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サモアの海人[kaijin]

歳は30代半ば、愛しい妻と娘を日本に残し、青年海外協力隊として、南太平洋の島、サモアへと派遣されました。

To Sua Trench

2010年03月13日 | 


最近、活動で忙しく久しぶりの更新。しかもまた遊びに行った話。次からは仕事の話もしよう
これは年末年始ではないが、サモアで一番スペクタフルだったビーチ
To Sua Trench(トスア トレンチ)

Story in my vacation again… next time, I definitely write about my work…
It was not year end holiday.. But it was most spectacle beach I had ever been.
The name is To Sua Trench


トレンチって溝とか堀の事
ここ、何がスペクタフルかというと、波が岩を削り、横穴を作り、いつしか縦穴がぽっかり崩れ落ちてできたもの。そしてこの縦穴と外洋がつながっていて海水が竪穴に入り込んでいる。だから竪穴から泳いで洞窟を抜けると、外洋に出ることができるのだ!(図参照)
Why is it spectacle? The waves from ocean shaved the cliff and made cave. And the wave also made well. The cave and well(trench) is connecting under the ocean by accident! We can swim from well (trench) to open sea through cave.! (see my illustration)



ではスペクタフルな画像を
So, I gave you spectacle image! Ha ha.


縦穴の底のプールを泳ぎ、
Swim in the bottom of well(trench)

この岩の壁を潜って抜けると
(岩の壁を潜るには深さ1mくらい潜って、3mくらい潜水しなければならない.。暗くてかなり怖い先が見えないからパニクる!!)
Dive and pass through the stone wall,(to pass through the stone wall, we have to dive more than 1m, and go forward more than 3m. It is so scared. Dark enough, you can start to panic easily)

洞窟の中に出る!
Then we come out in the cave


そしてもう一度岩のゲートをくぐると
After that, pass through the rock gate,

外洋にでる!!
We can pass through open ocean!

この日は波が強く、もぐっている時に波に戻されたりして、かなり恐ろしい。潜ったときは暗くて先が見えないから本当に恐怖を覚える。自分も先輩隊員に先導してもらい、初めて潜った時は恐怖だった。そして今は先導する先輩隊員という存在になってしまった。。。
ここは危険なので一人では行ってはいけない
It was so windy at that day. When we were diving and try to go forward, the wave pushed back us. Sooo scared!! Here is kind of dangerous place, you should go with your friends. Not by yourself.



他にも磯遊びができる場所がたくさん。ただし、サンゴや岩で体を切る事が多い。流れも速いから恐ろしい場所もある。岩に叩きつけられないように慎重に

しかし、サモアで一番スペクタフルな場所であることは間違いない

We can also enjoy snorkelling, swimming and playing in a stony shore.
In one condition, we scratch body by coral, rocks…
Also the current is very strong. Watch out not be hit by rocks…
But here is definitely most spectacle beach in Samoa!

TSUNAMI 2

2009年10月09日 | 
これは前回の続きです。前回の記事から読んでください。

Please read previous article. This is countinued from previous story.


翌日木曜日、災害が気になり、職場に災害現場で支援したい旨を伝える。是非行ってくれとの回答だが、実は昨晩から環境省の各部署が支援に乗り出している様子で、現場へ政府の公用車はすべて出払っている模様。被災地へは自分の家から車で80分ほどかかる。
何か出来ることはないかと、国立病院そばにある、赤十字へ尋ねに自転車で急行。赤十字では現場に支援物資を送る車があったため、その車に乗り込み、現場へ急行。その時、オーストラリアからのインターン生、ドイツからの観光客も同乗。全員がこの事態に対して何らかの助けになりたいと思っていた人々。

現場に到着。改めて被害の大きさに声が出ない。

その日は、首都から届く救援物資(水、食糧、衣類)を非難している村人に配布する仕事であった。日本では学校や公民館が避難所となるが、サモアの人々は親戚や家族の家に身を寄せる。親戚の畑にテントを張って生活している人々も多い。



家族の人数が多いのがサモアの家庭だが、ひとつのテントに30人が暮らしているというのも珍しくない状態であった。食糧(米や缶詰)、水、衣類をそのキャンプ地まで持って行くと、皆が駆け寄り、それぞれの被害を訴えていた。赤十字は家族の人数を確認し、それに応じた配布に努めていた。食糧を配ると、そのお礼にタロイモ等をくれる村人もいた。非常時にも、サモア特有の分け合う精神、困っている人を助ける精神には心打たれた。
Thursday;
Some government people work for disaster area. I wondered about what I can do. The disaster area takes 80mintes by car from my place. Then I jumped Red Cross car which was bringing support things. Some other people from Australia, Germany did same thing. We rushed to the disaster area.
We distributed water, food and clothes to the village people with Red Cross. People in disaster area helped each other. The bound of Samoan family touched me to the heart.



