コロンビア戦が行われるクイアバは?
クイアバ市においては、サンパウロ、リオデジャネイロ等の
大都市と同じく強盗・窃盗などの犯罪が昼夜を問わず頻繁に発生しています。
殺人及び強盗事件について、クイアバ都市圏では
日本の犯罪率を比較すると、殺人が約51倍、強盗が約404倍となっており
日本とは比較にならないほど危険度が高いことを認識する必要があります。
……もはや、言葉がない。
また同ホームページでは、各犯罪の傾向についても述べられており
強盗は拳銃が用いられること、ATM で現金を引き出した後や
ショッピングセンターで狙われやすいこと
公共交通機関でも被害に遭うことが記載されている。
加えてブラジルでは「短時間誘拐」という犯罪が頻発しているらしい。
これは、けん銃等を使って脅迫し、被害者を一時的に拘束。
その間にATM で現金を引き出させ
最終的には連絡手段のない市街から離れた場所で解放するようだ。
車の乗降時及び停車時に狙われやすいとのこと。
他にも、犯罪に巻き込まれないための対策も取り上げられており
「ファベーラ(貧民街)には近づかないこと」
「単独行動を避けること」
「夜間の外出は控えること」「
人気のない場所へいかないこと」
「目立たない服装を心がけること」
「貴重品は分散して所持すること」
「カメラやスマホは目立たないように持ち歩くこと」
「犯罪やデモ発生等の最新の治安情報を入手すること」などは
最低限心がけた方がよさそうだ。
考えたくはないが、もし強盗に遭った場合、抵抗するのは厳禁だ。
ページ内では、被害に遭った場合の対処法として以下が紹介されている。
強盗や短時間誘拐に遭遇した場合、犯人は多くの場合
けん銃等の銃器を所持しており、抵抗すると命に関わる
危害を加えられる恐れもあるため、絶対に抵抗してはいけません。
また、慌てて財布を取り出そうとして
上着のポケットに手を入れたりすると
逆に武器で反撃されると犯人が誤解し
攻撃される可能性があるので、不用意な行動は禁物です。
落ち着いて、ゆっくりとした動作で犯人の指示に従ってください。
……などなど。何項目か読むだけでもゾッとしてしまうが
ブラジルで多発する犯罪の傾向と手口、その対策などが詳細に述べられている。
また、「各駐在公館の安全の手引き」
「2014年FIFAサッカーワールドカップ・ブラジル大会開催に伴う注意喚起」
以外にも、「ブラジルの危険情報」や「ブラジルの安全基礎対策データ」
在ブラジル日本国大使館、各総領事館による
FIFAワールドカップ・ブラジル大会についての総合案内サイト
「2014 FIFA WORLD CUP INFORMATION」など
いくつかのサイトが公開されているので、現地に行く予定の人は
必ず目を通しておくようにしよう。
元記事はコチラ。
4年前の南アフリカ共和国と云ひ、今回のブラジルと云ひ
どうして治安が悪い所での開催が続いているんだぃ?
JiNGGAは現地に行く事も無ければ、日本代表の試合を
TVで観戦する機会すら無さそうだけれども…
ついでに関連記事。
サポーターの中には、現地に乗り込んで応援するつもりの人もいるだろうが
そんな人に必ずチェックして欲しいサイトがある。
外務省が公開しているブラジルの「海外安全ホームページ」だ。
ここでは、各都市の治安、最近の犯罪傾向などが記載されているのだが……
その内容はとにかく “恐ろしい” の一言である。
例えば、現地時間の2014年6月14日に
日本対コートジボワール戦が行われるレシフェ。
ここには日本の出張駐在官事務所が置かれており
その駐在公館がまとめた「安全の手引き」をサイト上で確認できる。
そのページの「はじめに」は、こんな文章から始まる。
当地の治安状況は、改善の兆しが見られず
都市別の人口10万人あたりの殺人事件の発生率も
ブラジル全土で常に上位となっています。
また当地では、特に銃火器を使用した一般犯罪が多発しており
近年犯罪の手口も凶悪化していますので
「自分の身は自分で守る」との心構えを持って十分注意し
渡航・滞在の目的に合わせた情報収集や安全対策に努めて下さい。
……いきなりの強烈ジャブである。
「殺人事件の発生率がブラジル全土で上位」
「銃火器を使用した一般犯罪が多発」などの言葉が
イヤでも目を引いてしまう。さらに読み進めるとこうだ。
貧困層が居住し、麻薬売買の温床となっている
