谷藤綾香のテューバ日記

岩手県在住のテューバ奏者、谷藤綾香の演奏活動についてです。

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指が…

2006年06月29日 01時22分54秒 | Weblog
超久しぶりに、本来の趣旨、『テューバ日記』。

私のF管は、いい音が出る。
超大好きで、ひとめぼれだった
F管を買う時に音色をとるか、音程がしっかりしているか迷ったが、音色をとった。
だから、ピッチは相当悪い。
ピッチの悩みは後日。

今日は、フィンガリングについて。

私の楽器は、良い音を目指して『ビックピストン』というシステムを採用しているらしい。ふつうのピストンより大きい。
ってか、ビックピストンって…。なんて安易な名前…。まあ分りやすくていいけど。

それはいいとして…

私は、手が小さい方だ。
ピストンが大きいということは、間隔が広いということだ。
ピストンはロータリーに比べてストロークが大きい。
試奏したとき、手が痛かったが、慣れれば大丈夫だろうし、音色には変えられないという安易な考えで決めた。


画像は、テューバ的に一番嫌な2.4番の指だ。
小指が、かかるか、かからないかかなり怪しいかんじ。
これに、5番(右手・親指)が入ると、かなりの時間的ロスが生じてしまう。

5番は、そのままだと全く届かないため、軽く、改造しているが、それでも長さが足りない

こんな理由から、1,2番のピッチが高くても、3番で代用ではなく、2番トリガー(左手)で対応していた。
しかし、最近色々な事情から、トリガーだけでは対応し切れなくなった。
仕方がなく1.2番ではなく、3番にすることにしたのだが、とにかく指が言う事を聞かない。
しかも、B管と指がこんがらがり、もうやなかんじだ…


しかし、良いこともあった。

今、ヴォーン・ウィリアムス作曲のテューバ協奏曲という、テューバ界では知らない人はいない曲をさらっている。

この曲、私は好きである。
イギリスの民謡がベースになっているので、親しみやすい。
2楽章は、泣きそうになるほどドラマティックだ。

そんな好きな曲だが、テューバのオーディションといえばこの曲…。
コンスタントに練習しなければという脅迫概念と、オーディションの嫌なイメージと重なってしまい、最近、疎遠になっていた。

しかし、今回のフィンガリングの一件で、1からのスタート的な新鮮な感じ
今まで思い込んでいたことを違う観点で見ることができたり、今まで先生たちがおっしゃっていたことがやっと理解できたりして、初めてさらった時のようなワクワク感が楽しい。

明日は、V.ウィリアムスの初合わせ。
新しい解釈は果たして通用するのか否か
これまたドキドキだ。


誰か、指を長くする方法を教えてください…


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4 コメント

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教えて下さい。 (藤田啓義)
2006-06-29 21:56:16
聞きたい事あるんですけど、曲の中でDとGの音が出て来たら

1、2 を使った方がいいんですか? それとも3を使った方がいいんですか??



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藤田くんへ (谷藤)
2006-06-29 22:32:08
1.2と3は、同じ音が出るけど、管の長さが微妙に違うからピッチが変わるよね。

1.2が高くて3が低い。

だったよね。



だから、ピッチに合わせて使い分けるんだよ。

あと、早いパッセージとかは、どっちか早く動く方を使うといいよ。



わかったかしら?わからなかったらもう一度聴いてちょーだい☆



ってかわからないことがあったら、くだらないと思うことでもわしのメアドに直接くれてもいいよ~ん♪
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Unknown (藤田啓義)
2006-06-29 23:17:42
海へ…

の最初のDの音の二分音符は1,2でやってたんですけど、

1,2と3はどっちで吹いた方がいいですかね;;



谷藤さんのメールアドレス分かりません(>_<)



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藤田くんへ (谷藤)
2006-07-01 00:56:48
う~ん…。

藤田くんのを聞いてないからなんとも言えないな…。



ピッチが良い方で吹けばいいと思うよ。

一般的には3だと低くなりすぎるから、1.2でとるけど…。



アドレス知らなかったのか…。

ごめんね…。

今度会った時に教えるね。

それかだれか知ってる人に聞いてもいいよ。
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