翌日金曜日、再度赤十字を訪れ、現場へ向かう車に同乗させてもらう。今回はイギリスとニュージーランドからの観光客夫婦4人と一緒であった。ニュージーランドから来ていた夫婦は津波の前日まで、正に被害のあった場所に宿泊していたらしく、動揺は隠せないが、何か運命的なものを感じ、ボランティアをしたいと思ったらしい。

その日、現場にいた環境省で働くオーストラリア人から、Queens LandからきているAustralian rescue team を紹介され、彼らを手伝うことを提案された。被災地での行方不明者の捜索である。マスクとゴム手袋をし、瓦礫の中を捜索した。被災地の中心に入り、倒れた木や家屋、岩をどかしたりしながら行方不明者の手掛かり(パスポートやIDを含む)を1日中探した。乾季のサモア、強烈な日差しと、腐敗臭、ほこりの中、とにかく捜索を続けた。初めて見る光景だった。
 Aussie rescue teamはとても自分に気を使ってくれた。水分補給や、休憩、食事も声をかけてくれて、健康を気づかってくれる。足手まといにならないようにとにかく出来る限りのことをした。


彼らはテントを張り、被災地に集団生活している。遺体が見つかると、皆ヘルメットや帽子を脱ぎ、搬送されるのを見守っていた。彼らは何度もこの命の重さを再認識する場面に何度も立ち会っているのだ。自分に気を使ってくれる時の明るさからは想像できない張りつめた空気である。

 とても長い1日であった。その日の捜索は終了となった。翌日もぜひ手伝わせてほしいと依頼すると、ニッコリと笑ってくれた。その日の帰り道、トラックの荷台に揺られながら、首都まで帰るNew Zealanderの女性2人と知り合う。話を聞くと、津波の日、正に海辺に宿泊していて、命からがら逃げたというのだった。ひとりの女性は、地震後も本を読んでいて、友人の叫び声であわてて逃げ始め、斜面をよじ登っている逃げる際に腕に怪我を負い、ギプスをしていた。持っていた荷物やパスポート、現金をすべて失い、困っている2人にサモアの人々が衣服や現金をくれたという。なので怪我をしているにもかかわらず、ボランティアとして残り、被災地のために働いたのだ。頭が下がった。

Friday;
I met Australian rescue team they came from Queens Land. I offer them to help. Their task is search the missing. With rubber gloves and face mask, I searched in a lot of debris after the TSUNAMI. It was very heart of disaster area. Here in Samoa, now is dry season. It was strong sunshine, dusty and smelly... as I said it was chaos. I could not believe the sight.
Aussie rescue team always took care of me. Should drink water, have a rest, have a food, fine or not. I did everything as much as possible try to not be a drag to the rescue team.
They are camping in the disaster area. They worked earnestly to support Samoa. I would like to pay my respect to them.
It was longest day in Samoa. I offer them to help tomorrow as well. They smiled on me.
On the way home, I met 2 women from New Zealand. They were there at the moment of TSUNAMI and escaped with their bare life. One woman injured her arm escaping TSUNAMI. And they lost passport, money and everything. But Samoan people gave clothes and money to them kindly. So they decided stay and help the disaster place.


翌日土曜日、再びAussie rescue teamの手伝いをする。この日はニュージーランドから、行方不明者捜索専用の犬が到着し、犬の嗅覚を利用した捜索が続いた。この日も長い1日だった。未だ行方不明者は7名ほどいるとのことである。行方不明者は海にいる可能性も高いため、シュノーケリングによる捜索も行っていた。
Saturday, went disaster area and help the Aussie rescue team again. In that day, the special trained dogs were arrived from New Zealand. These dogs and New Zealand police and army joined search group. It was long day too. About 7 people were still missing. There is possibility that they are in the ocean, so some police searched in the ocean using snorkel at the same time.



翌日日曜日、再び捜索の手伝いに現地へ。Aussie rescue teamに合流すると、今日の捜索はできないという。日曜日は敬虔なChristianであるサモア人にとって、働いてはいけない日なのである。皆が教会でミサを行う。あのような惨劇が起こって初めての日曜日である。皆が祈るのである。自分が今いるのはサモアだ。現地の人々の考えに沿って行動すべきである。Aussie rescue teamと、明日の再開を約束し、帰り道他の村の被害状況を見ながら帰った。途中、知り合いのサモア人に何人か会い、無事を確認できた。ひとりのサモア人は涙ながらに状況を説明してくれた。彼女も神のおかげで家族全員が無事だったと涙を流していた。
Sunday; went disaster area and help the Aussie rescue team again. I joined the team but they said we cannot search today. We cannot work today. It was Sunday. Samoan people are pious Christian. Working on Sunday means disrespect for God. It was fist Sunday after the TSUNAMI. All Samoan people were praying. Here is Samoa. When in Samoa, do as the Samoan do. I promised Aussie rescue team to meet again tomorrow, after that, go back my place. I dropped by other village and met some friends. I could confirm their safe. One of my friends explained her situation with tears. She also thanked God for saving her all family.

