最近忙しすぎて自分の身体がぼやっと輪郭が捕らえづらくなってきて自分の体が自分のものでないような感じがしてきたので、「こらあかんわ」と思い、先日ようやく三宮にある二宮温泉へ行って冷えた体を湯船に浸からせて、ついでにサウナも入る。
最近夜がとっても寝苦しくてクーラーを27度で除湿にセットしてつけっぱなしにしているので膝下が冷えてしまう。家のお風呂ではなかなか芯からあったまらないので銭湯に行くのが億劫だと言っても行かなければ体調が少しずつ下がってしまうので、真夏のこの暑い中タオルを入れたリュックを背負ってバスと電車を乗り継ぎながら銭湯に行く。
銭湯が近所にないので行くのが面倒やなぁーとは思うものの、お店に入り服を脱いで湯煙いっぱいの浴室の中でゆっくりと体を馴染ませながら湯船に入るともう気持ちいい。あとは時間をかけて脳みその真ん中に芯のように入っている仕事に対する焦りや心配事を時間をかけて溶かしていく。「まぁ〜なるようになるっしょ」と思えるようになるにはいつも一時間以上かかる。
途中で水風呂に入るのだがこれがたまらない。自宅では一つしかない湯船で水とお湯と交互に入るなんてできないから銭湯に通うのだと思うくらい気持ちいい。湯船で体を温めてからようやく水風呂に入り、自分の体をどんどん冷やしていく。しばらくするとだんだん皮膚が震えてくる。水が振動しているのか、自分の皮膚が震えているのかわからない。そこまで冷やしてからフラフラになった頭を転ばないようにしながらまた湯船やサウナに入って体を元の体温に戻していくのがたまらなく気持ちがよくて快感過ぎます。
それからようやく自分の体の自覚ができてくる。きちんと自分の体の範囲というか輪郭というか、どこまで自分の体で自分の背骨がちゃんとあって、とかがつかめてきます。
ということを時々しているあきのりでした。銭湯おすすめっす。
写真は銭湯の帰りに撮った走るバスから撮ったアスファルトの道です。銭湯と全然関係がない。