私の尊敬する画家、五十嵐彰先生が亡くなった。
私のことを初めとする、たくさんの芸術家がお世話になった。
以前行ったテューバリサイタルのちらしは、五十嵐先生の絵の前で五十嵐先生が撮影したものだ。
演奏会の度に、立て看板を作ってくれたり、照明をつけてくれたり、写真撮影をしてくれたり、いつでも応援してくれた。
五十嵐先生は、いつお宅に伺っても、絵を描いており、出来上がった作品は、すべてを注ぎこんでいるのが、素人目でも分かった。
五十嵐先生のストイックな姿を見て、私もがんばろうと何度も励まされた。
五十嵐家は、私にとって、とても重要なご家族である。
奥様とは、親友に近いほどのお友達だし、息子さんは、高校のときの同級生だ。
そんな関係もあり、私は、『五十嵐おとうさん』と読んでいた。
五十嵐先生の訃報を伺ったとき、私は、冨田勲作曲「イーハトーブ交響曲」の銀河鉄道の夜 のリハーサルの録音を聴いていた。
偶然すぎるよ。
早すぎるよ。
五十嵐おとうさん、銀河鉄道にちゃんと乗せらるように、明日しっかり演奏しますよ♪
ちゃんと聴いていてくださいね。