今年、何度か槙原敬之さんの『どんなときも。』を演奏する機会がありました。
なんだか知らないけれどこの曲を吹くと、何とも言えない気持ちになりました。
そのときは、自分でもわからないけれど、本番中、涙を流してしまったときもありました。
先ほど、山のように積み重なった事務作業に格闘している時、テレビから、どんなときも。が流れました。
何気なく口ずさんでいると、2番の歌詞で、どっと涙が出ました。
「消えたいくらい辛い気持ち
抱えていても
鏡の前笑ってみる
まだ平気みたいだよ」
この曲が流行っていた当時、私はたぶん小学校6年生。
この部分を聴きながら、鏡の前で、泣きながら笑顔を作った当時を思い出しました。
こうやって子どもながらに、自分ではどうしようもない状況から逃れようとしていたんだろうか。
「そしていつか誰かを愛し
その人を守れる強さを
自分の力に変えて行けるように」
当時、この部分を聴きながら、困っている人を助けられるようになりたいと、心に誓ったことも思い出しました。
楽器で演奏すると、歌詞がないから、わからなかったけど、長年、封印していた自分がこの歌に少し見えました。
今年のテーマは、
「自分を知る」
「口癖の“ごめんなさい”を減らす」
でした。
軽い気持ちで立てた目標でしたが、この2つの根元にあるものが何なのか、嫌でも自覚した1年でした。
だからと言って、何か変えられるかというと、やっぱりまだ難しいみたい…。
けれど、自覚しただけで、“ごめんなさい”は減った気がする。
揺れる私の心を引き出し、支えてくれた2人に心から感謝。
去年の年末から始まった自分探しの旅。
どうやら、終着点が見えそうな予感です。