翌日月曜日。再びAussie rescue teamの捜索を手伝いに行く。自分はその道のプロでもないので、足手まといになるのを心配していた。何も言わずに自分の申し出を受け入れてくれたAussie rescue teamに本当に感謝している。
この日で、ほぼ全てのエリアの捜索を終えた。残念ながら数名の行方不明者は未だ発見できていない。Aussie rescue teamにとってこの日が最後の捜索となった。最後まであきらめず捜索を続けた彼らには本当に頭が下がった。硬い握手で別れた。彼らからいろいろな事を学んだ気がする。
Monday; went disaster area and help the Aussie rescue team again. I’m not a professional in rescue, so I was afraid that I disturb the team. But they took my offer. Much appreciated!!
And this day was the last search day for us we finished almost all areas. They worked hard for Samoan people to the end. I left with clasp hands with them. I believe I learned many things from them.



翌日火曜日。JICA事務所の方々と現地でどのようなサポートを必要としているか再調査。サモア国内をはじめ、ニュジーやオーストラリアから続々と救援物資が届いている。サモアの人々は津波でばらばらになった家を解体し、資材を種類ごとに分別し、再び雨をしのげる住居を建て、生活を始めていた。なんというたくましさだろう!村人は不平不満を言うことなく復興に力を入れている。JICAとして、一ボランティアとして、自分に何ができるか考えながら今後も行動したい。
Tuesday; researched into what kind of support they need with JICA staff, JICA volunteer. The support things are arriving one after another from not only from Samoa, but also New Zealand, Australia, and other countries.
Samoan people are positive thinking. They separate debris and rebuild the house again. What a tough mind they have! They don’t say complaint. They try to recovery the village. As JICA, as volunteer, I’d like to act with reflecting what I can do, what I should do for this situation. I mean I’m going to continue help disaster place...

海へのポイ捨て その2

2009年03月25日 | 
サモア人のフェリーから海へのポイ捨てについての続き。
目の前で海のごみを捨てられたことがかなりショックで、(しかも環境教育隊員と自己紹介した直後)
とにかくフェリーの運航会社を訪ねた。せっかくゴミ箱が船内にせっちされているのやから、そこに捨てるように働きかければ少し変わるはず!!
アポなしで、船舶会社へ。受付で自己紹介と事情を話すと、なんとACEOと面会できることに!ラッキー!!
ポスターを作って、ごみ箱を目立つようにしようと提案。
「それはいい。うちにある、4艘の船すべてに貼ろう!チケット売り場にも貼ろう!」
サモア人は調子いいからなー。でもプリンタでカラー印刷してくれることになった。
そこが一番の問題やったので、とにかく話が前に進んだ。

その後、何度かの打ち合わせ。約束をすっぽかされたことも何度もあった。
いちいち腹を立てていたら進まない。
この約束にルーズな面は、最初にアポなしで話ができたことを考えると、いい面とも解釈できる。

ピースコーに英文を見てもらったりしてポスターは完成。ACEOと船に貼りに行くことができた!!

数日後、フェリーに乗る機会があり、ポスターが貼られているのを確認。安心していると、船内放送が…
「ゴミは海でなく、ごみ箱に捨てましょう!サモアを美しく!!」
こんなアナウンス今までなかったよ?どうしたん?

後でACEOに聞くと、ポスターの話が出てから会社内で話し合い、自主的に船内放送を始め、注意を促し始めたとの事。

ポスターを貼れたことよりも、このように自分たちで何とかしようとしたサモア人の姿に感動!動いた甲斐があったー

喜んでいたのもつかの間、デッキの上の船員がペットボトルを海に投げ捨てた。
説得力ないやんこれ!!あせってはいけない。少しずつ少しずつ…




海へのポイ捨て

2009年03月25日 | 

久しぶりに、仕事の話をしようと思う。
環境教育隊員として派遣されているものの、実際の環境教育をなかなかさせてもらえなかった。これは職場のニーズの問題である。そのことはおいおいに説明するとして、今回は自主的に取り組んだ海へのごみのポイ捨ての事。

