シロ子:なあチビ、あんたよう人間に体さわらすなあ。気持ち悪ないか?
チビ:気持ちええで。
シロ子:うちなんぼ人間にエサもろうてるからいうても、絶対にさわられたないわ。なあ、ぶさ子。
ぶさ子:ほんまや。ぞっとするわ。
チビ;あんたら、そんなこと言うたらばちが当たるで。だれに毎日おいしいもん食べさせてもろうてるねん。ようそんなこと言うな。
シロ子:それでもイヤなもんはイヤやで。
ぶさ子:触られるぐらいならエサなんかいらんわ。自分でバッタでもネズミでも捕って食べたらええねん。無理に人間に食わせてもらわんでもかまへん。
チビ:そんなこと言うんなら、明日からもう来んとき。
シロ子:なに言うてんねん。あんたこそ来んときぃな。そもそもここは私が見つけた場所やねんで。わたしがあんたに教えてあげたて連れてきてやったんやないか。
チビ:それはそうやけど・・・