「ウィッグのある生活」エピソード

こんにちは

日野市の再現美容師、ル・トレフルの池田です






再現美容師として患者さまにヘアエピテーゼ医療用ウィッグをお作りしてきて、いろんなお話しをしてきたなぁ～と…

今日は、ふと、思い返してみました。


そこで、ちょっとしたご家族エピソードのご紹介






「ウィッグのある生活」


なんだか某雑誌のタイトルのようですが
ご家族の誰かにウィッグが必要な生活が始まると、ご一緒にいるご家族も必然と「ウィッグのある生活」が始まります。




それは、ご家族にとって今まで無かった光景。


⚫︎脱衣所にウィッグが置いてある
（頭があるように見えて毎回家族がビックリ！する）

⚫︎怖がると思って押入れに入れとく
（結局、知らずに押入れ開けた家族がビックリ！する）

⚫︎ご自宅メンテナンス用のお顔付き人形が、ある日突然我が家にやってくる
（家族が増えました …とは思えない）

⚫︎暗闇の部屋を開けると、そこには生首！ならぬ、メンテナンス用人形
（悪意のドッキリ！ 犠牲はだいたい息子かご主人）



見慣れないウィッグや道具に、初めはいろんな意味でご家族も大変なようです。





けれど、そのウィッグがご家族の「生活の一部」となっていくと、

⚫︎天気予報で家族で気になるのが「風」
（風が強いと家族内で「ヅラ注意報」発令）

⚫︎喋り出したばかりのお子様が、被っているウィッグを「帽子」と言う
（被るものは全て帽子。 お願いだからお外では言わないでね）

⚫︎ウィッグとメンテナンス用人形に名前をつける
（ご家族みんなが愛着を持つけど、うっかり外では言えない）

などなど、家族ネタが増えていくようです









治療や脱毛することに大変辛い思いをされている患者さまから、私が作ったウィッグでなんとも微笑ましく少し笑えるエピソードをお伺いすると、
あらためて、患者さまとご家族の生活に密着した大事なものを私は作らせていただいているんだなぁと実感します。

患者さまとご家族にとって大切なウィッグを作っているんだなぁと…

私にとって、ほのぼのと感慨深いエピソードでした












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