島国サモアの重要な交通手段、フェリー。乗船するとサモア人が海にゴミを投げ捨てるのをたびたび目撃する。確かに海に捨てれば、ごみはすぐに見えなくなる。
しかし、分解されない限り、海底に沈むか、どこかに流れ着いているのだ
この前、フェリーで自分の前の席に座ったニュージーランド在住のサモア人女性と話していた。日本から来て環境教育隊員としてサモアでボランティアしていること、日本のこと、ニュージーの事。いろいろ話していた。

突然彼女は自分のジュースを飲み干すと、しぜ~んにペットボトルを海に投げ捨てた!!
サモア人女性のたくましい右腕から放たれたペットボトルは放物線を描いて海に消えた。

自分はその放物線を目で追いかけながら、なんでやねーーーん!!と心の中で叫んだ。さっき、俺は環境教育隊員だと言ったやろ!?

多くのサモア人はポイ捨てに罪の意識がない。よく言われるのは昔からバナナやマンゴーの皮をポイ捨てしてたからそれと同じ感覚とは言うけれど、明らかにペットボトルが分解されにくいことは分かっているはず。そして、自分の家には捨てたりしない。
何よりも船にはごみ箱が備え付けられている。 少し歩いてそこにすてればいいのに

ゴミ箱にゴミを捨てることが何故できない?昔からの習慣というものが、ポイ捨てを習慣化してしまった。
目の前でやられたのはショックやった。何とかせなあかん。

写真はフェリーを待つ乗客。豚も大切な荷物。

SURF in Samoa

2008年12月02日 | 


サモアでサーフィン、これは自分でもtryしようと思っていた。
しかしなかなか家からサーフスポットまでが遠いのと、始めるきっかけがなかった。
 この前のハロウィンで、Peace Corpsのボランティアと話をして、バスで行けるスポットの情報を手に入れた。
試しに行ってみることにした。
サーフボードは借りた。



波が高い!恐ろしい!!
サモアの波は中、上級者用。
日本でサーフィン経験はほとんどなし。
パドリングさえ難しい。勘弁してくれ!と久しぶりに感じた。
しかも海底は岩やサンゴで固いし、けっこうしゃれになりません。
そして波が強くてリーフシューズや海パンが脱げそうになる。
こんな波は初体験!!
波に乗るというより、波にもまれた。波乗りジョニーへの道は遠い。
 その横を9歳だというサモアの子供がきれいにtubeをくぐっていった。
 久しぶりに悔しい思いをしたー。
サモア人ってやっぱり運動神経が抜群。
 2時間くらいで切り上げた。
というか、もう無理だった。
体の疲れと気持ちの疲れ。このまま続けると死ぬるなー。と気持ちが折れた。


 
 海から上がってfareで休んで少し地元の人と話をした。
この海岸に入るには1回10タラ(500円)ほどの入場料がかかる。
貧乏ボランティアにはけっこう痛い出費だ。しかもここのビーチの管理は(どこのビーチもそうやけど)その土地を所有しているfamilyがしている。
すぐ近くに家があって、明るい時は入口に立って、料金を徴収している。
そのfamilyにサーフボードを持っていないと言ったら、家にあるボードを安く売ってやると言ってくれた。
それを家にkeepしてもらえるらしいので、今後はバスでも通えそうだ。
しかし、しっかり商売してるなー
 サモアでスポーツとなるとそれぐらいしか思い浮かばない。今後もチャレンジしようか…

釣り

2008年09月16日 | 
 何度か魚のことを書いてもいますが、サモアの海岸にも、魚はウヨウヨしてます。でも、場所を選ばないとReefがあるので、投げ釣りをすると、必ずと言っていいほど引っかかります。あのFish Marketに並んでいる魚は、漁師さんが、沖まで出て、網で取ってきたものなのでしょう。
 この前、ビーチに泊まりで出かけました。釣りをしようと意気込んでいたのですが、投げては引っかかり、投げては引っかかりの繰り返し。遠浅の海岸なので、どんどん沖に進んで行き、結局は写真の用にほぼ海面から顔だけ出た状態で投げ釣りをしました。その場所で、水中眼鏡をつけて、海中を見れば、魚がよーくみえます。その魚のところに、えさを持っていってやった方が早いのではないかと、少しやる気をそがれます。結局1匹もつれませんでした。餌は、海岸にうじゃうじゃいるヤドカリの肝を使いましたが…。
 サモアにあるビーチにはビーチファレと呼ばれる、やしの木や葉で作った家(小屋)が建っています。日本の海の家と言う感じでしょうか。そこを1件借りて、泳いだり中で休んだり出来ます。泊まることが出来るファレもあります。その場合は中に蚊帳をつってくれます。朝食つきで日本円で2500円くらいで泊まれます。リゾートホテルもいいけど、これを体験するのもいいと思います。