AviUtlのカメラ制御の使い方を完全攻略!!

AviUtlという無料の動画編集ソフトで3D映像を作る事が出来る「カメラ制御」オブジェクトの使い方につい徹底解説します。

AviUtlのアニメーション効果エフェクトの「立方体(カメラ制御)」の使い方!!

2023-04-22 07:56:29 | AviUtl

AviUtlのエフェクトの1つに「アニメーション効果」というエフェクトがあります。

「アニメーション効果」というエフェクトでは、様々なアニメーション系のエフェクトを施す事が出来て、その中にはカメラ制御の対象として3D映像を作るときに利用できるものもあります。

AviUtlのアニメーション効果エフェクト
AviUtlのアニメーション効果エフェクト

アニメーション効果エフェクトの中でカメラ制御と合わせて使う事が出来るものの中に「立方体(カメラ制御)」というものがあります。

この「立方体(カメラ制御)」では、3Dの立方体を作る事が出来るので、使い方を覚えれば、カメラ制御を使う時に、立方体の3D映像を作る事が出来るようになります。

AviUtlのアニメーション効果エフェクトの「立方体(カメラ制御)」
AviUtlのアニメーション効果エフェクトの「立方体(カメラ制御)」

「立方体(カメラ制御)」の設定項目

「立方体(カメラ制御)」をアニメーション効果で選択した時点で、自動的にそのオブジェクトを3Dの立方体に変化させてくれます。

ですので、「立方体(カメラ制御)」というエフェクトの設定項目は「サイズ」という項目しかありません。

「サイズ」の値を大きくすると立方体が大きくなります。

「立方体(カメラ制御)」のサイズを大きくする
「立方体(カメラ制御)」のサイズを大きくする

また、図形オブジェクトに「立方体(カメラ制御)」エフェクトを施した場合、図形の色が一色だと立体なのかどうか判断できないので、図形オブジェクトに「立方体(カメラ制御)」エフェクトを施す場合には、「グラデーション」エフェクトも一緒に施すようにしましょう。

立方体を直方体に変化させる

「立方体(カメラ制御)」エフェクトを施した場合、図形オブジェクトなどの「縦横比」項目による図形の縦横比の調節が行えなくなります。

ですので、3Dの立方体を直方体などに変化させたい場合には、「基本効果」エフェクトの中の「拡大率」を使います。

「基本効果」エフェクトの「拡大率」を追加する
「基本効果」エフェクトの「拡大率」を追加する

「基本効果」エフェクトの「拡大率」の「X」と「Y」の値を調節すると、立方体が直方体に変化します。

「基本効果」エフェクトの「拡大率」で3Dの直方体を作る
「基本効果」エフェクトの「拡大率」で3Dの直方体を作る

枠線だけの立方体と直方体

図形オブジェクトに対して「立方体(カメラ制御)」エフェクトを施していて、立方体と直方体の映像を枠線だけの状態にしたい場合には、図形オブジェクトの「ライン幅」の値を小さくしましょう。

図形オブジェクトの「ライン幅」の値を小さくする
図形オブジェクトの「ライン幅」の値を小さくする

このように、AviUtlのアニメーション効果エフェクトで「立方体(カメラ制御)」を選択すると、オブジェクトの映像を3Dの立方体にする事が出来ます。

 

AviUtlのカメラ制御の「シャドー(カメラ制御)」エフェクトの使い方!!

2023-04-05 07:24:51 | AviUtl

AviUtlのカメラ制御の「シャドー(カメラ制御)」エフェクトでは、カメラ制御の対象となっているオブジェクトの映像に影を付ける事が出来ます。

カメラ制御の「シャドー(カメラ制御)」エフェクト
カメラ制御の「シャドー(カメラ制御)」エフェクト

※ ただ、「シャドー(カメラ制御)」エフェクトで付けられる影は、カメラ制御の対象となっているオブジェクト同士でしか影が付かないので、図形オブジェクトをカメラ制御の対象にしつつ、X軸回転で90度回転させて、地面に敷いている状態にしないと、他のオブジェクトに付けられる影が確認できませんので注意して下さい。

今回は、この「シャドー(カメラ制御)」エフェクトの使い方について紹介していきたいと思います。

「シャドー(カメラ制御)」の設定項目

「シャドー(カメラ制御)」エフェクトの設定項目には「光源X」「光源Y」「光源Z」「濃さ」「精度」があります。

「シャドー(カメラ制御)」エフェクトの設定項目
「シャドー(カメラ制御)」エフェクトの設定項目

光源X / 光源Y / 光源Z

「光源X」「光源Y」「光源Z」という項目では、照明のような光源(被写体などの対象を照らす光の源)の位置を調節する事が出来ます。

例えば、「光源X」の値が「1000」の場合、光源(照明)の位置がX軸の1000pxの位置にあるので、照らされる被写体の影が左側に伸びるようになります。

「光源X」の値を「1000」に設定
「光源X」の値を「1000」に設定

逆に、「光源X」の値を「-1000」に設定した場合、光源(照明)の位置がX軸の-1000pxの位置に移動するので、照らされる被写体の影が右側に伸びるようになります。

「光源X」の値を「-1000」に設定
「光源X」の値を「-1000」に設定

濃さ

「シャドー(カメラ制御)」の「濃さ」という項目では、影の透明度が調節できます。

「濃さ」の値を小さくすると、影の透明度が増していきます。

「濃さ」の値を小さくした
「濃さ」の値を小さくした

精度

「シャドー(カメラ制御)」の「精度」という項目では、影の輪郭のボヤケ度合いを調節する事が出来ます。

「精度」の値を小さくすると、影の輪郭のボヤケ度合いが増します。

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「精度」の値を小さくした

このように、AviUtlのカメラ制御の「シャドー(カメラ制御)」エフェクトでは、カメラ制御の対象となっているオブジェクトの映像に影を付ける事が出来ます。