結婚運

結婚できるかどうかを占星術で占う場合、結婚を司る７室のほかに、太陽と月の配置に注目します。
太陽は夫、月は妻、というのが伝統的な占星術の考え方です。
（しかし、時代とともにこの考え方はあてはまらない部分も出てきました）

太陽は子供の頃は父親を表し、長じて夫、あるいは夫としての自分を表します。
同様に月は子供の頃は母親を表し、長じて妻、あるいは妻としての自分を表します。

父親＝夫、母親＝妻となるので、「父親に似た夫を選びやすく」なるわけです。

結婚運を見る場合、アスペクトがないよりは、ハードアスペクトでもあるほうがいいほうが良いとされています。

太陽や月がどの惑星とも角度を持たないノーアスペクトは星がどのように働いていいのか迷ってしまうために、本来の働きをしてくれないのです。
太陽がノーアスペクトの女性は１人で生きていくことを選びがちですし、月がノーアスペクトの男性はたとえ結婚していても妻を顧みないことが多くなります。

ハードアスペクトの場合は、課題が与えられているわけですから、自分がそれに対して努力すれば問題は打開されます。

太陽や月が土星とアスペクトがあると晩婚相とされます。
天王星とアスペクトがあると離婚相と言われます。
水星とのアスペクトは友達のような楽しい結婚生活を
金星とのアスペクトは愛情に満ちた家庭を表します。
火星とアスペクトがあると、早婚は失敗しがちです。
木星とのアスペクトは円満な家庭生活を意味します。
海王星とのアスペクトは現実離れした結婚になりがちです。
冥王星とのアスペクトがあると、結婚前と結婚後で人生が１８０度変わりやすいです。

一般に太陽と月のソフトアスペクトは円満な家庭を表すのですが、結婚が遅れるとそれに慣れてしまって、独身で過ごすことも少なくない配置です。

皇室の３人のお后である、美智子皇后、雅子妃、紀子妃は全員太陽と冥王星とのアスペクト持ちです。
冥王星は１０惑星のうち、もっとも遠い場所にあるため、自分の意志では如何ともしがたい運命的なものを司ります。
納得のアスペクトをお持ちである、と言えるでしょう。