ファベーラ(貧民街)が市内に多数点在しているため
いつどこで犯罪が発生するか分からないのが実情です。
人通りの多い商業地区でも警察と強盗団の銃撃戦が
昼夜問わず発生しており、流れ弾で多くの市民が死傷しています。
観光地でも、観光客を狙ったけん銃、ナイフ等を使用した
強盗事件が発生しています。
「流れ弾で多くの市民が死傷している」って、どうすりゃいいんだyo……
では、他の都市は? と気になるところ。
外務省では
「2014年FIFAサッカーワールドカップ・ブラジル大会開催に伴う注意喚起」
というページが作られている。
そこを見れば、出張駐在官事務所があるレシフェだけでなく
日本が1次リーグで試合を行う都市、ナタル、クイアバの
状況についても紹介されている。
対ギリシャ戦が行われるナタルはこうである。
ナタルの所在するリオグランデドノルテ州は
ブラジルの他の地域と比較すると犯罪発生率は低い状況にありますが
日本と比較した場合、殺人が31倍、強盗が157倍であり
年々増加傾向にあるため注意が必要です。
犯罪発生率が低い場所で、殺人が日本の31倍、強盗が157倍って……。
ではでは、日本の1次リーグの第3戦目
対コロンビア戦が行われるクイアバは?
クイアバ市においては、サンパウロ、リオデジャネイロ等の
大都市と同じく強盗・窃盗などの犯罪が昼夜を問わず頻繁に発生しています。
殺人及び強盗事件について、クイアバ都市圏では
日本の犯罪率を比較すると、殺人が約51倍、強盗が約404倍となっており
日本とは比較にならないほど危険度が高いことを認識する必要があります。
……もはや、言葉がない。
また同ホームページでは、各犯罪の傾向についても述べられており
強盗は拳銃が用いられること、ATM で現金を引き出した後や
ショッピングセンターで狙われやすいこと
公共交通機関でも被害に遭うことが記載されている。
加えてブラジルでは「短時間誘拐」という犯罪が頻発しているらしい。
これは、けん銃等を使って脅迫し、被害者を一時的に拘束。
その間にATM で現金を引き出させ
最終的には連絡手段のない市街から離れた場所で解放するようだ。
車の乗降時及び停車時に狙われやすいとのこと。
他にも、犯罪に巻き込まれないための対策も取り上げられており
「ファベーラ(貧民街)には近づかないこと」
「単独行動を避けること」
「夜間の外出は控えること」「
人気のない場所へいかないこと」
「目立たない服装を心がけること」
「貴重品は分散して所持すること」
「カメラやスマホは目立たないように持ち歩くこと」
「犯罪やデモ発生等の最新の治安情報を入手すること」などは
最低限心がけた方がよさそうだ。
考えたくはないが、もし強盗に遭った場合、抵抗するのは厳禁だ。
ページ内では、被害に遭った場合の対処法として以下が紹介されている。
強盗や短時間誘拐に遭遇した場合、犯人は多くの場合
けん銃等の銃器を所持しており、抵抗すると命に関わる
危害を加えられる恐れもあるため、絶対に抵抗してはいけません。
また、慌てて財布を取り出そうとして
上着のポケットに手を入れたりすると
逆に武器で反撃されると犯人が誤解し
攻撃される可能性があるので、不用意な行動は禁物です。
落ち着いて、ゆっくりとした動作で犯人の指示に従ってください。
……などなど。何項目か読むだけでもゾッとしてしまうが
ブラジルで多発する犯罪の傾向と手口、その対策などが詳細に述べられている。
また、「各駐在公館の安全の手引き」
「2014年FIFAサッカーワールドカップ・ブラジル大会開催に伴う注意喚起」
以外にも、「ブラジルの危険情報」や「ブラジルの安全基礎対策データ」
在ブラジル日本国大使館、各総領事館による
FIFAワールドカップ・ブラジル大会についての総合案内サイト
「2014 FIFA WORLD CUP INFORMATION」など
いくつかのサイトが公開されているので、現地に行く予定の人は
必ず目を通しておくようにしよう。
元記事はコチラ。
4年前の南アフリカ共和国と云ひ、今回のブラジルと云ひ
どうして治安が悪い所での開催が続いているんだぃ?
JiNGGAは現地に行く事も無ければ、日本代表の試合を
TVで観戦する機会すら無さそうだけれども…
ついでに関連記事。
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